三原山(みはらやま)
別名:御原山・御腹山・御神火山

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三原山の所在地
東京から南に約120km、神奈川県の江ノ島から南に約60km、伊豆半島東側の沖合い約30kmのところに位置する伊豆大島にある火山。
本州から伊豆大島へ行く方法は、「ジェット船」「大型客船」「飛行機」の3種類あります。
三原山にまつわる4コマ漫画




山名の由来・山名ルーツ
昔から、島の人たちは火山が噴火することを「御神火(ごじんか)」と呼んで、火山を「御神火様(ごじんかさま)」と敬ってきました。
地名の「三原(みはら)」は、溶岩や土石流が噴出する様子が出産に似ていることから、お腹を意味する「御腹(みはら)」から来ていると考えられています。
昔の火山の活動についての記録はありますが、伊豆諸島の中で伊豆大島三原山の噴火と確定できる記録は見つかっていません。
登山コース

メジャーな登山ルートは3つ。
三原山山頂口から噴火口をぐるっと回るコース〜約2時間45分と一番短いコースとなります。。
三原山山頂口からお鉢巡りをして温泉ホテルルートへの縦走コース〜約3時間30分、三原山のお鉢めぐりをした後、裏砂漠に立ち寄り、大島温泉ホテルまで歩く縦走ルート。
テキサスコース〜伊豆大島東側の海岸に抜けるコース。迷いやすいエリアとも聞くので、初心者や時間がタイトな人は避けた方がいいかも。
↓↓↓三原山を登った時のレポ↓↓↓

噴火する山、三原山
三原山は高さ764mで、1777年から1779年にかけての安永の大噴火で生まれた山です。昔から「御神火(ごじんか)様」として大切にされており、「日本書紀」には日本最古の噴火記録が残っています。
明治期以降は1837年・1876年・1912年・1950年・1986年と、およそ36~39年周期で噴火しています。
特に1986年には約500年ぶりの大噴火があり、全島民1万人が避難しました。
その後の1998年には、火口をまわる「お鉢めぐり」というコースができて、今はたくさんの人でにぎわっています。

三原山山頂口から三原山までは
防空壕がたくさん作られ、道も舗装されてました。
三原山はハワイのキラウエア火山やイタリアのストロンボリ火山と一緒に、世界で三大流動性火山のひとつとされています。


ロケ地としての三原山


伊豆大島はたくさんの映画やドラマの舞台になっていて、「ペンディングトレイン」や「東京放置食堂」「ゴジラ」などが有名です。
あの有名な「ゴジラ」は三原山噴火口から生まれたという説があるんですって。
他にも、「伊豆の踊子」や「二百三高地」「漂流教室」「リング」なども伊豆大島が舞台となっています。
伊豆大島には港町や古い街並み、宴会場、温泉、海岸など、いろいろな風景があります。
三原山には活火山独特の地形や景観が広がっていて、溶岩のアートが広がる光景や度重なる噴火により大地が焼かれたことによってできた裏砂漠など、三原山ならではの風景がドラマの舞台にも取り上げられるのでしょう。
登山後にドラマや映画で同じ風景を見ると、自分が歩いたあの場所がロケ地として出ている〜!と、二度楽しめる山ですね。