折立から室堂へ単独テント泊縦走(10)獅子ヶ岳編

折立から室堂へ単独テント泊縦走獅子ヶ岳編タイトル

五色ヶ原キャンプ場で偶然にも友人と会え、楽しいひと時を過ごせました。あとは五色ヶ原キャンプ場から室堂ターミナルへの道のり約6時間を歩けば、今回の山行は終わります。ただ…うん、最終日がけっこう大変でしたよ。

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▶ 04話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(04)薬師岳編
▶ 05話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(05)北薬師岳・間山編
▶ 06話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(06)スゴ乗越小屋編
▶ 07話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(07)越中沢岳編
▶ 08話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(08)鳶山編
▶ 09話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(09)五色ヶ原キャンプ場編

人生初の雷五色ヶ原キャンプ場の夜

さあ明日へ向けて、さっさと寝よう!とシュラフに潜り込み目を閉じる。

早く寝ないとね…明日の朝も早いのに…

横になっている登山者のイラスト3

と、思えば思うほど眠れないものですよね…数を数えたり、寝れるように眠れる〜眠れる〜私は眠れる〜と自分に暗示をかけてみるが…まったく眠れなーい!
弱ったなぁ…そこに追い打ちをかけるかのような…

ピカッ!

と、テント越しに光が走り…そして…

ゴロゴロゴロ…

これ!雷ですわー!

テント_登山者のイラスト

私の登山で初のテント場で遭遇する雷ですよ…。
音の大きさから、今いる場所から遠い場所で発生しているだろうが…怖い!
場所は遠いので、落雷や音の振動がきたりはしないんですが…本などで山で遭遇する雷の恐ろしさを読んでいるので…

今鳴っている雷がこちらへ来たらどうしよう〜!

テント_登山者のイラスト

寝つけなかったトコへ雷までやってきたのでますます眠れない〜!
テントの中にいても、目をつぶっていても、空で稲光が光るとわかる…。
さらに…続けて雨までもがザーッ!っと降ってきた!

どうしよう…このまま私のテントが水没したら…

テント_登山者のイラスト

明日の行動のためにとにかく早く寝ないと…でも寝ている間に雨だの雷だので何かがあったら対応できるのか?
不安や心配が頭をよぎって全然眠れない〜

でもね…怖かったけれど、隣にはゴクウとペジータがいてくれることが…ちょっと心強かった。
一人で雷キャー!ってなるより、三人でキャー!ってなった方がちょっとマシ…かな?
が…雷が鳴ろうが、雨がガンガン降ろうが隣のテントからは何の反応もない…むしろ、イビキがまだ聞こえる。

やはり…私は彼らには敵わないな…。

横になっている登山者のイラスト2

その後もずっと雨が降り続き…起きたり、うたた寝したり…また起きて時間を見て、また寝たりを繰り返して、時間は朝の3時。

あら…雨がやんだ?

テント_登山者のイラスト

外は真っ暗だが、昨夜からずーっと降っていた雨は今、止んでいる!
今のうちだー!とテントから飛び出し
急いでテントを撤収!
急いでテント一式をザックにしまう!
急いでレインウェアを着込む!
それらを済ませた時にまた雨が降り出してきたので、ギリギリセーフ!
隣のゴクウとペジータのテントは未だ撤収の雰囲気はないので、テント越しに…

私、出発準備ができたので室堂に向かって出発しますね!

指差す登山者のイラスト
と、声をかけて、彼らより一足先に五色ヶ原キャンプ場が出発することになりました。

が…歩き出してすぐ…すぐに雨が降り出して来やがった…!
しかもけっこうな勢い…。

雨の中の五色ヶ原キャンプ場

それでもテントを撤収してしまい、雨宿りをする場所もないので立山方面へ向かって歩き出しました。

暗い中を出発五色ヶ原キャンプ場からザラ峠

五色ヶ原キャンプ場からザレ場までのイラストマップ

ねえ…知ってた…?夜明け前、しかもけっこうな雨の中歩き出すとね…

周りが全く見えなーい!

