単独日帰りで仙丈ヶ岳登山

仙丈ヶ岳登山title画像

南アルプス・仙丈ヶ岳は「南アルプスの女王」って呼ばれていることを知ってた?なだらかで女性的な山の形からそう呼ばれているんだって…そう聞くと…なだらかで楽な山なんだろうな〜って思っていたけれど…それ、大間違い!
山でも人間でも…女の見た目に騙されたらダメよ!ダメダメ!

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▶ 北沢峠・長衛小屋キャンプ場でテント泊 準備編
目次

まずは振り出しへ…北沢峠の仙丈ヶ岳登山口

仙丈ヶ岳のイラストマップ1

テント設営を終え、何だかもう今日の大仕事は終わった気になった。

テントの中でまったりしたい。

疲れた登山者のイラスト
ダンナも一緒だから、今日は登らずに…テントでゴロゴロしたり、たまには夫婦2人で北沢峠散歩も悪くない。
でも、でも、でも…

今朝の芦安から北沢峠までの…この移動…もう二度と嫌だな…

面倒な顔をする登山者のイラスト

公共機関嫌いの私…今回を逃したら…もう二度と北沢峠まで来るコトはないかもしれない…
よって、重い重いケツを上げて…山へ登りに行くことに!
今日の登山は仙丈ヶ岳!
テントで留守番という名の昼寝をするダンナにダンナ用の登山計画書と私の今回の登山ルートを記した地図を渡し、早速仙丈ヶ岳登山へ!

8時51分長衛小屋から出発

長衛小屋から出発

周りを見ると、テントを設営し終わった方々が登山へ向かう。
私も長衛小屋のテント場の水場でハイドレーションに水を給水してから登山口へ。

長衛小屋のテント場ももういっぱい

長衛小屋のテント場に着いた一時間の間にもテント場はみるみる埋まっていく…。
もう張れるスペースが見当たらないのに…続々とテント泊装備の方々が長衛小屋に向かっていく…。
全員張れるのだろうか…?と不安になるぐらい。

長衛小屋から北沢峠へ歩く

そうそう、こちらもやまなしの森林100選の一つだとか…。
前に広河原から鳳凰三山へ向かった山中にもありましたね。誰が決めてんだろ?

山梨百森林の看板

長衛小屋から北沢峠へ戻る途中の林道に仙丈ヶ岳への登山口があります。
ここから登れば「仙丈ヶ岳二合目コース・見晴台」へショートカットができるんですが…
この章の地図にも破線で書いておいたよ。

まあ、せっかくだから…0合目から登りたいかな?

考える登山者のイラスト
と思って行きは素通りしました。

こうして、長衛小屋から歩いて15分ほどで、先ほど降りたバス停の北沢峠に戻ってきました。
こちらのバス停には水洗トイレが設置されているので、バス停のトイレを利用させてもらって準備万端!

来た道を戻る

そうそう…北沢峠バス停一帯は携帯は圏外です。
たしか、テン場も圏外だった気が…。

9時5分北沢峠・仙丈ヶ岳登山口

北沢峠、仙丈ヶ岳登山口

仙丈ヶ岳登山口はバス停・トイレのすぐ脇にありますよ。

最初から上り道…仙丈ヶ岳0合目から2合目まで

仙丈ヶ岳のイラストマップ2

最初から…まあまあ急な坂を上る。

いきなりの上り

この上り…早朝から芦安から移動してきた疲れと車中泊であまり眠れなかった睡眠不足W効果で、ちょっと辛い…。

上りが続く

仙丈ヶ岳は人気の山なので、登山道にも人がいるいる。

結構キツイ上り

たしかにコレだけ整備された登山道だもの…登山初心者にも歩きやすいですね。

砂利道の階段

でも…ちょっとキツめの上りなんだよね〜…。
今回は上り始めた時から疲れているんだから、ユックリゆっくり上ります。

木の根っこの上り

登山口からの樹林帯の中を登っていくと、板がひっそりと木に括り付けてあるのを見つけた。

9時21分仙丈ヶ岳・一合目に到着

仙丈ヶ岳一合目通過

ああ、ココが一合目なのね。
そう、仙丈ヶ岳も合目、合目の看板が立てられているので、上りの目安にして登っていけます。

緩やかな上り

一合目から少し歩くとなだらかな坂になりました。
でも、上りだけどね〜。

眩しい光

時折切れる樹林帯の間から降り注ぐ太陽の日差し…強くない?

