真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(3)燕山荘〜大天荘

表銀座縦走3タイトル

今シーズン初のテント泊登山は、荷物が重いだけではなく暑くて…グロッキー気味。燕山荘で本日の山行をやめようとかと思ったが稜線から見る北アルプスの山々がとてもキレイで…歩みを進めてしまいました。暑い&重いはわかっていたのですが…想像以上に辛い大天井までの歩きになりました。

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今回の記事・表銀座縦走コース「燕山荘から大天荘」までの行程

表銀座縦走コース1日目

目次

01燕山荘から大下りの頭

燕岳の裏手から大天井岳への道が始まります。
燕山荘から大天井岳へ向かって歩き出す
ここから大下りの頭までの道のりは、ほぼ平坦な稜線歩き!
中房温泉から燕山荘まで頑張って登ってきた人へのご褒美ルートと私は思っています。
ふと振り返ってみれば燕岳がよく見える…。
燕岳を振り返る
おっと…そういば、今回は燕岳へは登らなかったな…だって、燕山荘から燕岳へは片道30分もかかるんですよ…今回の長い山行の中では体力温存!

進行方向を見れば、常に槍ヶ岳が見えるのが今回の表銀座縦走コースの醍醐味!
しかも燕山荘から大下りの頭までの稜線は、ほぼ平坦で危険箇所もないので槍ヶ岳を堪能しながら歩ける〜♪
槍ヶ岳ばかりに夢中になって転ばないように、ちゃんと気をつけて歩いてますよ〜!
遠くに見える槍ヶ岳

うん!槍ヶ岳を見ながら歩いていたら、だんだんパワーが復活してきた!

笑顔のイラスト
中房温泉からの登りで疲れた足どりがだんだんと軽くなってきたがした。
うん、気がしただけ。
歩きやすい道
とにかくニヤニヤしながら歩いていると、あっという間に蛙岩(ゲエロ岩)近くまでやってきた。
蛙岩近く
蛙岩(ゲエロ岩)の標識で写真を撮る…その時に知りたくない事実を見る。
蛙岩の標識
燕山荘と大天荘までの距離が書いてあるのですが…ココから燕山荘まで1.2キロ、大天井岳まで5.6キロ
うわ〜圧倒的に大天井岳までが長い!

そして、幾度見ても蛙に見えない、蛙岩(ゲエロ岩)…。
蛙岩を見上げる
蛙岩の隙間を左から巻いて、先へ進む。
燕山荘出発からず〜っと見えている槍ヶ岳なんですが…全然近づいている気配はない?
歩きやすい道が広がる
平日ということもあり、平坦な道を静かにのんびり歩けて幸せでした。

ここならクマ出没の心配も少ないし〜

照れ笑い顔のイラスト
う〜ん…思い切って会社を休んで来て良かった!
そろそろ終わる平坦な道
この間もず〜っと暑かったんですが、上り下りがない分楽しく歩けました。

12時13時大下りの頭に到着

大下りの頭についた
あっという間に大下りの頭に到着してしまった…。
…幸せな時間が終わった。

02大下りの頭から大天荘分岐

平和な時間が終わる…その理由は…
大下りの頭からものすごく下って、下った先から次の稜線へ向かって…またものすごく登るんですよ!

