常念山脈縦走(7)東天井岳編

常念山脈縦走(7)東天井岳編タイトル画面

常念山脈縦走も半分まで来た!…のかな?1時間半以上もかけた山を1時間かけて下り、また目の前に聳える山を登り返すという、体力的、精神的にもMな山行はマダマダ続くよ。

前回の記事は

常念山脈縦走(6)番外編
常念山脈縦走編、今回はチョット脇道にそれた話です。常念岳の登り降りで完全にへばった私が、常念小屋からのエスケープルートを選択しないで大天荘まで頑張ったキッカケを漫画にしてみました。 前回までの記事を読まないと、話の流れがわからないと思いま...

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常念小屋から横通岳まで

常念小屋から横通岳までのイラストマップ

現在の時刻は11時10分
地図上で見る常念小屋から大天荘までのコースタイム3時間10分
休憩をたんまり入れても16時までには大天荘に着く心構えで…常念小屋から大天荘へ向けて出発だ!
と、歩き出したが…常念小屋周辺には本日の山行を終えた方々がはしゃいでで…羨ましいな〜!

常念小屋前の写真

見ていると20代の若者たちだ。
個人的な見解なんだけど…蝶ヶ岳・常念岳あと白馬岳エリアは若い子が多いように思うんだけど…どう思う?

なんて、雑談は置いておいて…まずは目の前に立ちはだかるピークを登りますか!

常念小屋から横通岳方面へ登る

登る前から既にしんどいけど…。
振り返れば1時間ほど前まで居た常念岳の山頂が見える。

常念小屋と常念岳を振り返る

さっきまであんな高い場所にいたのに…私は今、あの山の下部に居る。

ああ、あの場所から高度を落とさず大天井岳まで行けれたなら…

変な顔をしている登山者のイラスト
という、妄想をしていても仕方がないので、チャッチャと進もう。
常念小屋から大天井岳へ向かう道のりの初めの一歩は樹林地だ。

常念小屋から横通岳方面へ樹林帯を登る

常念岳でやっと森林限界を越えたのに…また樹林帯に戻って登るのよ…。
この道は6年ほど前にも歩きました。

その時、ここらでブヨに刺されたっけな〜

弱気な登山者のイラスト

このエリア…やたら虫がいるので、お気をつけください。
道幅も狭いので、人とすれ違う時は譲り合いで。

常念小屋から横通岳方面へ樹林帯を登る2

樹林帯をノロノロペースで20分ほど登ると、再び森林限界へ。

常念小屋から横通岳方面へ登る

視界を遮るものはなくなった。

横通岳エリアに着いた

空がひろーい!
風景が広がれば、心も広がる。

横通岳エリアから見晴らしが良くなる

空を山を見ながらニヤニヤ進めば…道標が現れた。

横通岳南肩に着いた

どうやらココが地図上の第1ポイントの横通岳南岳になるのかな?
常念小屋からの第一の上り、クリアだよ!

横通岳から東天井岳分岐まで

横通岳から東天井岳分岐までのイラストマップ

横通岳から先は…見て!

横通岳南肩から大天井岳へ向かって進む

最高の稜線歩きが待ってますよ!
コレだよ!コレ!
ココが歩きたくて私はケツと腰と首が痛くなる深夜バスに乗り、上高地から延々と歩いてきたんだよ〜!

遠くに大天井岳が見える気がする

疲れもふっとぶこの景色!
樹林帯を登っているときに「ああ、常念小屋でリタイヤしておけばよかったのかな?」なんて言ってた自分は何処へ?

ランララ〜ン♪

笑う登山者のイラスト

と、鼻歌歌いながら歩いちゃう!
歩いちゃうけど…

気持ちの良い横通岳の稜線

遠く、遠く〜に見える大天井岳は遠いぜ!
あの場所にたどり着くまで私の脚では3時間以上か〜!ヒャー!

岩場もある

目の前に広がる山脈を目指して歩く。
途中にあった道標は…

劣化していて読めない道標

ハゲちゃってて、読めない。
でも、大丈夫!スマホに現在地がわかる山アプリが入っているから今どこにいるかが分かるんだ。
こうしてスマホに電波に頼りっきりになっていって…道標の仕事もスマホに奪われる時代がくるのだろうか?
となると…今よりも間引きされた状態で道標が立つ時代がくるのかもね?

ハイマツの間を通って進む

そう思いながら歩いていたら、向かいから来た男性に声をかけられた。
お一人ですか?
え?「こんにちは」ではなく、なに?その問いは?

え?はい…私一人だけど…

ってドキドキしながら答えると…

この先の登山道近くに熊が2頭居ます。
一人ならば熊鈴なり、音を鳴らして歩かれた方がいいですよ。

ですって…。

え…

笑顔の登山者のイラスト


描き起こしている時間がないので可愛いイラストやさんからお借りしました。

クマー!

びっくりする登山者のイラスト

奥さん!クマクマクマクマ熊ですってよ!
登山を趣味として約10年ぐらい?その歴史の中で初の熊出没情報!
ひぃ〜!
男性の指差す方を見ると…黒い塊が動いている。

東天井岳近くで熊を見る

雪渓の白と緑の中でやたら黒い物体がウロウロ。
あ…あれが熊なのね!
でも、進まないことには大天井岳へ行けない…。
なので…熊鈴を鳴らして歩くことにしました。

東天井岳へ向かって急ぐ

途中ですれ違ったお嬢さんたちにも
あそこに熊が居ます…
と、恐怖を共有。

遠くに見える熊

熊との距離は上の写真の通り。
こんなに離れていて、何を恐れるか?って思われるかもしれないが…。
熊が本気出して走ったら時速35キロでしたっけ?

