急な岩場を登って、やっとついた甲斐駒ケ岳山頂。天気に恵まれ、大満足な気持ちで下山を開始し始めましたが…まだまだ困ったコトに遭遇し続けるハメに…
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砂地の急な下り…甲斐駒ケ岳山頂から駒津峰まで
さあ、私の目の前には花崗岩の白砂の下り道が広がっています。
眼の前には山々が広がり…白と緑の色合いがとってもキレイ!
でも目の前の風景に見とれて足元が疎かになってはダメダメ〜。
ほらほら、いかにも滑りそうな急斜じゃない?
また、あっちこっちに石碑が。
一つ一つを近くまで見に行く気力がなかったので…カメラの望遠レンズで頑張って撮ったけれど…。
私の安物デジカメでは…限界がありますね。
う〜ん、いくら見ても飽きない風景に、ついつい足が止まるけれど…下山しないとね。
まずは、この斜面を右方向へ下っていきます。
ちょっとでも脚の気を抜くとズルリ!と転げていきそう。
小股でチビチビと下りていきます。
この道は上りでも下りでも通れる道なんですが…気持ちの良い道です〜!
ただ、人も多いので…前の人に追いついたら…前の人が道を譲ってくれるまで、たんたんと着いて歩く。
後ろに人の気配を感じたら即座に道を譲る。
こうして着々と下山をしていたら…
今回の甲斐駒ケ岳登山で一番のムカつく出来事が…。
前の人が道を譲ってくれたので、ありがとうございますと道をそそくさ歩いてスグ。
折れ曲がっていて先の見えない道でオッサンが現れた…
とちょっと先をのぞくと、その現れたオッサンが
ここですれ違いなんてできないだろ!戻った!戻った!
うう…上り優先はわかるけれど…ちょっとその言い方傲慢じゃない?
と思いつつも道を戻って山側に立って通過を待っていると…
こっちはこれから25人続いて歩くんだよ!
に、25人もずらずらと来るんですかー!
分割すればいいのに…
さらに
こっから落ちて、俺に迷惑かけないでよ〜!
とまで言われちゃ、コッチも黙ってられない
と怒鳴り返したら
はははは〜その通り〜
とから言ってくれたので
とその背中に向かって怒鳴っちゃった。
前にも、こんな事を言う人に出会ったことがありますが…山で人に対してネガティブな事を言う人って嫌だわ!
※アドバイスなら嬉しいんですが…。
その後続く25人も、私を含めて下山側の人を待たせているのに、誰一人「ありがとうございます」とか「すみません」もない…。
最後の一人に
なんかのグループさんですか?
と聞いたら…
とあるツアー会社でした…。
しかも最後尾の人も思いっきり素人…フラフラしながら歩いてて危ない危ない。
え?じゃああの先頭のオッサンがガイドで、しかも25人を一人でガイド…?
怖っ!!
後ろで待っていた人も「非常識なグループだな…」って呟いていました。
今回の甲斐駒ケ岳は大人数のパーティーが多かったけれど…ツアー会社が多く参入しているからかしら?
モヤモヤする気持ちを抱えつつも先へ進むと、なにやら分岐点が…
どうやらココが摩利支天への分岐点だったらしいです!
更に下山をしていくと…またもやツアー団体…。
と思ったいたら
ここのツアー会社は先頭と最後にガイドが着いていて、胸にちゃんとツアー会社のワッペンも。
途中で道を譲ってくれ、「ご迷惑をおかけしました」とお辞儀まで…。
正直、私はツアー会社はあまり好感を持てないまま登山を続けてきたので…こちらのツアー会社にはものすごく好感が持てました。
私が単独登山ができなくなったら…ツアー会社の登山で登山を続けるだろうか?
いや、きっと登山をやめるだろう?
そ〜んな、今考えるだけ無駄な事を考えながら、歩く。
ああ、なんてもったいない〜!
せっかくの山なのにね。
下の写真の右手に見えている岩が、甲斐駒ケ岳ルートの有名ポイントの一つの六万石だったかしら?
花崗岩帯を抜けると樹林帯へ入ります。
が…
登り返し。
疲れた身体にはキツかった…。
その先に現れたのが下の写真の標識。
太陽の光で照らされてて全然読めないんだけれど…多分ここらが六万石の直下だった気がしますが…。う〜ん?
行きにちゃんとした写真をとらなかったので、下山時にはちゃんと撮ろうと思っていたのに…。
撮ってないよ。私。
ココを通過すると、行きに通った登山道に戻ります。
上りの時に上ったり下ったりした登山道は、下山時も登り返しが多く…シンドい。
登りの時も混んでいた登山道…私の下山時には更に渋滞が激しくなっていました。
まだまだ急な下りは続く…駒津峰から仙水峠まで
こうして行きにも通った駒津峰まで戻ってきました!
10時50分駒津峰に到着
こちらで休もうかな〜と思ったんですが…。
混んでいますね〜。
よって、ここでは休憩はとらずに先へ進むことに。
駒津峰から再び甲斐駒ケ岳を見上げる…
私さっきまであの山頂に居たんだよね…
あのムカつく集団はまだたどり着いてないだろうな…
ダメダメ!もう、アイツらのコトなんか考えちゃ私が損するだけ!
