折立から室堂へ単独テント泊縦走(6)スゴ乗越小屋編

折立から室堂へ単独テント泊縦走(6)スゴ乗越編タイトル

雨の振る中、北薬師岳を越え間山エリアに着いた途端に空は一気に晴れました!気分もスッカリ晴れ上がったし、2日目の幕営地のスゴ乗越小屋まで後もうチョット…心ウキウキで先へ進みます。

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▶ 01話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(1)準備編
▶ 02話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(2)太郎坂編
▶ 03話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(3)薬師峠編
▶ 04話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(4)薬師岳編
▶ 05話…折立から室堂へ単独テント泊縦走(5)北薬師岳・間山編

本日の幕営地を目指して…間山からスゴ乗越小屋へ

今回の記事で歩いたエリアは下部地図の赤い線部分になります。
スゴ乗越小屋の標高は2,270mなので今いる間山から約300mぐらい下がります…明日はまたスゴ乗越や越中沢岳まで登り返すので、あまり下がりたくないのが本音です。

間山からスゴ乗越までのイラストマップ

では、これからスゴ乗越小屋に向かって下っていきますね。

間山からスゴ乗越小屋目指す

ココは先程まで居た北薬師岳の岩場と比べて緑あふれる穏やかな風景が広がっています。

間山からの風景

一直線に、ひたすらに、下ります。
雪があって、スキー道具を装備していたら…ものの2分ほどで下っていけそうな道を、テクテクてくてく地道に下っていくのです。

間山から下る

思えば雨の中の薬師岳エリアの岩場もそれなりに下っていたのですが、やはり道がハッキリ見えると下った感が感じられますね。
なだらかで歩きやすい下り道をルンルン気分で下っていきます。

間山から下る2

下りきった先にあるのが、先程から左手に見えていたです。
この池は間山池
昔はココにキャンプサイトがあったらしいのですが、今はダメです。

間山から下った先にあった池

快調な下りもココまで間山池から先は緩やかな上りが始まります。
ちょっと思いついたので…下のイラストを書いてみました。

間山とスゴ乗越標の高差イラスト地図

こうやって絵で書くとわかりやすいかしら?
間山からスゴ乗越小屋まで下ってますね〜。うんうん。
え…チョット待って…!
明日のスゴ乗越へ登る前に…スゴ乗越小屋からもかなり下ることになるってわかりますよね…。
キッツー!

緩やかな登りが始まる

間山池地点から始まったスゴ乗越方面登りは比較的緩やかな登り。
体力がありあまっている時ならば最高のルートですね!

緩やかな登りが始まる2

しかし…こと時の私は薬師岳への上り&雨の中の北薬師岳通過に精神的・肉体的に結構オツカレ。
この地点を楽しみたい気持ち早くスゴ乗越小屋テント場に着いてユックリしたい気持ちで揺れる心。

緩やかな風景

今、思い返せば…時間はたっぷりあったんだから、間山エリアで1時間ぐらいのんびりしてても良かったんだけどね〜。

疲労が溜まっている

とにかく進もうと、ゆるやかな斜面を登りきった先から見えた風景は…
山間から黒部からの渓谷?

途中で見えた黒部渓谷

あああ!なんか…すっごい!私は今…北アルプスの秘境にいるんだ…。

と、この時Twitterにツイートがしたくなったのですが…さすが北アルプスの奥地。
電波が通じない。

登る

仕方がないので、また先へ進む。
まあ…わかっていたんですよ、ココらへん携帯の電波が通じにくいって…。
その旨はちゃんとダンナにも伝えて登山へ来たので

今日はダンナに連絡しなくても大丈夫

穏やかな顔の登山者のイラスト
ひとり登山をするならば、事前に電波の通じない場所チェックは必須です。

登る2

先程の標高差図で見れば、間山池からはほぼ下りの道なんですが…こうやって写真を見返すと地味な登りもチョクチョクあります。

登る3

やはり完全に下りだけ!って山は富士山や羊蹄山みたいな独立峰でないと無い?

ペンキマーク

燕岳や槍ヶ岳付近のルートに比べると、人は全然少ないんですが、ペンキマークがハッキリ付いているのが心強い!

ひたすら登る

ココら辺りですれ違った方とチョットだけ雑談。
どうやらスゴ乗越小屋は1日限定5~8食のスパイスカレースゴ乗越風が名物らしい。しかもその数は少ない。
「今ならまだカレーに間に合いますよ!頑張って!」
その言葉と雑談をしたことによる気持ちの高揚でチョット元気が復活!

よ〜し!カレーに向かって頑張るぞ!

じれったい顔をしている登山者のイラスト
と歩き出しましたが…すぐにペースが落ちる。

ひたすら登る2

疲労もたまり、ザックもかなり重たい…そんな私の前に立ちふさがる…太ももを酷使する登り斜面が小憎たらしい〜!

ちょっと急な登り

こうしてチマチマとした登りを続けていると…何やら人工的な音が聞こえ始めた…。

スゴ乗越にもうすぐ到着

あら、あらあら…もしかして…。
スゴ乗越小屋に到着なんじゃない?

本日の宿泊地…スゴ乗越小屋テント場

その予想通り…12時ぐらいにスゴ乗越小屋に到着しました!

ほぼ予定通りに到着できて嬉しい〜!!!

喜ぶ登山者のイラスト

なのにーなぜかースゴ乗越小屋の写真を一切撮っておりませんでした!
なんでー!
自分でも信じられなくって…
写真データを幾度も見返しました!
スマホの写真も確認しました!
なのに!ほんととってないのよ!
この登山で670枚もの写真を撮っているのに…なぜよ!

