いよいよ今回のレポ1番のメインスポットの不帰キレットに入るよ。「不帰」って名前の不吉さが表すように不帰キレットは日本三大キレットの一つです、結構危ない登山道なんです。
左が登山・キャンプランキング、右がにほんブログ村っていうブログランキングに参加しています。
押してもらえると見てくれている人がいるんだ〜!って嬉しくなるの。
前の記事はコチラ▼
不帰キレットエリアを4つに分けてレポを書く
今回から突入する不帰キレット(不帰ノ嶮)は、登ったり降りたりを繰り返す岩の稜線。
その稜線は3つの峰によって構成されていて今回のレポだと…唐松岳→Ⅲ峰→Ⅱ峰→Ⅰ峰→白馬鑓ヶ岳→白馬岳と続いていきます。
このⅢ峰〜Ⅱ峰〜Ⅰ峰が不帰キレットエリアで、3つの峰の中で1番大きい峰がⅡ峰。
そして不帰キレットで最も危険と言われる箇所がⅡ峰北峰とⅠ峰間になります。
このエリアを横・断面図にしてみると…
こんな感じ。
上の図でもⅡ峰北峰とⅠ峰間がぐぐっと切れ込んでいますよね。
その切れ込んでいる場所が今回1番危ない場所、キレット。
ちなみにキレットとは…
過去に不帰キレットを歩いた時白馬岳→唐松岳へ抜けました。
今回の不帰キレットは唐松岳→白馬岳方面へ抜けることにしました。
一般的には白馬岳→唐松岳の方がオススメになります。
確かに…今回は降り時にヒィ!って思うこと多かったね。
不帰キレットⅢ峰〜Ⅱ峰
唐松岳から不帰キレットへの始まりは下り。
岩や石がゴロゴロ転がる、けれども下の写真のように人がたくさん歩いたことによって出来上がった道なので、苦もなく降りていける。
下る私の目の前には、不帰キレットがデデーン!と立ちふさがってます。
ワクワクとドキドキ。
楽しいけど不安。
相反する気持ちを抱えつつ足を進む。
進めば進むほど不帰キレットが近づき、そのかっこよさに惚れる!
いよいよ不帰キレットを歩くんだ〜!
と、浮かれつつも慎重な気持ちで足を進める。
で…多分…この辺りが不帰キレットⅢ峰あたり。
唐松岳〜Ⅲ峰間は…よくある岩場道。
なのでぽけーとしているとⅢ峰であることにすら気が付かない。
私も不帰キレットに来た高揚感で舞い上がっていて気が付かなかったよ。
どうやら、上の写真のトンガリ辺りがⅢ峰らしいよ。
このトンガリの向かって左側を通って先へ進みます。
道は明瞭で迷うことはないかと。
でも、歩いていて
って思ったら…それは
道を間違いかけている…かも!
そんな時は一度ペンキマークの○がある場所まで戻ってみよう。
戻るのは面倒かもしれないけれど、間違った道を進むのは人生も登山もオススメしない。
こんなにわかりやすそうに見える稜線歩きでも、実際現場で歩いていると足元の岩場に視野が夢中になっていて本来のルートからハズレていること…あるんだなぁ。
不帰キレットだからって全ての道が緊張感バリバリルートじゃない。
所によっては平和な道も出現。
この平和でなだらかな道をトラバースした先には登りが出た。
あれはⅡ峰南峰。
そこに通じる道は見ての通り特に難所もないジグザグな登り道。
ココを淡々と登る。
ああ、でも…浮石が所々にあるから、下りの場合は気をつけて通過したい場所ね。
こうしてなんとな〜く上り詰め…。
Ⅱ峰南峰に到着
このルートが3大キレット?
って、思うでしょ?
うん、ココまではあっけない。
Ⅱ峰を渡る
Ⅱ峰は南峰と北峰から成る。
南峰と北峰間は不帰Ⅱ峰吊尾根って言うらしい。
吊り尾根とは
てコト。
なので、南峰からは下るよ。
写真で見れば細そうな稜線を歩くが、実際歩けばそれなりに幅はある。
だが、転んで落ちれば…ヒィ!な結果が待っていることは間違いなし。
下りで楽だからと調子に乗らず、慎重に降ろう。
下った先にはⅡ峰北峰への登り。
岩場だらけの不帰キレットと思いきや、思ったよりハイマツが生息しているわね。
テクテクと登っていく先に見えるは一峰や天狗の大下りの頂き。
先はまだまだ長いぜ〜!
道はドンドンワイルドになっていく。
このような道ではホント譲り合いが大切。
登り優先!とかじゃなく、安全を保てるようお互いが譲り合いたいよね〜。
こうして岩だらけの登りを登る。
そろそろ鎖も出てきたよ。
こんな岩のち時々鎖を登っちゃえば
Ⅱ峰北峰に到着。
こうして不帰キレットの半分はサクッと通過。
唐松岳から不帰2峰北峰までは、岩場歩きの経験や岩場に恐怖心がない方であれば難所とは言えないエリア。
まあ…雷や大雨だったら逃げ場所はないからヤバい場所になるけど。
今回歩いたゾーンはこんな感じ。
次回は不帰キレット核心部を歩きます。
「不帰キレット&白馬鑓温泉テント泊縦走(11)」に続きます。
https://twitter.com/notifications