気持ちを取り直して、駒津峰からは行きにつかたルートとは違う仙水峠方面へ向けて下山を開始します。
出だしは岩の転がる急な下り…うっかり石車に乗らないように気をつけてくだる。
駒津峰から先は人が減ったのでついついスピードを出して下山したくなるよね〜。
でもね、それは転ぶ原因にもなるから気をつけます!
眼の前に広がる山を見て…すぐに地図を広げ…
あの山には登らなくていい!
って事を確信してホッとする、疲れ切った登山者…。
樹林帯に入って、道がちょっと優しくなって…さらにホッとしたんですが…
いえいえ、この後もけっこう急な下りが続きます。
次の目的地の仙水峠までは、急なんですよ。
こうして急な樹林帯を下っていきます。
11時48分仙水峠に到着
地図上ではっきりと核心が持てるポイントに到着すると安心しますね!
こちらでも休憩している方がちらほら。
私もここで10分ほど休憩。
早く下山してビールが飲みたいんですが…2日続けの登山と直射日光に参っています。ハイ。
ゆるやかな下りへ…仙水峠から長衛小屋
仙水峠は大量の岩がゴロゴロ転がってる。
山頂の花崗岩、途中の土の道から一気に風景が変わったコトにビックリ。
風景に感嘆しつつも…この道…足裏に石がガツガツ当たって痛い〜!
この手の道の下山はルートを間違いやすいので、足裏をかばいつつ目印を確認しながら進みます。
昨日仙丈ヶ岳、そして今日甲斐駒ケ岳を登って下りて来た私の足裏が
と叫んでいる。
それにしても、なぜこの場所に一極集中で岩が集まっているのかしらね?
いつもだったら楽しみながらあるく岩場も…シーズン始めのやわ足裏には辛かったわ。
こうして岩場を抜けると、樹林帯〜!
直射日光を遮ってくれて、助かる〜。
そして着いたよ仙水小屋!
12時14分仙水小屋に到着
泊まり客でない人は敷地内に入ってはならぬので、遠くから看板だけ撮らせていただきました。
トイレも利用できませんよ。
小屋の前には水場があり、水が常時ジャブジャブ出ていたのですが…水場に対しても注意書きがあり、水が飲みたい場合は
「水、下さい」
と言わねばならないのですが…周りに誰もいないし、敷地内に入ってならない…。
敷地内奥手のベンチで談笑している2人の男性がいたので一生懸命見つめ…水場を指さしつつ水場と男性を交互に見て…
オーラを送り…談笑のまま目がそれたので…多分飲んでいいのよね?と思い…水を飲ませていただきました。
水を飲んで元気も出たので、再び下る。
そこで…また会っちゃった…。
下山道をウロウロしているオジサン。
私の姿を見ると
ここを下った場所が北沢峠?
と聞かれたので
と答えたら
じゃあ北沢峠に行けるんだろう…最初っからそういえばいいのに…チッ!
と言い放って行っちまいました…。
オッサン、道もわかってないし、地図も持ってないようなのに歩みは早いんだね…。
さっさと視界から消えてくれて嬉しかったわ。
あああ…神様…。
今日の登山は…どうしてこんなに嫌な連中に会うのでしょうか?
双児山山頂標識の下を陣取る中高年、岩場四つん這い登りでビタづきしてくる中高年、山頂で写真を撮れと言う中高年、そして今日の出来事…。
こんなに素敵な青空に、とても良い山なのに、嫌な思い出がまとわりついてくるのがチョット悲しいね。
そんな私の心をさっぱりさせてくれる沢。
この沢を幾度か渡りながら緩やかに下っていく。
今回レポを書いていて、長衛小屋から甲斐駒ケ岳への登山にこちらのルートを使う人が多いのが納得の道でした。
12時41分長衛小屋前に到着
こうして無事に長衛小屋まで下山!
小屋の前のベンチにダンナも居た!
ダンナ的には地図上のコースタイムと私の歩くペースで予測していた時間より到着時間が1時間ほど遅かったみたい。
ええ、ええ、だって…上りも下りも渋滞だったんだもの…。
いやあ、ホントなめてた…7月3連休&大人気の山。
そして長衛小屋の橋で、ダンナに今日会った中高年のことを話す。
話すことで気持ちも落ち着き、さあ帰りましょうか!と思いテント用ザックを見ると…
ダンナが頑張ってパッキングしてくれたんだけど…う〜ん
パッキングレベル25点ってところかしら?
長衛小屋から車まではダンナがテント泊ザックを背負ってくれたので、助かりました。
疲れ切った身体にテント泊ザックはやっぱり重いのよ。
閑散とした長衛小屋。
テント泊受付のお兄さんにお礼を告げて、長衛小屋を後にします。
こうして憧れの長衛小屋テント泊は終わりました。
テント場としては最高の立地なんですが…やはりココにたどり着くまで一苦労…。
次に利用させていただく時は…うん平日かな。
以上で、甲斐駒ケ岳&長衛小屋に関するレポはオシマイです。
お付き合い頂きありがとうございました。