登山中にトイレへ行きたくなったことはありますか?
私は…まあ、あります。
幸いなことにお花摘みをしたり、携帯トイレを使う事態になったことは、まだありません。
ですが人間…いつ何時、トイレが我慢できない自体に陥るかわからない。
なので、登山中にトイレへ行きたくなった時の自体に備えて調べておこうと思いました。
トイレがない山は多い
低山にはトイレがない山が多いですよね。
トイレがあるのは登山口か最寄りの駅か向かう途中のコンビニ。
登山者が多く訪れる塔ノ岳や金時山などは山小屋が建っているのでトイレが利用できますが、基本低山にはトイレはないと思っていた方が、トイレ対策もできます。
トイレを設置してほしいな〜って思う気持ちもチョットありますが…自然環境にダメージを与えずに排泄物を処理するのは難しく、またトイレ管理するのは厳しいので、仕方がない。
北アルプスなどの有名な山域に建つ山小屋は設置されているトイレを有料で利用させて貰えますが、小屋から小屋の間は3時間ほど歩くケースがざらで、しかも冬季期間は利用できないため、気軽にトイレってわけにはいかないですよね。
登山する前にトイレを済ませる
入山前にトイレを済ませておくことで、登山中にトイレに行きたくなる率は減る。
登山中は行きたいと思った時にトイレに行くことが難しい。
山で用を足すことは基本的にはマナー違反なので、できるだけ避けたいところだ。
だから登山前には一度トイレに行くようにしておきたい。その時は行きたくないと思っても頑張って出しておく。
お腹が弱い人は下痢止めを持って行くのもいいかも。
登山口へのアクセス途中に寄れるトイレを調べておく
登山口にトイレがあると表記されている場所でも、故障して使えなかったり、ちょっとココではしたくないかも…ってケースもあるので、私は駅のトイレを利用する事が多い。
また、気をつけたいのが登山ガイド地図にトイレの表記があったとしても、何らかの理由で使えなくなっていることがあります。
前に川苔山へ登山へ行った時、登山道にあるトイレが故障中で利用できず、打ちのめされている登山者を見た。
できれば登山口に到着する前に立ち寄れる場所を前もってネットで確認しておくと安心ですよね。
女性のトイレ対策
トイレが心配なので水分摂取を控えるようにしている。
女性に多く聞く対策かな?でも!登山中、トイレの心配で水分制限は危険。
水分を摂らないと、熱中症や高山病を引き起こす可能性や水不足で筋肉が痙攣したりなどのトラブルを引き起こす可能性が高まります。
登山中の水分補給は、喉が乾いたからと一気に飲むのではなく、少しずつ水を摂取した方がより体内に吸収され、トイレの回数を減らすことができると聞きました。
私の水分補給は一口分を口に含み、口内を湿らせてからユックリ飲むようにしています。
トイレがない山には行かない・トイレは下山するまで我慢する
トイレがない山へ行かないのは…ウチのダンナですね。
トイレがないという状況だけで精神的に圧迫され、余計トイレへ行きたくなるのだとか。
下山まで我慢するのは…私です。
でも、トイレ〜!って叫びながらトイレに駆け込んだのは、お腹を下した時以外はないので…水分コントロールができているのかな?どうだろ?
携帯トイレを持っていこう
携帯トイレを使ったことはありますか?私はないです。
自宅で練習をするって言っても…ねぇ?
なので、山で使う時は…相当ヤバい時か、トイレのない場所での山泊の時だろうと思っています。
基本的には日帰り登山では携帯トイレを使わないで良い身体状況を作り出すのがベストですね。
さて、その使ったことのない携帯トイレをちょっと調べてみましょう。
ウィキペディアで「携帯トイレ」を検索すると
ポータブルトイレは、常設のトイレを使用できない状況の人や常設のトイレがない環境で使用される簡易な可搬型の便器(トイレ)。なお、日本語で「携帯トイレ」として分類されるものは便座がなく、既設のトイレブースに被せて使用する形式のものも含む。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
と、書かれています。
携帯トイレはビニール袋に吸収剤が内蔵され抗菌消臭作用もあり、密閉できる外袋も付いているので、排泄物を持ち運べます。
排泄物を持ち歩いたことのない方には抵抗感を感じられるかもしれませんが、携帯トイレを持っているだけでも「私にはトイレがある!」と心に余裕が生まれます。
使用後の携帯トイレは家まで持ち帰るのが鉄則。下山後にゴミ箱や駅のトイレに捨てるのもダメ!
