単独日帰りで甲斐駒ケ岳(2)駒津峰

甲斐駒ケ岳タイトル2

甲斐駒ヶ岳…名前はよく聞いていたけれど、なぜかあまり興味がなかった山。今回北沢峠に来なかった登らなかったかも。興味がない理由は…多分駒ヶ岳と言う山が多いからかしら?なので…山の形も特徴も調べずに登ったんです。これ、けっこう後悔しました。

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目次

見晴らしの良い登山道を歩いて…双児山から駒津峰

甲斐駒ケ岳双児山から駒津峰までのイラストマップ

双児山は甲斐駒ケ岳の四合目地点…。
そうか…2時間登っても、今日の登山の半分も来ていないのね。

双児山から進む

先はまだまだ遠いけれど、双児山でピークを迎えた後は見晴らしが良くなり景色が楽しめるようになったのが嬉しい。
双児山から進行方向を見れば…

進行方向にい駒津峰と甲斐駒ケ岳

甲斐駒ヶ岳の山頂が目の前にドン!と鎮座しています。
手前のピークが次のポイントの駒津峰で、その奥にラスボスのように待ち構えているのが甲斐駒ケ岳ね!

さあ!進むよ〜!と歩き出したら…

再び森の中へ

樹林帯の下り道。

双児山まで頑張って登ってきたので、標高を落としたくないですが…泣く子と山にはかなわない。
道に沿って下り、標高を落としていきます。

歩きやすい上りの登山道

この樹林帯の道…座って休憩をしている方々が多かったのよね…。

なんでだろ?

面倒な顔をする登山者のイラスト

樹林帯途中から道は上り道にかわり、その樹林帯を抜けたあたりから風景がぐるりと望めるように…!

やだ!最高!!!

喜ぶ登山者のイラスト

周りの山々が望めました!

まわりの山々が見える

ええと…アノ山は仙丈ヶ岳???

南アルプスの山々

うんうん、山座同定ができないのよね〜。
でもね、この山だけははっきりわかるよ!

富士山が見える

富士山!
登る山としては魅力が薄い(^_^;)山の富士山ですが、山から見えると嬉しくなる富士山!いいですね〜。

そして…ここからキツイ登りが始まりました。

ザラ場を登る

ザレ場になり、足元がころけやすい。

ザラ場を登る2

途中で疲れ…振り返るとさっきまで歩いた山道がはるか眼下に。

上ってきた道を振り返る

その後も、なかなか苦しい急坂を登る。

石と土の道を登る

一歩一歩をヨッコラショー、ドッコイショーと登る。
こうして、眼の前に広がるピークを登り切ると…。

7時38分駒津峰に到着

駒津峰の標識

こちらの駒津峰…長衛小屋から仙水小屋経由で登ってくる人の方が多い。
長衛小屋から北沢峠まで移動し、双児山経由で歩いてきた私なんですが…

あれ?長衛小屋から仙水小屋経由で登ってきたほうが良かった?

考える登山者のイラスト
って、ちょっと後悔。

長衛小屋から北沢峠で駒津峰でのルートには途中に山小屋・水場はありますが、北沢峠〜双児山ルートにはトイレ・山小屋はありません。
そのため、北沢峠〜双児山ルートは難易度は中級者以上の登山者向けとされているようです。

駒津峰に到着

休憩にも最適な駒津峰に到着には多く登山者が休憩しています。

人で賑わう駒津峰

また、デポされたザックが多い…ここにザックを置いて空身で甲斐駒ケ岳に登りに行く人も多いようだ。

でもここから2時間は歩くのよね?

ふてくされた登山者のイラスト

私はちょっとデポしていくのは不安かな。
自分の命を守るザック、できれば常に一緒にいたいですね。

長い岩場…駒津峰から甲斐駒ケ岳山頂へ

甲斐駒ケ岳駒津峰から甲斐駒ケ岳までのイラストマップ

10分ほど休憩したら、駒津峰から甲斐駒ケ岳へ向かってスタートです。

駒津峰を後にする

駒津峰から…また下る…。
ええ、下るんです。

岩場を降りる

その後は地味なアップダウンくりかえししたら…

岩場の道が続く

ここから先、一直線に甲斐駒ケ岳山頂まで登っていきます。

岩場の道が続く2

岩場を歩いていると、急にハイマツが出てきた。
この先岩しかないと思っていた場所に緑があるなんて…ハイマツってスゴイな〜。

ハイマツの道へ

ハイマツの道を抜けた先から上を見上げると
白い山肌と見上げる高さが雄大な甲斐駒ヶ岳山頂方向の景色。

残るピークはは甲斐駒ケ岳

ああ〜これからあそこまで登るのね…

登れるかしら

何かを見る登山者のイラスト

不安を覚えつつ進んでいくと、進行方向に人がワラワラ…。

ハイマツの先に人がいる

あらー!渋滞!

