暑くて登りばっかの東鎌尾根で体力的にヘタっている上に…今夜から台風がやってくる予報で精神的にもヘタっていた私ですが、何とか東鎌尾根を登りきって槍ヶ岳山荘に到着!
行かなくてもいいかな〜登らなくてもいいかな〜なーんて言っていたくせに…槍ヶ岳山荘、そして槍ヶ岳は…やっぱり最高でした!
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過去記事
ー 真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(1)合戦尾根ルート
ー 真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(2)燕山荘
ー 真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(3)燕山荘〜大天荘
ー 真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(4)大天荘〜大天井ヒュッテ
ー 真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(5)大天井ヒュッテ〜水俣乗越
ー 真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(6)水俣乗越〜槍ヶ岳
INDEX
ー 槍ヶ岳山荘に到着
ー 槍ヶ岳を登る
ー 槍ヶ岳山頂
ー 槍ヶ岳山荘でまったり
01槍ヶ岳山荘に到着
ああああ!やっと!ようやく…槍ヶ岳に着いたよ!
ハイ!その到着時の写真…撮っていません。
多分撮ったとハズだけど、写真データとして残っていないんですもの…
この原因は大天井からずっと歩いてきた疲れが一気に出て、写真を撮るときのわずかな、そうほんのわずかなシャッターを押す…その押しのチカラが足りなかったからだと思われます…。
写真がないので、明確な時間はわかりませんが…13時には槍ヶ岳山荘に到着できたと思います。
で、今回も急いで槍ヶ岳山荘の受付へ向かう!
山荘に入る前に、ザックを下ろして置くのにも手間取る…。それは疲労もあるが早くしないとテント場が埋まっちゃう〜!と気が焦っていてるから…。
そんな私に受付のお嬢さんはええ、たくさんありますよ!とニッコリ。
残っている数を見れば…まだ3/4近く空いている…うわ~、前に槍ヶ岳山荘のテント場を申し込んだ時は残り3張りだったのに…今回はかなりの余裕!
それもこれも…今夜から明日にかけてやってくる台風の余波のお陰かしら…。
そのまま取ろうかと思ったけれど、ここはひとつ冷静になろう!
そうよ!先ずは天気予報をチェックしよう!
一度槍ヶ岳山荘から出て、槍ヶ岳直下のテラスでスマホで天気予報チェック!
う~ん、ありとあらゆる天気予報サイトを見た結果…
風も大して強くなさそうだし…明日の朝、4時にここから下山を開始すれば…雨になるのは横尾についたあたりからかな…?
いける!槍ヶ岳山荘・テント場泊~!
一人でだんだんとテンションが上がっていると、
あれ~?帰ったんじゃなかったの?
と、やはり今回の登山でお喋りした方々に話しかけられました。
その方々は、今夜槍ヶ岳山荘に宿泊。
テント泊なんて、風は大丈夫なの?槍ヶ岳山荘に泊まれば?
との温かいお言葉もいただけたんですが…。
ここまで、ここまでテント装備一式を担ぎ上げてきたんですもの…テント泊がしたいです。
というコトで、槍ヶ岳山荘受付に戻って、テント泊を申し込む。
すると、あなたはココに張ってくださいね~という説明と…そこに張っていいという証拠の看板を渡されます。
今回私が許可をもらえたスペースはこちら!
愛しい、我がスペース!
そして…槍ヶ岳山荘のテント場はやはり絶景!
ああ、この先に見える頂きはまだ行ったコトないんだよね~…行ってみたいな~。
でもあの先には大キレットがある…。
あそこは一人じゃ行っちゃダメー!って言われているんだよね~…。
テントを張り終えて、槍ヶ岳山荘前に戻ってくる
で、槍ヶ岳山荘についたし、テントも張ったしでビール!といきたいのですが…
どうしようかな~?槍ヶ岳山頂…。
登るかどうか悩めるうちは飲んじゃだめ!でココではCCレモン350mlを飲む。
すると、先ほど声をかけてくださった女性がいたので小一時間ほどお話をしました。
その間、このちっちゃな小鳥が周りをチョコチョコ。
こうしてお喋りをしていると…やっぱりアルコールが飲みたくなるなる!
と、思いながら…もう、ビールを飲んじゃう?でも飲んじゃったら今日はもう山登りはしないよ?私!本当にいいのね?と自分にファイナルアンサー!
02槍ヶ岳を登る
今日の槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳の登山道は見るからにガラガラです。
私は槍ヶ岳渋滞や中房温泉渋滞が嫌なので、平日を選んで登りに行っているので、過去2回もさほど待たずに槍ヶ岳へ登れたのですが…
今回の槍ヶ岳、チョー!ガラガラ!
そりゃあ、そうだ!
大人気のテント場だってガラガラなんだもの…。
やはり、今夜からの台風?予報でキャンセルした人が多かったんでしょうね…。
見ての通り、登りルート上にも人がポツンポツン。
こういう岩場は人が多いと、登り渋滞の心配だけではなく、落石の心配もあるので
こんなに空いている今回は、落ち着いて&安心して登れました。
槍ヶ岳はココを歩くようにね!のペンキマークもバッチリ。
まずはペンキマークを確認し、前を登っている人と十分な距離を開けて登ります。
登るために掴む岩も比較的掴みやすいのばかりなので、
岩場の経験がある方なら、このような天気の時に心を落ち着けてチャレンジすれば登れそう。
うん!ウチのダンナのような「無理」と言っている人を「ダイジョブ大丈夫」とか言って登らせるのはやめましょうね!ホントに…。
個人的には槍ヶ岳の岩場よりも、この鉄ハシゴの方がずっと怖いよ!
ハシゴに関しては一歩一歩気をつけて、足場を手を確認して登ります。
しかし…前に来た時…こんなにペンキマークが多かったかしら?
槍ヶ岳を登る人が多いから、トラブルや事故が起きないようにペンキマークを増やすコトでスムーズな流れをつくっているのかしら?
しかし…ホントよくこんな場所にハシゴを設置できたものですね~。すごいなあ。
おお!いよいよ最後のハシゴが見えて来ましたよ!
あそこを登り切れば槍ヶ岳頂上!
まあ、この最後のハシゴが垂直で長~いの!
でも、でもね…
今まで、不帰嶮(かえらずのけん)や大キレット、ジャンダルム…今日に関しては東鎌尾根のあの長い長いハシゴをテント泊装備のザックを背負って降りて来た私よ…もちろん
短くても低くても長くても高くてもハシゴから落ちればただじゃ済まないもの~!
いま、自分がいるのが標高3000mとか、実際のハシゴの高さは3mもないとかなんて、関係ない。
落ちれば終わり。
そして、このこのハシゴを登りつめたその先が…