鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(09)野口五郎岳〜水晶小屋編

鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走野縁五郎岳〜水晶小屋間タイトル

野口五郎岳から水晶小屋までの道のりの風景も素晴らしい!素晴らしいんだけど…朝5時に烏帽子小屋からテント泊装備で出発してきた私の身体はすでに疲れてます…。でも今回の部分は3泊4日の2日目の中盤部分。先はまだまだ長いので…体力を温存しつつ、気持ち元気に山を歩くぞー……。

前回の記事は…

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目次

野口五郎岳から水晶小屋へ向かう

野口五郎岳から水晶小屋までのイラストマップ1

野口五郎岳から水晶小屋へ向かっての始まりは下り道から始まる。
見て見て!この気持ちのよい登山道。
こんな気持ちの良い登山道ならどこまでも歩いて行けそうじゃない?

8時56分野口五郎岳からスタート

野口五郎岳から水晶小屋方面の登山道を見る登山者のイラスト

私も…この時はそう思ってたよ。

野口五郎岳からの下り道もよ〜く整備されてます。
ほら、下の写真を見て。

野口五郎岳から下る登山者のイラスト

私の前にカップルが歩いていたんだけど、その方たちがスマホ触りながら下ってましたもん!

……ココまで来て歩きスマホ…

苦笑いの登山者のイラスト

まあ、そのぐらい歩きやすい登山道だったってことです。
ある程度下った後に野口五郎岳を振り返る。

野口五郎岳を振り返る登山者のイラスト

つづら折りにゆったりと道が作られていますよね。
下りながらも野口五郎岳を取り囲む山も楽しめました。

周りの山々を見る登山者のイラスト

う〜ん…最高の景色ですね〜。
進行方向の登山道もココから見れば起伏が少なめの歩きやすそうな道!
ええ、ココから見れば…ですけどね

野口五郎岳から水晶小屋への登山道を見る

進行方向右手にはカールが広がってます。

カールの意味が「?」な方は下のリンクをご参照ください。

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このカールのでっかさに圧倒される。

野口五郎岳から水晶小屋への登山道と並行するカールが素晴らしい

上の写真の真ん中に三日月みたいな池が写っているの分かる?
あの池を右手眼下に見ながら水晶小屋へ向かって進むのですよ。

野口五郎岳から水晶小屋へ向かって歩く登山者のイラスト1

さあ、行ってみよう!

野口五郎岳から水晶小屋へ向かって歩く登山者のイラスト2

出だしはチョット岩道だけれども問題なく歩ける。
景色も最高だけど…2021年引きこもりの夏のおかげで、私の足と脚は運動不足。なので一歩一歩慎重に進みます。

野口五郎岳から水晶小屋へ向かって歩く登山者のイラスト3

途中で休憩している人が…あら、見るからに早そうな方々ね…。
彼らが行ってから私も進もうと立ち休憩。

先に行ってもらおうと思う登山者のイラスト

その判断は正解で、この後スグに登り斜面になった。
そして、彼らにスグ抜かれた…。
ええ、登りになると…標準の1.5倍かかる歩みになる私ですから…。

登山道を登る登山者のイラスト

ある程度登っても、その先に見える登り…。
あれ〜?さっき遠目で見ていた頃は…そんなに大変なアップダウンに見えなかったんだけど〜。

登山道が広がる

ええ、実際大したアップダウンじゃなかったです。
けれども、この時は身体が疲れ始めていたので…ささやかな登りでもジワジワ…ジワジワ…身体にこたえ始めていました。

また…お腹がすっごく空いたので…。
登山道の端っこに寄って食事休憩。

登山道の途中で食事をとる登山者のイラスト

野縁五郎岳から水晶小屋までの登山道って、人がすれ違うのに気を使い合うぐらいの幅の登山道が延々と続くため、休憩しやすい場所が少なかったと思います。
なので、休憩のタイミングを逃しやすいルートかもしれない。