怒る登山者のイラスト007

五色ヶ原キャンプ場を出てすぐは、木道があったので、それを頼りに歩けば何とかなったんですが…木道はどこまでも続かない。
そのうち木道は終わり、自分がいるのは土の上。そうなると…。

えっと…どっち方向へ進めばいいのかわかんなくなっちゃった…

疲れ切った登山者のイラスト

カメラの明かりのおかげでアップしている写真は明るく写っていますが、実際はほぼ真っ暗でした…この時。

このまま、闇雲に歩きだしたら…道に迷う。
しかたがないので…とりあえず雨が落ち着くまでココにいよう

ザックカバーをかけた登山者のイラスト
けれども一向に雨はやまないのだ。
この状態で進むのは絶対に危ない、道迷い又はルートから外れて滑落などの状況に合う可能性大だ!

どうしよう…五色ヶ原キャンプ場に戻ったって…逃げ込む場所はないし…

疲れた登山者のイラスト003

真っ暗な中で一人雨に打たれて佇む…。
一人で暗闇にポツンは辛いなあ…。
あーあ…ゴクウとペジータ…追いついて来ないかな?

雨で周りが見えない

10分位佇んでいたかな?
すると…なにやら光が前方をチラチラと…!

遠くからヘッドライトが光る

私と同じく進行方向に不安を感じている人が行ったり来たりしているらしい。
私に気がつき…

「こちらが立山方面ですよね」

と言って、私が歩いてきた方向へ通り過ぎていく。
え〜?私が来たのは五色ヶ原キャンプ場なんだけど…もしかして、あの雨暗闇の中でここに来るまでに立山への道を見逃したかしら?と思ったら…なんと足元に

立山への分岐

こりゃ、いかん!あの人が進んでいった方向は立山エリアじゃない!

違いますよ〜!立山は多分こっちだとおもいますよ!
ほら!地図で確認してもそんな感じですよ!

指差す登山者のイラスト

って大声で言うと、引き換えしてきて…その看板を一瞥してそのまま立山方面へ向かっていった人よ!

ちょっとは「そだね〜」とか「ありがとうぐらい」言えや!

泣く_登山者のイラスト
ちょっと、モヤッとしたけれど…その人がさっさと行ってしまった方向へ向かって私も歩き出します。

立山へ向かって進む

その後も雨はどんどん強まってきた。
こうなると…結局テント場で雨の小康状態を待っていても同じだったから、早めに出たことで時間の余裕ができたってコトで結果オーライ!って思うことにしてどんどん進む!
すると、今回の山行の心強い友「木道」が再び登場〜。

林道を歩く

写真で見ると、もう結構明るいんじゃん?周囲。と、思われるかもしれませんが…まだまだ暗かったよ〜。
下の写真の明るさよりも暗い中、慎重深く…そしてとぼとぼトボトボ歩きました。

実は暗い

このまま進んでいってダイジョブだろうか?
もしかしたら、今日は五色ヶ原キャンプ場で停滞するのが正しかったのかしら?とウジウジ考えながら歩くと…標識が現れました。

標識が現れた

そうそう、この場所に来るまでに私と同じ方向に歩いてきた人は誰もいませんでした。
キャンプ場で別れを告げた2人も…もう1時間近く経っているのに、未だ追いついて来ず…。

でもさ…彼らだったら余裕で私を追い抜いていっても不思議じゃなくない?私のルート間違ってる?

謝る登山者のイラスト
と、雨に加えて私をますます不安にさせている。
なので、標識が現れてくれたのが…めっちゃ安心した!

ザレ峠の標識

標識をよ〜く見ると、「ザラ峠」って書いてある〜!
いそいで地図を取り出して見ると…ポイントの「ザラ峠」まで無事についたぞー!

ザレ峠の標識2

もう、ココまで来たら五色ヶ原キャンプ場へは戻らない!
獅子ヶ岳へ登り、そして室堂へ行って、そしてそして!家に帰るんだ〜!

けっこうキツイ登りザラ峠から獅子ヶ岳

ザラ峠から獅子ヶ岳までのイラストマップ

峠はね…高いトコと高い場所に挟まれた引くトコ…つまりココカラ獅子ヶ岳までは…

登り一辺倒!