日が降り注ぐ

季節は夏…。樹林帯の中は暑い、かといって日差しも暑い。
早く気持ちの良い風が吹く稜線に出たいものです。

樹林帯を上る

再び樹林帯に戻り…ちょっと穏やかな道を進むと…

9時35分仙丈ヶ岳・二合目に到着

二合目に到着

ここで先程見た、長衛小屋〜北沢峠間の林道途中にあった登山道と合流になるんですね。

まだまだ続く上り…仙丈ヶ岳二合目から五合目まで

仙丈ヶ岳のイラストマップ3

二合目以降も樹林帯をどんどん登っていきます。

二合目以降も樹林帯を上る

樹林帯って…長く感じるんですよね。
登山を開始した直後は

緑いっぱいだわ〜

笑顔の登山者のイラスト

なーんて言っているくせに…30分も歩けば…もう緑はお腹いっぱい

その後は

つづら折りの樹林帯を上る

つづら折りの上りがじわじわ私のことを攻めてくる。

ちょっと…思ったよりしんどくない?仙丈ヶ岳さん

微妙な顔の登山者のイラスト

って思った時に…足元にあったこの看板。

ファイトの看板

「ファイト!」ですって!
このような看板があるってことはやっぱりキツイんだよね!?
仙丈ヶ岳の樹林帯は!

結構辛い上り

その後も展望のないシラビソ樹林帯を黙々と上る…。

結構辛い上り2

景色の変化がないのが…ちょっと…けっこうへたる。

結構辛い上り3

けれども仙丈ケ岳は歩きやすい登山道でしたので、高山デビューにオススメっていうのもわかります。

まあ、その分…飽き…

ふてくされた登山者のイラスト

そんなコト言っちゃダメ!

結構辛い上り4

歩きやすさ故…心に油断が生まれて、ちょっと眠い登りです。

9時57分仙丈ヶ岳・三合目に到着

三合目のたしなめる看板

あらあら…何だか切ないメッセージがこめられていますね…。
そんなにゴミを置いていく人が多いのかしら?

日差しが痛い

四合目からは石が主張し始めました。
初心者だと…ちょっと歩きずらい、岩場や木の根っ子が入り乱れた急斜面が出てきます。

岩場にもなってきた

それらを写真に撮りたいけれど…結構人のいる仙丈ヶ岳登山道…写真を撮るタイミングが悩める。

10時11分仙丈ヶ岳・四合目に到着

四合目の看板

しかし…まあ…この…前の人との距離間のつかみ方が難しい。
私が追い抜けるほど遅くないし、引き離してくれるほど早くない。
カップルなので振り返って会話する度に…カメラを構えている私と目が合う感じで気まずい
登山道を撮りたいのであって、あなた方を撮っているわけじゃないからね!
まあ…このなんてことない登山道をずっと撮っている私は…はたから見たら、怪しいですね…。

岩場の坂道を上る

そうそう…四合目を過ぎたあたりから再び急登になりましたよ…。

岩場の坂道を上る2

もう、ほとんど岩の登山道!

岩場の坂道を上る3

けれども…仙丈ヶ岳は登山初心者向きのコースと評されているだけあって…鎖場などのワクワク…いいえ!危険箇所はありません。

岩場の階段を上る

五合目までは四合目以降の岩場やこの岩の階段ぐらいしか…ワイルドな場所はなかったかな?

上りに疲れた

ココまで来ると、相当疲れていて休みたいんですが…前にも後ろにも人がいて休みづらい…。

しかも…ココまできたから五合目に着いたら休憩しよう

疲れた登山者のイラスト

な〜んて変な意地もあって、素直に休めばいいのに…ひたすら登っていました。私。

日差しが辛い

仙丈ヶ岳は楽な山という思い込みもあって…一合目からココまで本当にしんどかったです。

10時31分仙丈ヶ岳・五合目に到着

五合目に到着

あああ〜!やっと、やっとこさ五合目に着いたよ!
五合目は「大滝頭」とも呼ばれており、「小仙丈ヶ岳」「馬の背・薮沢方面」への分岐点でもあります。

休憩しよう!

疲れた登山者のイラスト

と、思うんだけど…そう思う同士が多いせいか…いい感じの休憩ポイントがない。
立ち休憩をしながら皆さんが向かう方向を見ていると、圧倒的に「小仙丈ヶ岳」方面へ行かれる方が多い。
なぜかしら?とコースの説明を読んでいると…「小仙丈ヶ岳」方面の方が景色がいいようですね。

五合目に到着〜馬の背コースを選択

私は…ピストンより縦走か周回が好きなので、今回の仙丈ヶ岳登山は上りは「馬の背コース」経由で山頂を目指すと決めていました。
立ち休憩を5分ほどして、「馬の背コース」方面へ歩き出そうと思うんですが…たくさんの登山者が向かう方角とは違う方へ歩き出すって…ちょっと勇気?がいりません?

本当に私…こっちを選んで…良かったのよね

不安な登山者のイラスト

と、周りに流されそうになる私です。
けれども…「馬の背コース」へ向かって歩きはじめましたよ!
次回「単独日帰りで仙丈ヶ岳登山(2)」へ続きます。

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