なので…絵で説明します…。
スゴ乗越テント場地図イラスト
だいたいこんな感じだったかと…。
水場は小屋前に流しが設置されていて常に水が出ている状態。
トイレは女子専用トイレがあるのが嬉しい。
実物写真が見たい方は…「スゴ乗越小屋」で画像検索をしてみてください…。

まずはスゴ乗越小屋でテント場申し込み受付をします。
小屋の中に入ると、すぐ左手に受付がありました。
小屋内部はちょっと薄暗い…なんだか子ども頃に行った父の実家を思わせます。
何度か「すみませ〜ん」と言いましたが、返事はなく…困ったな〜と思っていたら…受付の台に呼び鈴が!呼び鈴を鳴らすとスタッフさんがスグに受付に出てきてくれました。

限定のスパイスカレーも食べようかどうか悩んだのですが、

やはり食料を減らしてザックを軽くしたい

考え込む登山者のイラスト
ので自炊で我慢することに。

スゴ乗越小屋のテント場は小屋から3分ほど歩いた場所にあります。
小屋とテント場間の道は先程までの雨の影響もあってぬかるんでて、滑りやすい
この後何度もテント場と小屋を往復しましたが…はい、一度ケツから転びました。

絶対に転ぶと思った!私〜!

困った登山者のイラスト

そんなぬかるみロードを越えてテント場に着いたのですが…テント場はガラガラ!
…なんだけどね、なぜか皆一定箇所にテントを張っている…その場所は…たどり着いた場所より一つ段下がったエリア。

スゴ乗越テント場地図イラスト

なんで一つ段差が下がった場所にみんなテントを張っているんだろう?
下より上の場所のほうが…万が一雨が降った時に水が溜まらない気がするんだけど…。
その謎は解けないですが…とりあえず上の段にテントを張っていると…後から来る人、後から来る人…みんな混んでいても下の段に張る。

えっと…上の段の何がまずいんだろう?

悩む登山者のイラスト

悩みつつも、テントを張り終えてタイツを脱いだり、身だしなみを整えていると…身体の異変に気がついた。
アブに刺されたようで右手がプックリ

アブに刺された手

左手に比べるとプクプクなのは一目瞭然ですね…。

アブに刺されていない手

この腫れ、この後3日ほど響きましたね…。
その後は小屋へビールを買いに行ったり、水を汲んだり、トイレへ行ったり…の所要を済ませたら昼寝タイム!

ぬかるんだ道

今朝は3時前から起きていたから眠かったのよ〜!
と、昼寝をしていたら…テン場にいるカップルの会話がアツイ!

はしゃいでるな…

横になっている登山者のイラスト4

テントってペラペラの布一枚で外と遮断されているだけなので、外の会話がよ〜く聞こえる。
聞きたくなくても…カップル男、彼の登山歴やその武勇伝について語る!語るのだ!
そんな…おいしい会話…聞きたくなくても…ついつい聞いちゃうんじゃん…。

私も…テント場で語らないよう気をつけよう…。

横になっている登山者のイラスト1

で、ほぼ眠れず…できてうとうとぐらいだったかな…。
そうして時間はいつしか18時…もう本腰入れて寝る時間よ〜と小屋のトイレへ行くと小屋前から見える山々がキレイ。

スゴ乗越前から見た空

明日の楽しい山行に期待しつつ歯を磨き、シュラフに入ったが…まだまだカップル語り愛は止まらない!
てか、薄暗くなってきて…むしろヒートアップ!?

一体いつまで話すんだろう…そして私はどうして耳栓を忘れたんだろう

横になっている登山者のイラスト2

寝ては、起き…起きては数を数えて…気がつけば眠ってを繰り返し…。
そして…スヤスヤ…となり始めた

グーグー

横になっている登山者のイラスト3

その時…なんと、カップル!
私のテントの側に立って語り愛はじめた!
迷惑なカップルのイラスト

まじかよ!なんで私の側で語り愛してるんだ!?

あ〜〜〜!もう!うるさい!

怒る登山者のイラスト

その後…なかなか眠れず…21時過ぎになっても眠れなかった…。
ここはスマホの電波も一切通じないので、やることもなく…二人の会話に耳を塞ぎながらシュラフに潜り込んでいました。

そしてやっと眠れたかな〜?と思った頃に
カンカン!
とペグを打つ音が…

え?

横になっている登山者のイラスト5

時計を見ると23時近い…どうやらこの時間帯にテント場へやってきたらしい。

まじっすか…?

実はこの日程で山岳レースの練習をしている方々がたくさん居たようで…皆さんギリギリまで山の中で行動し…夜中着したらしい。
なぜわかるかって?
だって夜になってもそんな会話もボソボソと聞こえるんだもん。
ああ、テント泊…会話丸聞こえです!

こうして…熟睡できたんだか、どうだかよくわからない夜は空けました。
周りのテントを畳む音で、私が起きたのは3時過ぎかな?
私が起きて小屋のトイレは行く頃には、深夜に着いた方々はもう居ない…。
深夜について、空ける前に旅立っていく登山者…そんな時間に小屋は受付はしていないだろう…。

え〜と…幕営料金…どうやって支払って行ったのかしら?謎!

不思議な顔をしている登山者のイラスト

私がテントを撤収し終わる頃には…テント場はガラガラ…。
皆さん行動が早いですね…。

スゴ乗越テント場

今日の私の予定は五色ヶ原のテント場までの移動。
行動時間は6時間程だが、スゴ乗越…そして越中沢岳という強敵が待っています。

5時5分スゴ乗越小屋テント場から出発

スゴ乗越テント場2

それでは行ってきます!
次回「折立から室堂へ単独テント泊縦走(7)越中沢岳」に続きます。