鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(04)ブナ立尾根後編

鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(04)ブナ立尾根後編タイトル

ひたすら登るブナ立尾根。さすが日本三大急登と呼ばれるだけあってキツイわ〜…。でも森林限界まで辿り着けば風景にパワーをもらって楽しく登れる…と思ったんですけれどね…。

前回の記事は…

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目次

三角点から「1」の看板まで

ブナ立尾根ルート三角点から1看板までの地図

さあ…登山地図ルートにある目印の三角点に着いた!

ブナ立尾根ルート三角点

こちらの三角点は道沿いにポツンとあるので…最初は三角点とは気がつかなかったわ。

なにかの石碑?

怯える登山者のイラスト

と思ってたけど…この三角点からチョット歩いた先に設置されていた「4」の看板とそれに添えられているメモ書き「三角点」で気がつけた。

ブナ立尾根ルート三角点の看板

ここでチョット栄養補給をしていたら、後から来たトレラン3人組が
ブナ立尾根全然たいしたことないね
って言ってますけど…

Why ジャパニーズ ピーポー?

え…?え…?なんとおっしゃいました?
私、ブナ立尾根心底キツイんですけど……!

まだまだ登りのブナ立尾根ルート1

テント泊装備を背負っての久々の登山なので、身体がなまっていることは認める。
だが!
ブナ立尾根はずっと上りなので、運動習慣がない登山者は辛いと私は思う!

まだまだ登りのブナ立尾根ルート2

山関係のSNSを見ていても、「ブナ立尾根、評判より全然楽」って書いてあるけど…。
いやいやいやいや
キツイと思うよ〜。
まだ、登ったコトがなくて、近々登る予定のある方はSNSの全然ヨユーって言葉に惑わされないで!
実際登った時にキツイって思っても…後ろから来た人にどんどん抜かれても…このコースはキツイんだ。って認めていいんだよ!私もね…。

こうして三角点以後もひたすら登る。
途中にあった岩は

ブナ立尾根ルートタヌキ岩

タヌキ岩。
うーん?どこがタヌキだろ?
由来も調べたけど…わかりませんでした。

ひたすら登る1

その後もひたすら登る。

ひたすら登る2

登る。登る。

烏帽子小屋への看板

上り続ける〜!

ひたすら登る3

三角点を過ぎたんだから…樹林帯も切れて見晴らしが良くなってもいいんじゃない?って思いながら歩くと…

ひたすら登る4

あら!空が見えてきた。
そして足元にも「3」の看板が。

マダ上りが見える

この「3」の看板、ほんと足元にあるのでうっかりすると見落とすかも。
進行方向を見れば、広がるピーク。

ひたすら続く樹林帯

あ〜…まだまだ登るのね〜。
でも、歩いてきた道を振り返れば…。山だー!

周りの山が見えた

気持ちが上向きになったのもつかの間。道は再び樹林帯、見晴らしはなくなる。

すんっ…

辛い顔をしている登山者のイラスト
空が恋しい。

ひたすら登る5

上りはきついし、展望はないし、道が狭いので後ろから人が来る度に道を譲ったりで…条件的には北アルプス三大急登の中房温泉〜燕山荘と似ているけど…上りの斜度とコレと言った休憩ポイントがないので休むタイミングが掴みづらいのが相まって…なかなかシンドイ。

ひたすら登る6

今までの写真を見てもらっても単調な上りしか写ってないでしょ?
この単調がヒジョ〜ニ辛い!
同じ上りばかり味わっていると…岩とか鎖とかスパイシーな物が欲しくなるのよ!

ひたすら登る7

でも、テント場には仲間が待っている…。
もう、絶対にテント場について昼寝でもしている超人的登山パワーを持つゴクウと

もう、絶対にテント場でテントを設営し終わっているだろうペジータ

テント場に着いたら…久々の彼らとたくさんお喋りするんだ!


