やっと登山開始です!初めて登る登山道はどんなルートなのかワクワクドキドキ…そんなレポを描きたかったけど…すっごい単調なレポとなってしまいました。
前回の記事は…
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ブナ立尾根登山口から権太落とし
七倉山荘からタクシーに乗り、高瀬ダムから30分ほど歩いてようやく登山口です。
地図で見ると…距離的に短く感じるブナ立尾根登山口から烏帽子小屋なんですが、コースタイムを見ると…
5時間半
な、長いね〜!
この短い距離で5時間半かかるってコトはつまり
そうとうな急登
ってことよね…。
さて、今回3人でココまで来たけど…。
行動としては別行動。
1泊2日で七倉山荘〜烏帽子岳〜船窪岳〜七倉山荘を周回登山する彼らと
3泊4日で七倉山荘〜野口五郎岳〜雲ノ平〜高天原温泉〜三俣山荘〜新穂高温泉へ縦走する私なので
登山計画書も最初から別。
なので、登山口からすでに
と別れの言葉を告げた。
一緒のパーティだったら…ダメだからね!
で、別行動と言いつつ、やはり心は彼らに甘えている。
ココに来るまで多数のテント泊者を見た。
烏帽子小屋のテント場はネット情報によると20張りほど。
やばい…テント場…キャパオーバーかも…!
そんな不安を抱えていたので…
私のテントは畳一畳分あれば張れるので、あなた達のテントの脇に張れますから!
彼らのテントは大きいぞ。おっさん2人が寝ても余裕のデカさだ!
彼らがテントを張れば…私のささやかなテント エアライズ1は…その脇に張れるだろって下心満々で、彼らを見送った。
そして彼らは颯爽と…登山道に消えていった…。
…
………
さあ…いつもの「ひとり登山」が始まったよ!
ココからは通常営業の山レポになります。
7時4分ブナ立つ尾根登山口から登山開始
ブナ立尾根登山口は上りから始まりますよ。
ま、登山道の始まりはそんなものよ…って思ってたら…やだぁ…。
階段。
登山道に現れる階段って…ちょっとテンション下がりません?
だってー山に来たのに〜
階段だよ。
しかもさぁ…
こんな人工的階段!
登山開始して5分でこの階段って…ちょっと意地悪!
しかもこの階段てば、1つのエリアを登り終えても
新たに階段。
出だしから…キツイ!
たいていの登山道は、階段をガッと登れば…土の上り道…だけど
ここは九十九折の階段道が続く〜!
キッツー!
最近の私の登山スタイルは息を切らさないよう小幅で歩くノンビリまったり登山。
でも、階段では…そうもいかない。
階段の段差に合わせて足を上げざる負えない。
自分のペースが掴めず…息を切らせながら登ると…
あら、何かしら?この看板は?
銭湯の下駄箱の番号札みたいだけど…
「10」と、書いてある。
そう、このブナ立尾根は「1〜10」の看板が登山道に設置されています。
おお!カウントダウン形式か!
人工物階段が終わった後は…木と土で作られた階段が続きます。
登りキッッツイ!
さ、さすが…短い距離なのに5時間半かかる登山道だけあるわね…!
地図を見て、頭では分かっていたけど…実際に登ると、その急勾配に妄想と現実の違いにギャフンだよ。
また、このルートは裏銀座の始点に使われる方も多いので…人が多い〜!
後ろから来る人に道をどんどん譲る。
そして進んでいくと…あ
8時8分権太落としに到着
登山を開始して、1時間で地図上での目印ポイントの権太落としに到着だ。
写真を撮りたかったけど…この権太落とし周辺には休憩している人がたくさん…。
ちょっと写真が取りづらい。
なのでイラストを描いてみた。
まあ、このくらいの岩がドーンとある。登山道ではよく見かける光景…そんな場所が権太落とし。
この権太落としが…
…って私は思った。
だって〜その後…スゴイ岩を見ることなかったよ?
