真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(3)燕山荘〜大天荘

目次

03大天荘分岐から大天荘

大天荘と大天井ヒュッテへの分岐…ここから大天荘へは恐怖の登りが始まる!
ここから大天荘までは約600m(標高差150m)の登り。
コースタイムは標準40分!…40分か…まあ、あと1時間は歩くってことね…フッ。
大天井岳への最後の登り
登りだして、上を見上げると…目的地が全く見えない!
道はゴーロ…うん!歩きにくい道だ!
歩いてきた道を振り返る
シンドいな〜と思って、着た道を振り返ってみれば…燕山荘も視力の弱い私にはほぼ見えない…。

うん、もう戻れないね、進もう!

不安だけどホッとしているイラスト
ダイジョブ、時間はあるぞ!ユックリ登るよ!
ヒィヒィいいながら登っていたら…このような看板が!
大天荘まで残り500mを示す標識です。
大天井岳への最後の登り500m
500mか〜…ジョギングで500mなんてあっという間だから、後もうちょっとだね!
大天井岳への最後の登り2
ところがさ〜、あるけどもあるけども…次の標識である400mが出てこないよ?

あー!わかった!次はきっと250mなんだよね!

笑顔のイラスト
と、楽天的に考えていたら…
大天井岳への最後の登り400m

え…?400m?

動揺しているイラスト
ちょっと!ちょっとちょっとチョット!
500mから本当にかなり歩いたのに…ここの場所は400m!?
まじで~!?
大天井岳への最後の登り3
この精神的ショックはかなりきました…。

山での100mって長いのね…

泣きながら歩くイラスト
と思いながら登っているが、全く次の300mポイントにつかない…

あー!もしかして…300mポイントをウッカリ見落としたんじゃない!うん!きっとそうだ!

喜んでいる顔のイラスト
と自分をごまかしていたら…
大天井岳への最後の登り300m
え…?300m?
ちょっと!ちょっとちょっとチョット!
さっきより一区間、一区間距離が伸びているでしょ!
と、完全に看板に対して言いがかりモード…。
大天井岳への最後の登りの階段
足が進まないので、足のサイズの半歩、半歩ずつの牛歩歩きで登っていたところに…階段!
テンポがずれちゃうでしょ!キツイな〜!
大天井岳への最後の登り4
もちろん、ここの登り中もめちゃくちゃ暑く…だんだんあ暑さでクラクラしてきた。
そこで出てきた…残り200mの看板。
大天井岳への最後の登り200m
なんでこんなに長いのよ!と看板に八つ当たりをしたくなる。
大天井岳への最後の登り5
過去に2度、テント泊装備で登ったけれど…こんなにきつかった思い出なんてなかったよ!

あ〜やっぱり年かしら…?

必死な顔のイラスト
後もうチョットなんだけど…。
チマチマちまちま歩いて…ちょっと苦しいかな…と思ったら止まる。
疲労が軽く軽減したら、また歩き出す。
それをずっと繰り返しながら登り続けます。
大天井岳への最後の登り100m
残り100mか…
ふっ…わかっているよ…この先もすんごい長いんでしょう?
その後はひたすら

大天荘!大天荘!大天荘!

完全にバテているイラスト
とそれだけを脳内で唱えながら登りました。

こうしてやっと着きました、大天荘!
あれれ…?大天荘へついた時の写真が全く無いよ!
撮っていたつもりだったけれど…撮ってなかったんですね…ショック!
大天荘のテント場
あんなに、あんなにしんどかったのに…目的地に着くとなぜだか元気!
よく、テント場に着いて全く動けなかった…を聞きますが、全然普通に動けました。
ものすごくシンドいし、足も進まなかったのは確かなことなのですが…その身体の声に逆らわず超・ユックリで登ったのが…。
今の私には合ったみたい。
今回の登山で、今後のテント泊登山はユックリ登山で乗り越えていこうと決めました。

この後は、大天荘でのテント泊、そして大天井ヒュッテへの移動…。
次回「真夏の表銀座を単独テント泊で縦走(4)大天荘から大天井ヒュッテへ」に続きます。

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