鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(03)ブナ立尾根前編

鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走ブナ立尾根前編のタイトル画面

やっと登山開始です!初めて登る登山道はどんなルートなのかワクワクドキドキ…そんなレポを描きたかったけど…すっごい単調なレポとなってしまいました。

前回の記事は…

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目次

ブナ立尾根登山口から権太落とし

ブナ立尾根登山口から権太落としまでのイラストマップ

七倉山荘からタクシーに乗り、高瀬ダムから30分ほど歩いてようやく登山口です。

地図で見ると…距離的に短く感じるブナ立尾根登山口から烏帽子小屋なんですが、コースタイムを見ると…
5時間半
な、長いね〜!
この短い距離で5時間半かかるってコトはつまり
そうとうな急登
ってことよね…。

ブナ立尾根登山口

さて、今回3人でココまで来たけど…。
行動としては別行動。
1泊2日で七倉山荘〜烏帽子岳〜船窪岳〜七倉山荘を周回登山する彼らと
3泊4日で七倉山荘〜野口五郎岳〜雲ノ平〜高天原温泉〜三俣山荘〜新穂高温泉へ縦走する私なので
登山計画書も最初から別。
なので、登山口からすでに

私は写真を撮りながらユックリ歩くのでテント場でお会いしましょう

と別れの言葉を告げた。
一緒のパーティだったら…ダメだからね!
で、別行動と言いつつ、やはり心は彼らに甘えている。

ココに来るまで多数のテント泊者を見た。
烏帽子小屋のテント場はネット情報によると20張りほど。
やばい…テント場…キャパオーバーかも…!

そんな不安を抱えていたので…

どうか!早く行ってテント場を確保してください!
私のテントは畳一畳分あれば張れるので、あなた達のテントの脇に張れますから!

登山者のイラスト

彼らのテントは大きいぞ。おっさん2人が寝ても余裕のデカさだ!

プロモンテ4人用テント

彼らがテントを張れば…私のささやかなテント エアライズ1は…その脇に張れるだろって下心満々で、彼らを見送った。
そして彼らは颯爽と…登山道に消えていった…。


………
さあ…いつもの「ひとり登山」が始まったよ!
ココからは通常営業の山レポになります。

7時4分ブナ立つ尾根登山口から登山開始

ブナ立尾根登山口から登山開始

ブナ立尾根登山口は上りから始まりますよ。

ブナ立尾根登山口からすぐ上り

ま、登山道の始まりはそんなものよ…って思ってたら…やだぁ…。
階段。

ブナ立尾根登山口は上り階段から始まる

登山道に現れる階段って…ちょっとテンション下がりません?
だってー山に来たのに〜
階段だよ。

しかもさぁ…
こんな人工的階段!

ブナ立尾根登山口の階段1

登山開始して5分でこの階段って…ちょっと意地悪!
しかもこの階段てば、1つのエリアを登り終えても

新たに階段。

ブナ立尾根登山口の階段2

出だしから…キツイ!

ちょ、ちょっと待って…体と心の準備が…!

たいていの登山道は、階段をガッと登れば…土の上り道…だけど

ブナ立尾根登山口の階段3

ここは九十九折の階段道が続く〜!

上りが続くブナ立尾根登山口1

キッツー!

上りが続くブナ立尾根登山口2

最近の私の登山スタイルは息を切らさないよう小幅で歩くノンビリまったり登山。
でも、階段では…そうもいかない。
階段の段差に合わせて足を上げざる負えない。
自分のペースが掴めず…息を切らせながら登ると…

上りが続くブナ立尾根登山口3

あら、何かしら?この看板は?
銭湯の下駄箱の番号札みたいだけど…

10番の看板

「10」と、書いてある。
そう、このブナ立尾根は「1〜10」の看板が登山道に設置されています。
おお!カウントダウン形式か!

よし!全部の看板撮っちゃお

人工物階段が終わった後は…木と土で作られた階段が続きます。

ひたすら上りが続く上りが続くブナ立尾根

登りキッッツイ!
さ、さすが…短い距離なのに5時間半かかる登山道だけあるわね…!

ひたすら上りが続く上りが続くブナ立尾根2

地図を見て、頭では分かっていたけど…実際に登ると、その急勾配に妄想と現実の違いにギャフンだよ。
また、このルートは裏銀座の始点に使われる方も多いので…人が多い〜!

ひたすら上りが続く上りが続くブナ立尾根3

後ろから来る人に道をどんどん譲る。
そして進んでいくと…あ

8時8分権太落としに到着

9番の看板の権太落とし

登山を開始して、1時間で地図上での目印ポイントの権太落としに到着だ。
写真を撮りたかったけど…この権太落とし周辺には休憩している人がたくさん…。
ちょっと写真が取りづらい。
なのでイラストを描いてみた。

ブナ立尾根の権太落としのイラスト

まあ、このくらいの岩がドーンとある。登山道ではよく見かける光景…そんな場所が権太落とし。
この権太落としが…

このブナ立尾根で最初で最後の見どころスポットだ!

登山者のイラスト
…って私は思った。
だって〜その後…スゴイ岩を見ることなかったよ?
そう、ブナ立尾根って…ブナ立尾根って…急登なくせに見どころがない苦行の登山道でしたわよ!