そう、ブナ立尾根って…ブナ立尾根って…急登なくせに見どころがない苦行の登山道でしたわよ!
権太落としから三角点まで
この先に見どころがない
ってコトを(当時)知らない私は、権太落としをちらっと見ただけで先へ進む。
その後も続く急登。
いつまで経っても急登。
登れど登れど急登。
まあ、手を変え品を変え…いろいろなタイプの急騰が私の前に立ちふさがる。
コレがイケメンだったり、料理だったら嬉しいけど…登りだと…
って気分。
とにかくユックリでいいから進んでいくと
「7」の看板!
「8」の看板はどうしたって?
ええ、確認し撮ったけど…撮った写真の中から「8」の看板が見つけられなかった。
「10」の看板のときにも銭湯の下駄箱の番号札みたい…と書いた通り、ブナ立尾根に設置されている「1〜10」の看板…存在が薄いんですよ。
10cmぐらいの看板で、色は茶色…登山道に対して保護色過ぎて…
実際登山道でも気を抜くと、看板を見落としそうなぐらいでした。
その後もずっと登るんですが…
急騰
見どころがない樹林帯
で、何かイマイチ気分が上がらない。
それに次から次へ人に追いつかれて…その度に道の脇によったりして
気持ちが落ち着かず、ペースが掴みづらく…個人的には苦手ルートだったかな…。
ああ!ブナ立尾根ルートが大好きな方、ゴメンナサイ!
こういうルートは奥多摩の稲村岩尾根ルートみたいで
北アルプスまで来たのに…ココは奥多摩デスカ?って…ちょっと、思った。
ごめん。
その後も…
なんか気持ちが上がらないままひたすら登ると
あら!何か光指す場所が見える!
アソコまで行けば…周りの風景を見ながら登れる?
と、思いきや。
まだまだ樹林帯だ。
うう〜。辛い
先行してもらった2人は今頃ドコだろう?
すると僅かな平たいゾーンに出たよ。
本当に僅かな平たいゾーン。
いつもだったら「ユックリでもいい、私は進もう。」と思うが…
今回はテント場確保の心配もないし…
休憩しよ!
腰を据えてユックリ休憩。
おにぎりを齧った後の写真で失礼。
その後もまた登り…。
ごめんね、登りとしか描けなくて…。
でもホントにず〜〜〜〜っと登りなんだもん、ウソは書いていない。
今後、私と同じような鈍足登山者さんが登る時…
このブログ通りに登りだ〜!
って共感してもらえるといいな。
なぜか下山後に知ったけど…今回歩いたブナ立尾根は
日本三大急登
ですって…。日本三大急登と言われているルートは…
谷川連峰・西黒尾根
南アルプス甲斐駒ケ岳・黒戸尾根
そして今回歩いた…ブナ立尾根なんですって!
いや、ココらへんに三大急登があると思っていたけど…何か勘違いしてて
七倉山荘から船窪岳だと思いこんでいたのよ。
だから今回歩いているブナ立尾根キツイけど…七倉山荘〜船窪岳はもっとキツイんだろうな〜って思いながら登ってた。
(※実際、烏帽子岳〜船窪岳〜七倉山荘はめちゃくちゃキツイみたい)
で、日本三大急登とは知らずに登っていた私だけど…
って、思ってた。
ああ、この時日本三大急登って知ってれば…
って自虐的に楽しめて居たかもしれないのに…!
己の無知が悔しい。
登れども登れども、まだ続く登り。
登りながら「もう、このルートは二度と登らない!」って思ってた。
すると…ああ、見えてきた。
10時30分三角点に到着
へへへ…登山を開始して、3時間半で…三角点まで来たよ…。
きっとこの先は見晴らしが良くなって…たのしく登れるはずさ!
に、したいところだが日本三大急登…まだまだきっついー!!!!
「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(04)」に続きます。