山の豆知識:三大キレットってなんだ

三大キレットってなんだのタイトル
登山地図を見ていると、時折見かけるキレットという言葉、その中でも○○キレットと名前がつけられた有名な3つのキレットはご存知ですか?
いつかはコンプリートしてみたかったこの三大キレットを2018年の登山でクリアしたので、その記念に三大キレットについてまとめてみました。

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キレット…登山経験を重ねた登山者ならば、その名前がつけられた場所が難所だって想像がつきますよね?私も自分の登山行程の中にその言葉があると…気持ちが高ぶります。

キレットって何?

このブログの登山用語「キレット」のページでも説明しましたが、稜線の高低差が大きく鋭く切れ込んだ難所をキレットと言います。
難易度の高い登山ルートになり、初心者が一人で行くにはオススメされていません。

初心者向きのルートではないのね〜

キレットを通る時はヘルメットを着用しようイラスト3

キレットと呼ばれている箇所は、北アルプスだけでなく日本全国にいくつかあります。北アルプスと同じぐらい有名な八ヶ岳にもキレットはあります。
そして、どのキレットも急な岩場で梯子や鎖があり、滑落や落石が多いルートになるので…

なのでヘルメットは着用するようにしています

キレットを通る時はヘルメットを着用しようイラスト2
さらに悪天候時は梯子や鎖、岩場は滑りやすくなり危険度が増すため、私がこれらのキレットを通過する日は天気予報をかなり意識しました。
ま、天気予報が良くっても…現地の天気はよろしくないコト多々ありましたが…。

それでは三大キレットについて書いていきます。
ココで言われる三大キレットはすべて北アルプスに存在します。

1つ目 大キレット(槍ヶ岳~穂高岳)

三大キレットイラスト不帰キレット
北穂高岳と南岳の間の切れ込んだ地帯。
直線距離では約1.4㎞と短いのですが、通過するのには3~4時間必要です。
出だしから最後まで緊張感が続く急峻な岩稜地帯で、一度入ったら安全なエスケープルートがなく、重大事故も頻発しているエリアということで…怖かったので友人にサポートしてもらって歩きました。
大キレットの思い出
大キレットを通過中は常に緊張して通ったのですが、特に気を引き締めて通過した場所がキレット中盤にある有名な難所が次の2つ。

長谷川ピーク
岩に「Hピーク」とペイントされています。足場のスペースは少なく、高度感のある道がしばらく続きます。
名前の由来ですが、ここから落ちて救助された大学生の名前から「長谷川ピーク」と名づけられました。

飛騨泣き
スッパリと切れ落ちた岩に足を乗せるだけのステップが用意された高度感を感じる場所。
特に飛騨側(岐阜県側)から落ちるとほぼ助からないため、「飛騨泣き」という名前がつけられたそうです。

2つ目 不帰キレット(白馬岳~唐松岳)

三大キレットイラスト大キレット
後立山連峰にある白馬三山の天狗ノ頭と唐松岳の間にあります。
白馬岳(天狗ノ頭)から唐松岳に至る尾根で、こちらも標準タイムは4時間半〜5時間ほどと長い時間を要します。
不帰キレットの思い出
狭天狗ノ頭から急坂の「天狗の大下り」を降りた付近を不帰キレットと呼びます。
特に難所とされているのは、不帰嶮二峰と一峰の間付近。ほぼ垂直な崖を鎖で登っていく個所がある上に浮石もあるため、足場を確認しながらゆっくり歩きました。
むしろ手前の天狗の下りを降りる方がずっと厳しく感じたかも。

3つ目 八峰キレット(五竜岳~鹿島槍ヶ岳)

三大キレットイラスト八峰キレット
後立山連峰の五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間にあります。
核心部に当たる部分は鹿島槍ヶ岳北峰からは1時間半と時間は短いですが、その鹿島槍ヶ岳北峰に到着するまでの時間が標準で8時間ほどかかるので全体的には長丁場。
八峰キレットの思い出
五竜岳からキレット小屋までは長く厳しい岩稜地帯が連続します。
私は鹿島槍ヶ岳方面から五竜岳へ向かっていったので、その岩稜地帯は登りとなり…そのおかげで下ってくる方よりは楽に登れました。
同じく鹿島槍ヶ岳北峰からも岩稜地帯の下りになります。
肝心の八峰キレット部分は気がつかない内に通過しましたが、そこにたどり着くまでの道のりが長くて大変でした。

三大キレットはどれが一番難しかったか?

信州 山のグレーディング表や各種登山ガイド本を見ると技術的難易度は…
大キレット八峰キレット不帰キレット
になるみたい。私もそう思う。
あくまで個人の感想です。

日本三大キレットは、達成感も得られ、またその風景も最高でしたが、やはり初心者が気軽に行けるコースではないと思います。
私が言うのもなんですが…私は誰かを誘ってキレットには行けないですね…自分のことだけで精一杯。しかも、一番難しい大キレット通過に関しては、私は友人の助けを借りましたもの。

ただ…キレットに限らず言えることは…

天気の悪い日、体調がすぐれない日、気分が乗らない時は撤退しよう

キレットを通る時はヘルメットを着用しようイラスト1
大イベント登山だと、せっかくだから〜で無理して登ちゃうんだよね〜。
気持ちがわかるが無理は禁物ですよね!

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