日本の登山用語やスキー用語はドイツ語由来のものが多いそうです。なんででしょうか?
山に囲まれた日本なのに、なんで登山用語はドイツ語由来が多いのかな?と思ったので、そこら辺をチョット調べてみました。
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横文字を使う登山者
山では、「ここはトラバースで!」や「おお〜!ブロッケン現象だ!」といった言葉を耳にしますよね。
登山を始めたばかりの頃は
何だ?その言い回しは?
って思っていたけど…山登りをしているうちに私も自然と口にするようになっていた。
このカタカナ登山用語のルーツは外来語、そしてその多くはドイツ語由来が多いようです。
例を挙げれば
ザイル | Seil |
ピッケル | Pickel |
カール | Kar |
シュラフ | Schlafsack |
カラビネ | Karabinerhaken |
ヒュッテ | Hütte |
モルゲンロート | Morgenrot |
どうしてドイツ語が多く使われるようになったかと言うと、明治〜大正時代にヨーロッパ諸国の山に遠征に行った日本の登山家がドイツ語エリアのスイスやオーストリアから登山用語を取り入れ、広まった結果です。
慣れ親しんだカタカナ登山用語
私たちは山で何の違和感もなくカタカナ登山用語を使うことに慣れています。
ですが、ある日突然
カタカナ登山用語禁止!
って、言われたらどうしましょう?
山小屋を指すヒュッテは日本語なら「山小屋」と呼べばいい、コッフェルは「食器」…じゃあリュックサックは?「背嚢」かぁ…。
まあ、単語だけならなんとかなるけど、例えば奥穂高近くに位置するザイテングラートやジャンダルムといった地名はどうなる?
もともとはドイツ語やフランス語で、ザイテングラートは「支尾根」やジャンダルムは「衛兵」を意味しています。
これを日本語で表すと…なんだかカッコよさが薄れちゃう感じ?
また、トラバースやリングワンダリングに関しては…もうカタカナ登山用語でピンと来る用語になっているので、今さら日本語に置き換えて表現するのは…難しそう。
でもね、ドイツ語やフランス語由来の言葉は、だんだん英語に置き換えられている傾向があるんですって。
例えば、
ザイルは「ロープ」
アイゼンは「クランポン」
ピッケルは「アックス」
と言い換えられています。
時代の流れと共に今使っている登山用語は変わっていくのかもしれないですね。