あんなコト、こんなコト、話したいことがてんこ盛りなので、彼らと話す楽しみが足を進ませてくれるのだ。

11時23分「2」の看板に到着

2の看板

ココで、権太落とし辺りから抜きつ抜かれつつを繰り返してきた男性と初めて会話をした。

「2」の看板ありますね!

彼とは…道を譲るタイミングと休憩のタイミングがなかなか噛み合わず…あーん!ペースが掴めない〜!とちょっとワジワジしていたので…
ここで会話して良かった!会話ってホント大切!一気に打ち解けられちゃう。

さあ、その方は「2」の看板でまだ休憩しているので

また追いついたら抜いてくださいね〜

って話して先へ進むのだ!
歩きだしたら…ほらね上り。

まだまだ登る1

ひたすら上り。

まだまだ登る2

ちょっと歩きづらい道にははしご通路が設置されている。

まだまだ登る3

歩いてみて分かったのは、ブナ立尾根はよく整備されている登山道。
ずっと上りなコトを省けば、登山道に危険箇所は少ない。それ故単調なのだが…整備されているからこそ、その単調に文句を言える幸せを忘れるなよ、私め!
木々の合間から見えた山…。

木々に阻まれる風景

船窪岳方向かな…。近くて遠いね。
その後もずっと登って登って

まだまだ登る5

11時47分「1」の看板に到着

1の看板

や…やった〜!
ココまでくれば…次のポイント「0」に当たる場所は烏帽子小屋だ。
もうチョットだけ頑張ったら…今日の登山は終わるぞ!

「1」看板から烏帽子小屋。

ブナ立尾根ルート1看板から烏帽子小屋までの地図

さあ…「1」の看板に着いた…。
このブナ立尾根コースは看板が10分割で付けられている。

前回の記事を描いた時は看板の写真がなくって、我ながらなんでだろ?と思ってたら…。
スマホで撮った写真の中に看板の写真があったので一挙大公開!

まずは…!

11の看板

あ、アレ?11から始まっていたのね…。
で、「10」

10番の看板

権太落としの場所でもある「9」

9の看板

こちらが権太落としにあった岩。

権太落とし

で。「8」には3つも設置されています。

8の看板

「7」の看板には休憩を促す言葉が…。

7の看板

「6」は中休み。

6の看板

中休みってことはココら栄養補給でもしながらシッカリ休んでねってことかしら?
そして「5」

5の看板

三角点のある場所の「4」

4の看板

「3」の看板に

マダ上りが見える

「2」の看板。

2の看板

そして…とうとう辿り着いた「1」の看板よ!

1の看板

わーい!私、全部の看板をカメラに納めていた!

なんて達成感!

笑顔の登山者のイラスト
こんな些細な喜びしか…登山中の心の変化はなかったよ…ブナ立尾根。

1の看板を過ぎても樹林帯

「1」の看板後も登るの。

1の看板を過ぎても樹林帯2

登って、登って…あら…道が平らになった?と思ったその先に見えるのは…
烏帽子岳!
わーん!なんてカッコいいオベリスク!

森林限界に出た

オベリスクの意味は

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になります。
ココまでくれば…きっと烏帽子小屋まであと僅か!
振り返れば…街とダムが見下ろせる…。
コレよコレ!登ってきた証として見たい風景は!

ダムも見下ろせる

ちょっと紅葉し始めた木々の合間を通過すれば…

平らな道をう進む

見えた!今日の目的地!

12時7分烏帽子小屋に到着

烏帽子小屋が見えた

本当にユックリと歩いたので、身体はさほど疲れ切ってはいないけど…。
それでも今日の登山がコレで一区切りついたかと思うと一安心ですよね。

次は烏帽子小屋でのテント泊でも思い出になります。久々の友達とたくさんお喋りしたし、皆で和気あいあいとご飯食べたし、地震も…
次回「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(05)」に続きます。

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