ところで…山での携帯トイレ、女性はどんな姿勢で使うのだろう?
画像検索で調べた所…山での携帯トイレの使用例はヒットしませんでした。
椅子があるわけじゃないから…しゃがむんだよね?うまく収納できるのだろうか?お腹ピーピーの時は?など…携帯トイレ使用時の謎はますます深まるばかりでした…。
最終手段「お花摘み」
登山用語では女性が山でトイレをすることを、「お花摘み」と呼びます。
お花摘みについてもっと詳しくは、当サイトの登山用語ページ
を見ていただければと…。
山で用を足すことは基本的にはマナー違反と言われちゃんだけど…どうしても我慢出来ない時があるよね。
山を歩いていると、そんな痕跡を見かける時もちらほら。
視界を遮る物が何も無い稜線上でも痕跡を見たことがある…
で、お花摘み場所ですが…
なるべく平らなところ
斜度がキツいような場所で行うと、ふとしたキッカケで谷側に落ちていく危険もあるので、できるだけ平らな場所を見つけましょう。その時に高山植物などを踏みつけないようにね。
水場から十分離れる
山小屋やテント場、沢の近くは避けましょう。水源や土壌が汚染にされ飲めなくなってしまいます。
登山道からちょっと隠れている場所
人から見られたくないと、登山道からどんどん外れたくなる気持ちはわかるけれど、山の奥には野生動物が生息している可能性もあるし、人の入らない場所は想像以上に足場が悪い。また、離れすぎると登山道に戻る道が分からなくなる場合もある。登山道に戻る道を確認しながらポイントを探しましょう。
お花摘みの処理
1.穴を掘る
2.用を足す
3.排泄物に土を被せる
排泄物の分解を早めるために、事後は土を被せる。
10cmくらい掘って埋めるそうですが、素手で穴を掘れないよ。スコップでもないとムリ!
ネットではその時用のスコップも売られていますが…ソレを買うぐらいなら…携帯トイレを持ち歩くでいいかな。
お尻を拭いた紙は必ず持ち帰ろう
自然の中でティッシュやトイレットペーパーはなかなか分解されない。
使用済みの紙はサニタリー(消臭)用のゴミ袋に入れた上でジップロックに入れてしまえば問題ない。
携帯トイレでもお花摘みでも気をつけておきたいこと
誰かに見られたらどうしよう
山の中でズボンもパンツも脱いで、誰かが来たらどうしようかとハラハラしつつトイレは気が気じゃない。
そう!携帯トイレ仕様やお花摘みで一番の問題は誰かに見られたらどうしよう。
なので、隠すためのアイテムを用意しておくコトが推奨されています。
そのアイテムはポンチョ・ツエルト・折りたたみ傘。
なるほど〜…個人的には折りたたみ傘がいいかな
ああ!もうだめだ…もうトイレ!の前に
いざ場所を探し始めると意外とできそうな場所が見つからないことも多いからです。
ギリギリまで我慢していると限界マックス時に間に合わない場合もあるので、少し余裕のあるうちに探し始めておくのがいいのかも。
過去に小池新道で猛烈なお腹ピーピーに襲われ、お花摘みを覚悟した時がありましたが
茂みもないし、登山道には人も多いで…いたす場所が見つからない
結果、なんとか山小屋まで持たせられましたが…。
ほんと〜にギリギリいっぱいだったら…どうなっていたんでしょう?
登山道では用を足さない
いろいろ書きましたが、私はトイレの無い山で排泄はしたくないので、できるだけ山の中で用を足さなくても済むように心がけて行動していこうと思います。
事前トイレは勿論、山で作るラーメンは水分少なめにし、利尿作用のあるカフェイン摂取は控えています。
また、ゆとりのある山行計画を立てて、駅や登山口やゆっくりトイレに入る時間を確保しするようにしています。