熊が本気出したら、あっという間に近くに来そう〜

泣く登山者のイラスト

この時は本当に怖かった!

東天井岳になかなか着かない

できるだけ早くこの場所から去りたい!

ちょっと岩場で歩き辛い

あと、熊が居るよって教えてくれた方が
熊たちが雪渓の近くにいるのは涼しいからかな〜?
って言っていたので…進行方向に雪渓が見えた時はチョットドキドキ。

雪渓がある

あの雪渓近くにも熊が居たらどうしよう…。
って、ドキドキしながら進んだが、雪渓には熊が居なくて一安心。

東天井岳までもうチョット

私のイメージでは熊って樹林帯の木陰に居るって思ってたけど…稜線近くの見晴らしの良い場所にも居るんですね!
そして、すれ違った男性から教えてもらわなければ、私は熊の存在に気が付かなかったよ!

こうして想定外の遭遇でハラハラドキドキした区間を歩き終え東天井岳分岐に辿りつきました。
時間は13時半…時間は余裕だが、私の心には余裕がないよ。

東天井岳分岐についた

ココで周囲の危険情報をネットで検索したら…この先の道でも「熊が居ましたよ」のネット情報が…!
く…クマぁ!

東天井岳分岐から大天荘まで

東天井岳分岐から大天荘までのイラストマップ

東大天井岳分岐には私一人。前にも後にも登山者の姿はなく…
心細ーい!

東天井岳分岐から大天井岳へ向かって進む

また、東天井岳近くに来た頃には…大天井岳が間近となった為、大天井岳の姿が見えなくなった。
進行方向には登りとピークが待ち構えている。

東大天井岳からも登りが続く1

もう、すっかり疲れているので目の前に見えるピークを大天井岳だと思いたい!

東大天井岳からも登りが続く2

思いたいけど…私は何度も大天井岳へ行っているので…あのピークが大天井岳じゃないことはわかる〜。

東大天井岳からも登りが続く3

とりあえず、一山一山…ピークを乗り越えて行くしかないわね!

東大天井岳からも登りが続く4

ユックリしていってねペースでピークを越える。
その越えた先に新たなピークがコンニチハ!

あ〜…大天井岳と会いたいよ

驚く登山者のイラスト

東大天井岳から先の道は土、時々岩や石。
難しい道ではない、ただ…登りなだけだ。

東大天井岳からも登りが続く5

時折高山植物も咲いている。

高山植物に癒やしを求める登山者のイラスト

私のブログには高山植物の写真があまりない。
なぜなら…私が高山植物にあまり興味がないから…。(高山植物好きな方、本当にごめんなさい!)
そんな私がココで写真を撮ったってコトは体力的にもメンタル的にも疲れていたんだろうな…。

大天井岳へ向かって登る

あのピークを越えたなら〜。

大天井岳へ向かって登る2

このピークを越えたなら〜。
次こそは〜。
って、思うけど私はまた裏切られ〜。

大天井岳へ向かって登る3

と、「越えたなら」という適当な歌を自ら手がけながら進む。

ああシンドイ…。

疲れ果てた登山者のイラスト

大天井岳へ向かって登る4

ここらへんで、大天荘までのカウントダウン道標に気がついた。

大天荘へのカウントダウン標識400m

400mか〜…。
平地だったらあっという間の距離だが…山だと結構長いんだよね…。

常念小屋からずっと上り

その証拠に現時点から大天荘までの距離が400m程度だなんて、到底思えない!
もっと離れているんじゃない?ねえ?

遠くに大天荘が見える

でも、大天荘の姿は目視できるトコまで着た。
あとは進むしかない!

残り300m

大天荘へのカウントダウン標識300m

残り200m!

大天荘へのカウントダウン標識200m

残り100mの看板!

大天荘へのカウントダウン標識100m

もう大天荘に着くわよ!

大天荘に着いた

こうして、なんとか大天荘に到着しました。
時間は14時54分。
非常識な時間の到着にならないで良かった!

常念小屋から3時間45分ほどかかって大天荘にたどり着きました。
地図上でのコースタイムは3時間10分なので…今回の私の登山ペースはユックリってことです。

さあ、これで今日は一安心!
と、思いたいところですが…これからテン場を申し込んで、テント設営して、登山道具整理して…ご飯用意して…
あら、まだまだやることたくさんあるじゃない。

次回「常念山脈縦走(8)」に続きます。

常念山脈縦走(終)大天荘〜下山編
常念山脈レポも、大天荘まで来てしまえば一段落。だって大天荘から燕山荘、中房温泉までの道のりは…もう何度も歩いた登山道ですから! でも…何度も歩いた実績があっても…テントを背負って歩くのはいつもシンドイのだ。 前回の記事は ...

後の行程は何度も歩いた大天井岳〜燕山荘〜中房温泉。
次回で常念山脈縦走レポを終われるとイイな。

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