せっかく稼いだ標高を…ここで捨てるわけですよ…

泣いているイラスト
とウジウジしていても仕方がないので、まずは下るよ!
大下りの頭を下る
お向かいの山を登っている人を見ながら、この大下りの頭を下るわけですが…ああ!今後の苦しみがはっきりわかるから辛い。
大下りの頭から登り道を見る
テント泊装備を背負ったままの下りは今シーズン初なので、静かに…そう!猫のように下ろうと思うのですが…ドシドシ音を立てて下ってしまう…。
大下りの頭から下る2
下りついた先は…樹林帯。
そして、登りが始まった!
基本的には歩きやすい、わかりやすい登山道が中心なのですが…ほんのチョットでてくる岩場にキョドったり…。
上り道が分かりづらい
眼の前にどーんと広がる登り道にしなびたり…同じ登山道を数回歩いたぐらいでは、登山ルートに慣れるってことはないですね。
山から湯気がたっているよう
ああ、それにしてもいや〜!暑い!
日陰に居ても暑いけど、日向は更に暑いよ!
とにかく暑い
槍ヶ岳が見えない樹林帯の中で暑い、槍ヶ岳見えるけれど遮るモノが全く無い稜線沿いで暑い…う〜ん?どっちが辛いだろうか?
とにかく暑い2
そんなコトを考えながら、ただただ歩く…。
とにかく暑い3
大下りの頭を下りきった先からの樹林帯の登り道は、ちょっとした岩場があったり、階段があったりと…ちょっとだけ難易度が上がりましたが、落ち着いて歩けば問題ないルートかな?
稜線に出た
そしてようやく稜線に沿いの道に出た!
壮大な景色が目の前に広がっている!
さあ!これから先はご馳走ルートだ!

振り返れば、さっきまで居た燕山荘、蛙岩がもうあんなに小さく!
遠くに見える燕山荘たち
亀の歩みでも、歩けば遠くへ来たもんだ。
稜線歩きが始まる
ところが…稜線に出た途端…更に暑い!
時間は13時…うん、一番暑い時間帯だね!

もう、顔も腕もヤケチャッたよ〜!

松崎しげるのモノマネイラスト
日焼け止めを塗り、顔も隠していたのですが…この登山から帰ってきた後から私はずっと黒いです…。
稜線歩きが始まる2
シャツから出ている自分の腕がチリチリと焼ける…。

正直痛い!

叫ぶイラスト
自分が焼き魚になった気持ちになってきた。
稜線歩きが始まる3
そして、なぜだか…全く足が進まないんですよ!ちょっと熱中症気味だったのかしら?
お水はちゃんと摂取し、塩タブレットも意識して採っていたんですけどね〜。
まあ、倒れるコトなく歩き通せて良かったです。

空を見れば、生き生きと太陽が輝いている…。
今回の登山…今までの登山の中で、一番暑い!間違いない!
北アルプスの3000m付近でこんなに暑いなんて…今年の夏はほんと辛いなあ…。
稜線歩きが始まる4
いつもだったら?
日帰り装備だったら?
なんてことない、このアップダウンの少ない道なのに全く足が進まないの〜!

どうしちゃったんだろ…私

登山中の泣いている顔
じわりじわりと進むことしかできず…ここでもたくさんの人に抜かれる。

暑さでフラフラになっているところに、切通岩が出てきた。
ここはちょっとした岩場をハシゴを使ってガーッ通りて、向かいに見えているハシゴをガーッと登る。
ココまでのコースで唯一の鎖場一番高度感を感じる場所。
切通岩に出た
それほど大したことのないハシゴですが、落ちたらモチロン…大怪我しますよ!
なので、最大の注意をはらってハシゴを下る。
切通岩へ下る
テント泊装備ザックも重たいので…かなり気を使いました。

ハシゴを降りきった場所で、さあ!向かいのハシゴを登ろう!と思ったけれど…やっぱりシンドいよ。
喜作レリーフの真下が…ちょうど日陰。
日陰に入り込むと…うん、居心地がよい。
喜作新道レリーフ
このレリーフの描かれている小林喜作さんは、この先に待ち受ける大天井岳から槍ヶ岳に通ずる東鎌尾根を開拓したお方だとか…。

き、喜作さ〜ん!

泣きながら歩くイラスト
喜作レリーフがある切通岩の真下で休むことに。
10分ほど休憩したでしょうか…いつまでもココで休んでいるわけにはいかないので、歩き出すことに。
暑くて辛い登り
休憩したのに…!歩きだしたらやっぱり辛いよ!暑いよ!足が進まないよ!
ほうほうの体で登る…。

14時20分槍ヶ岳と大天井岳への分岐

大天井岳への分岐に出た
もう、ココまでくれば、どんなに遅くっても16時前には大天荘に着くよね???

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