怒る登山者のイラスト008

さあ、地図上で見る、最後?の大きな登りの獅子ヶ岳へ向かって登っていくよ!
ザラ峠の標高2,342mで、獅子ヶ岳の標高は2,714m…つまり約370mを上がっていくんですね…。

ザレ峠から獅子ヶ岳への登りが始まる

上りになっても、相変わらずの雨…。

ザレ峠から獅子ヶ岳への登りが始まる2

そのうち、道は岩場になってきた…。
雨プラス岩場…きっついよ〜。

ザレ峠から獅子ヶ岳への登りが岩場になる

今回の山行、キツイのは薬師岳〜北薬師岳間だけーと思っていた分…

獅子ヶ岳へひたすら登り

ハシゴなんかが出てくると…チョイビビる。

ハシゴも出てきた

雨&金属&テント泊装備…ハシゴ上で滑る条件を兼ね備えすぎですからね〜。

雨で濡れたハシゴって怖いわ

泣く_登山者のイラスト
雨の影響もあったのか、ザラ峠から獅子ヶ岳の登りもけっこうキツかったと記憶しています。

クサリも出てきた

写真に写っているクサリも…ここではあまり必要は感じなかったのですが…張ってあるってことは、何かの時には必要なんでしょうね…。

左側にロープが張られている

この左手にはってあるロープも、ココでは必要を感じないよう場所なのに…なんで張ってあるの?なんかやばい場所なの?と不安を感じさせます。

ドンドン登る

けれども進みますよ。

ドンドン登る2

でも…やっぱり…天気が晴れないのは、心も晴れず…

わーん!もう雨ばっかで嫌っ!

泣く_登山者のイラスト

と、何度愚痴ったコトか…。
そんな時に私の心をなごませてくれたのが雷鳥
ザラ峠から獅子ヶ岳まで、けっこうな数の雷鳥を見ました。

雷鳥がたくさん

天気の悪い日に現れやすいという雷鳥を見て…

雨の日だからこそイイこともあるんだよね…

電話する登山者のイラスト
と自分に言い聞かせてひたすら登るよ。

ガスの中登る

道はジャリジャリした道や岩場が交互に現れ

ガスの中登る2

時にはこんな道も…。

ちょっとキツイ登り

ちょっと、岩に手をついたら…何だかヌルっとした感触が…その先を見てみると…

ひいいいい!超デカイ!なーめーくーじー!

泣く_登山者のイラスト

岩に張り付いていたナメクジ触っちゃった〜!
しかもそのナメクジのでかさときたら…薬指ぐらいの大きさでしたよね〜!
このナメクジ、街で見たら、触ったら絶叫モノでしたが…山って不 ・思・議!

なんか…まあ、仕方ないっか…


と触った手を岩にコスコスして拭いてから歩く。

ひたすら登る

うーん…それにしても…ほんと、けっこうハードよねココの登り。

クサリと岩場を登る

この獅子ヶ岳も…晴れていたら絶景なんだろうけど…こんだけ雨だと…ひたすら白い中を登っているだけ

あーもう顔がびしょびしょー

泣く_登山者のイラスト

ずっとガス

こうやって書いていると…晴れた獅子ヶ岳を登ってみたくなってきた…。
とにかくヤケクソでひたすら登った記憶しかないんです。ココ。
なので、山のルートの記憶があまりなく…山レポになっていませんね、スミマセン。

登って登って登って…やっと着いたよ!獅子ヶ岳山頂!

6時28分獅子ヶ岳山頂に到着

獅子ヶ岳山頂に着いた

4時半に五色ヶ原キャンプ場を出発したので、約2時間で獅子ヶ岳山頂に到着できました。
地図上で見る、大変そうなピークを登りきったぞー!

地図上で見る最後の難関突破ー?

喜ぶ_登山者のイラスト

獅子ヶ岳山頂にたどり着けば…あとは室堂へ向かうだけ〜。
あ〜今回の山行もこれでオシマイだ〜よく頑張ったな〜私!…いえいえ…立山エリア…そんなに甘くはございません。
次回「折立から室堂へ単独テント泊縦走(11)そして室堂編」に続きます。

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