登ったり下ったり

野口五郎岳から水晶小屋までのイラストマップ2

ところで…今回の記事を書いている途中で気がついたのですが…

上の地図上にある竹村新道分岐の写真を撮っていない。

不安な登山者のイラスト
ダラダラと歩いている分、標識や特徴ある物は全て写真に納めているつもりだったのに…。

確か…竹村新道ってハードなのよね?
だって竹村新道で検索するとハードな山行ばっかりヒットするもの…。

登山行動を再開する登山者のイラスト

そんな竹村新道への分岐は…私のような初級者には見つけられないのかもしれない…。
残念だが、私は道なりに水晶小屋を目指す。
歩きやすい道が続くと思いきや…あらあら

岩場の登りが現れる

ちょっとハード目の岩場登りが出てきましたよ。
けれど、岩にペンキマークがつけられているので、ペンキマークを頼りに進んでいけば困難!ってコトはなかったよ。

ペンキマークに沿って進む

上の写真は一見怖そうなルートに見えるけど…それなりに道幅もあるし、取っ掛かりや足場もしっかりしていたらから、問題なく通過。
ここを登り終えた先に現れるのが

岩道の尾根が進む

ゴツゴツ岩場。

登り道にうんざりする登山者のイラスト

そこを登るのが…まあ、シンドイわね。

でも、私は知っている…

この先にもっともっとキツイ登りがあるんですよ

今回の登山前に調べた、このコースの最大に辛い場所はルート上最後エリアになる東沢乗越(最低鞍部)から水晶小屋への登りなんですって。

東沢乗越までどのくらいか考える登山者のイラスト

そう思うと…一刻も早く東沢乗越に着きたい…。

まだまだ続く登山道1

ここで疲れきってはならぬのだ。

まだまだ続く登山道2

でも…でも…登りは辛いよ〜
一歩一歩、ヒィヒィしながら登る。
後から来た人々に次々抜かれ…登る。

まだまだ続く登山道3

若い子、男性、カップル…次々抜かれ…最後には自分より20歳ぐらい歳上な女性グループにも抜かれ…。

私…もう登山は卒業の時かも

悩む登山者のイラスト

と、だんだんと心が弱ってくる。
でも、大丈夫!そんな時に現れたのが下り斜面!

登山道が下りになった

私…下りでは…元気だった!
下り斜面をドスドスと下っていく。

やっぱり〜テント泊の重みを背負って歩くのが…辛いのよね…。
引きこもりの2021年の夏はペンより重い物を持ってなかったもの!本当に…!

下り道の先には

来年のテント泊前には荷重トレーニングもしないと…ダメだなぁ…。
ってホント反省していたわ私。

下り道をフンフン♪と軽快に下っていくと…

東沢乗越が見えてきた

あ!見えてきたよ!何やら道標が!

10時59分東沢乗越に到着

東沢乗越に到着

東沢乗越は開けていて、今回のルート上で一番休憩しやすいポイントだったかも。

最後の水晶小屋への登り

野口五郎岳から水晶小屋までのイラストマップ3

東沢乗越から水晶小屋へ向かっては登りだ。
その登りを見上げる。

東沢乗越からの登り斜面を見上げる登山者のイラスト

うん、見上げるぐらいの登りなんです。
道はつづら折りになっているけれど、下の写真のような岩道もあり…。

急な岩場を登る

そこを登りきった先もチョット気を抜けない道が広がっている。

岩場を登りきった先に広がる尾根

そしてその先に現れる登りのイケズ〜!

ひたすら登る

なあんてアホな事を思っていたら…次に現れたのが…下り!

ちょっとだけ下るのが悔しい登山者のイラスト

ちょっと、チョットちょっと!

これから先、水晶小屋まで上り詰めるのに、下らせないで!

叫ぶ登山者のイラスト
って思うよね…。
そのちょっと下った先には…

再び登りが始まる

ラスボス☆超登り登場。

岩場を登る

疲れ切った身体にはキッツい!
後から来た方々に…ドンドン抜かれる。

後から来た登山者たちにどんどん抜かれる登山者のイラスト

もう、一歩一歩がシンドイ!

目の前に広がる急登

おじいちゃんにも抜かれる…。

急登にうんざりする登山者のイラスト

見上げれば水晶小屋が見える場所まで来たが…眼の前に広がる急登に心折れ折れ。

ひたすら登る登山者のイラスト

たぶん…元気な時だったら、それほど辛くないと思うんだけど…。
元気じゃないので、大変苦しゅうございました。

さっき私を追い抜いて行った人が、もう遥か先に…てか!もう水晶小屋まで後チョットじゃん!

抜いていった人たちを見上げる登山者のイラスト

あなたと私…場所をチェンジして欲しい

汗をかく登山者のイラスト
と思いつつも、チマチマ登り。

なかなか水晶小屋にたどり着かない

目の前に水晶小屋が見える場所まで登ってきたが、斜度はユルくはなってない!

見えているのに近づかない水晶小屋

水晶小屋から周りの写真を撮っている方々の顔が認識できる場所まできたが…これまた斜度はユルくない。

水晶小屋までもうチョットと思う登山者のイラスト

本当に…後もうチョット…って場所まで来たよ。
水晶小屋に着いて、ザックを下ろしてフンフン♪モードな方々の仲間入りまでもうチョットだ!

あと本当にもうチョットが辛い登山者のイラスト

12時25分水晶小屋に到着

水晶小屋に着いた

やっと…やっと水晶小屋に着いた!
野口五郎岳から3時間半かかった…。ちなみに一般的なコースタイムは…2時間40分ぐらい…。

……遅くたって…いいじゃない…


コースタイムは余裕とって行動しているんだから…ねえ?

今回歩いたコースはこんな感じ。

野口五郎岳から水晶小屋までコメント入りイラストマップ

お金と時間がたくさんあったら…
烏帽子小屋で一泊。野口五郎小屋で一泊…そして水晶小屋で一泊みたいにしたら、体力的余裕を持って歩けるのかな…。
まあ、しないだろうけど。

今回は水晶小屋には泊まらないのですが、物品を購入するために水晶小屋に立ち寄ります。
次回「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(10)」に続きます。

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