権太落としから三角点まで

権太落としから三角点までのイラストマップ

この先に見どころがない
ってコトを(当時)知らない私は、権太落としをちらっと見ただけで先へ進む。

まだまだ登りは続く

その後も続く急登。

ひたすら上り

いつまで経っても急登。

階段の上りも続く

登れど登れど急登。

黙々と登る

まあ、手を変え品を変え…いろいろなタイプの急騰が私の前に立ちふさがる。
コレがイケメンだったり、料理だったら嬉しいけど…登りだと…

もう勘弁して〜!

喜ぶ登山者のイラスト
って気分。

木の根っこ道を登る

とにかくユックリでいいから進んでいくと
「7」の看板!

7番の看板見つけた

「8」の看板はどうしたって?
ええ、確認し撮ったけど…撮った写真の中から「8」の看板が見つけられなかった。
「10」の看板のときにも銭湯の下駄箱の番号札みたい…と書いた通り、ブナ立尾根に設置されている「1〜10」の看板…存在が薄いんですよ。
10cmぐらいの看板で、色は茶色…登山道に対して保護色過ぎて…

写真で見返すと…どこにあるかわからない

なにかに気がつく登山者のイラスト

実際登山道でも気を抜くと、看板を見落としそうなぐらいでした。

ひたすら登りのブナ立尾根1

その後もずっと登るんですが…
急騰
見どころがない樹林帯
で、何かイマイチ気分が上がらない。

ひたすら登りのブナ立尾根2

それに次から次へ人に追いつかれて…その度に道の脇によったりして

ひたすら登りのブナ立尾根3

気持ちが落ち着かず、ペースが掴みづらく…個人的には苦手ルートだったかな…。
ああ!ブナ立尾根ルートが大好きな方、ゴメンナサイ!
こういうルートは奥多摩の稲村岩尾根ルートみたいで

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北アルプスまで来たのに…ココは奥多摩デスカ?って…ちょっと、思った。
ごめん。

ひたすら登りのブナ立尾根4

その後も…

ひたすら登りのブナ立尾根の漫画1

登りが続くぅ〜

なんか気持ちが上がらないままひたすら登ると

ひたすら登りのブナ立尾根5

あら!何か光指す場所が見える!

そろそろ森林限界?と期待するが

アソコまで行けば…周りの風景を見ながら登れる?

と、思いきや。
まだまだ樹林帯だ。

木々の合間から見える山

うう〜。辛い
先行してもらった2人は今頃ドコだろう?

ずっと上りのブナ立尾根1

すると僅かな平たいゾーンに出たよ。

わずかの平らなエリア

本当に僅かな平たいゾーン。
いつもだったら「ユックリでもいい、私は進もう。」と思うが…
今回はテント場確保の心配もないし…
休憩しよ!
腰を据えてユックリ休憩。

おにぎり補給

おにぎりを齧った後の写真で失礼。

その後もまた登り…。

ずっと上りのブナ立尾根2

ごめんね、登りとしか描けなくて…。
でもホントにず〜〜〜〜っと登りなんだもん、ウソは書いていない。

ずっと上りのブナ立尾根3

今後、私と同じような鈍足登山者さんが登る時…
このブログ通りに登りだ〜!
って共感してもらえるといいな。

ずっと上りのブナ立尾根4

なぜか下山後に知ったけど…今回歩いたブナ立尾根は

日本三大急登

ですって…。日本三大急登と言われているルートは…
谷川連峰・西黒尾根
南アルプス甲斐駒ケ岳・黒戸尾根
そして今回歩いた…ブナ立尾根なんですって!

ずっと上りのブナ立尾根5

いや、ココらへんに三大急登があると思っていたけど…何か勘違いしてて
七倉山荘から船窪岳だと思いこんでいたのよ。

ずっと上りのブナ立尾根6

だから今回歩いているブナ立尾根キツイけど…七倉山荘〜船窪岳はもっとキツイんだろうな〜って思いながら登ってた。
(※実際、烏帽子岳〜船窪岳〜七倉山荘はめちゃくちゃキツイみたい)

ずっと上りのブナ立尾根7

で、日本三大急登とは知らずに登っていた私だけど…

ずっと上りのブナ立尾根8

ひたすら登りのブナ立尾根の漫画2

も〜〜〜この登山道って登りばっかり!!!

叫ぶ登山者のイラスト

って、思ってた。
ああ、この時日本三大急登って知ってれば…

ああ!私日本三大急登を登ってる!

汗をかく登山者のイラスト
って自虐的に楽しめて居たかもしれないのに…!
己の無知が悔しい。

ずっと上りのブナ立尾根9

登れども登れども、まだ続く登り。

ずっと上りのブナ立尾根10

登りながら「もう、このルートは二度と登らない!」って思ってた。

心底疲れてきた

すると…ああ、見えてきた。

10時30分三角点に到着

三角点に到着

へへへ…登山を開始して、3時間半で…三角点まで来たよ…。
きっとこの先は見晴らしが良くなって…たのしく登れるはずさ!
に、したいところだが日本三大急登…まだまだきっついー!!!!

「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(04)」に続きます。

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