長蛇の列

しかも長蛇!

甲斐駒ケ岳までの長蛇の列

まままま、まさか!
この渋滞が山頂まで続いていくのかしら?
不安を抱えつつ…渋滞に並ぶ。

ずっとずっと並んでいる列

登山者を見ると、初心者さんも多い感じ。

上りが始まる

だから岩場で混んじゃうのね〜。

なかなか進まない行列

岩もこの様に大きいので、登るのが一苦労。

岩場を登る

久々に三点確保…というか四つん這いになって登っていきます。

岩場を登る2

下山でのすれ違いの人もいるので、上りも下りもなかなか進めず。
駒津峰から2時間と書いてあったけど…2時間では足りない気が…。

岩場を登る3

ルートに迷いやすい岩場は赤いマーカーに沿って登っていきます。
こうやって登った先には…

岩場を登る4

さらなる長い長い上りが〜!

駒津峰から山頂までは、岩場続きでかなり体力を使う登山ルートとなりました…。

ちなみに山頂へのルートには岩稜の直登り砂地の巻き道の2ルートあります。
六方石と呼ばれる巨石が分岐点になり、左へ進むと岩稜の直登りコース、右は砂地の巻き道コースとなっています。

岩場を登る5

私は岩場が好きなので、直登コースを選びます。
それほど危険な岩場ではないため、ほとんどの人は、こちらを登っていました。
私は、行きは直登コースで登り、帰りは砂礫コースで下山しました。
また焦っても仕方がないので、所々で立ち休憩もしていましたが、そんな人が多いせいか、ココまで来ると渋滞もバラけなくなっていました。

周りの風景が穏やか

ああ、それにしても…山の風景は気持ちがいいな〜

笑顔の登山者のイラスト

さて!上ろう!登りを再開し始めた時に…困った中高年第二弾が出てきた〜!

果てしない岩場

もう、急ぐ必要はないと、苦しくないペースで歩いていると、うしろにオジサンが…ビタづき。

どうぞお先に

喜ぶ登山者のイラスト

と言うと

いえいえ、私も精一杯です

と言うので、そのまま登る。
が、どうにもこうにも後ろにピッタリ

…あの、先に行ってください

微妙な顔の登山者のイラスト

と言うと

いやいや、後ろでいいです。

っていうんだけどさ〜。
ここって基本的に岩場なのね、だからおケツ突き出して登るんだが…その後ろにオッサンがピッタリ付きって嫌でしょう。

けど、なかなか先に行ってくれないので…
周りに人がいることを確認してから…

後ろにピッタリ人がいられると
歩きづらいんです!
先に行ってください!

怒る登山者のイラスト

と大声で言いました。
周りの人たちがチラチラ見る中

なんだよ〜…どうせ途中で抜くんだろう

って言い放ってオッサンが先に行きました。

ちょっとワンテンポ置いてから登り始めるとオッサン登り早いし…てか

先に女子がいるのを発見しオッサンその女子の後ろにビタづき!!

叫ぶ登山者のイラスト

まじ気持ち悪い。

ひたすら岩場を登る

延々と続く岩場の登りと、荒ぶった心を鎮めるためにちょっと立ち休憩。
呼吸を整えたら、岩岩を登っていきます。
そうそう、鎖場やハシゴなどの人工の補助はありません、ひたすら自分の足だえけで登っていきます。

土室が変わってきた

岩岩ゾーンをやっと突破したのですが、山頂付近は白いざれ場で、これがまた登りにくい!

花崗岩ぽくなった

岩質も徐々に変わってきて、こちらは花崗岩?

大きい岩の間を登る

この花崗岩…大きいですよね〜!
甲斐駒ケ岳を調べないで登ったので…いきなり現れた奇石にただただ感心。

特徴的な岩

今回記事を書きながら、当時の写真を見ていると…白い岩と青空が本当にキレイですね…。
こんな日に登れて幸せだ〜。

あの岩を超えたい

こうして最後のざれ場を頑張って登っていると…

あ!人だ!

疲れた登山者のイラスト
石碑も見えている…山頂まで、あと僅かだよね…!頑張ろう!私。

一つ一つが大きい石

が…あともうちょっとがなかなか着かないわよね〜。

山頂の人影が見え始めた

歩いても歩いてもなかなかつかない山頂を見上げるのも辛いので、下を見たり後ろをみたりしながら気を反らせ…。

あともうちょっと

9時26分甲斐駒ケ岳山頂に到着

甲斐駒ケ岳山頂に到着

ああああ…山頂に到着した〜!
この甲斐駒ケ岳の山頂は360度の大パノラマが広がります…。
この山頂をこれからユックリ堪能したいと思いますが…山頂でも困った中高年が出てきます…(T_T)
次回「単独日帰りで甲斐駒ケ岳(3)甲斐駒ケ岳」に続きます。

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