鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(02)高瀬ダム

鈍足単独テント泊が歩く裏銀座縦走高瀬ダム編タイトル

無事七倉山荘に着いたのはいいが…時間は朝3時40分とあって…真っ暗。仲間との合流時間まで2時間はあるからユックリ登山準備ができるのはいいが…真っ暗、しかも野外。真っ暗すぎて全容がわからない七倉山荘から今回のレポは始まります。

前回の記事は…

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目次

七倉山荘

七倉山荘地図

バスから降りたはいいが…辺りは真っ暗…。私はどこへ行けばいい?
毎日アルペン号から降りた同士達は6名ほど…?皆さん勝手知ったる七倉山荘って感じで行動に迷いがない。
迷いに迷う私は右見て、左見て…バスから降りた皆が向かう方へ着いていく。さも…

あ〜、うんうん私もこっちだって知っているのよ

苦笑いの登山者のイラスト

って顔で歩いていくと…。

七倉山荘のゲート

ゲート。

七倉山荘からブナ立尾根登山口へ通づる高瀬ダムまでの道路は一般車は通ることができません。
登山シーズン中はタクシーのみがゲートから先の高瀬ダムまで行けます。
このゲートが開く時間が朝の5時半以降。

現在時間は3時50分…つまり、その時間まで…七倉山荘で待つんだよね〜…っと見ていると…
歩いて進んでいく登山者さんがチラホラ…。
ここで2時間待ってタクシーに乗っていくか。
ここから2時間歩いて、とっとと先に進むか。
アナタならどうします?

私は…タクシーです。

暗闇の中にある建物

ゲートの前にはこのような建物も……。
ブレブレでゴメンナサイ!この時の暗さを見てもらうためにあえてアップしました。
仲間との待ち合わせ時間の5時半まで、この建物の側で登山準備を始めることに…なお、この建物には監視カメラが設置されていたのでココを拠点に登山準備をする私の映像が1時間ほど録画されていたはず。

まずは…トイレを探そう…。
トイレはどこかしら?と思ってウロウロしていると…このような標識が。

七倉山荘の標高標識

ふんふん、七倉山荘は標高1058.9mか。
高いのか?普通なのか?よくわからないわね。

そしてこの標識の後ろに見えてる建物がトイレ。

七倉山荘の公衆トイレ

人が居ない時は真っ暗ですが…人感センサーで電気が灯ります。
中はとってもきれいな洋式水洗トイレ!
う、嬉しい!
登山口にあるトイレって…カオスな感じのトイレが多いから、キレイなトイレだと…心が満たされる。
ちなみに手洗いの蛇口には
ここの水は飲めません
って書いてあったよ。

トイレ手前の建物は登山相談所
ここにポストが設置されているので、登山計画書を提出できます。
持ってくるのを忘れても、紙と鉛筆があるので提出できますよ。

七倉山荘の登山計画提出ボックス

で…登山準備のトイレ、登山計画書提出、パッキングし直し…靴擦れしやすい箇所にテーピングテープ、登山靴の履き直しで1時間ほど使ったが…あと一時間どうしましょ?
現地駐車場で車中泊で仮眠しているゴクウとペジータはマダ寝ているだろうから…。

………

考える登山者の後ろ姿

登山相談所に腰掛けて、体育座りでぼ〜っとしてた。
この日は9月下旬近かったけど、気温が高い日だったので凍えることなく過ごせてよかった〜。

で、時間は5時。そろそろ…タクシー乗車列に並ぼうかな…。

七倉山荘の登山相談所

周りが明るくなってくると…七倉山荘周辺が見えてくる。
登山口を示す道標も設置されているのね。

七倉山荘の道標

また、明るくなってわかったのが…駐車場に車が沢山停まってるよ!
でも、ゴクウとペジータの車がどれだか、全然わからない。

私…車に興味がなくって…。


我が家の車はスバルのアウトバックだけど…街中で同じ車を見ても…同じ車ってわかんないぐらい車がわからない。
なので、最初から彼らを探す気もない。
タクシー列並んでますってメールだけ打っとけ。

七倉山荘の駐車場

タクシーの行列は私を含めて30人ほど並んでいる…。
並びながら空を見ると、さっきまでちょっと朝曇り?していたので今日の天気が心配だったけど…青空がちらっと見えてきた。

朝焼けと雲

並びながらご飯も食べちゃえ!

朝ごはんのたまごサンド

で…食べ初めた途端…ベストタイミングで来るんだよなぁ…2人共。

ゴクウは一年に一度は会っていたけど

栂海新道メンバーゴクウ
ペジータは3年ぶりの再会。

栂海新道メンバーベジーダ

近状話が止まらない!
て、私が一人で喋っているだけなんだけどね…。

この2人は何?って思われた方は…

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をご参考ください。

七倉山荘前のタクシー乗り場

なので、この後の七倉山荘の写真がない…。で終わらすのはあんまりなので…せめて図解を…

七倉山荘周辺のイラストマップ
七倉山荘周辺はこんな感じでした。

高瀬ダム

高瀬ダム地図

2人と合流し、3人パーティーになった我々。
だが、タクシーは4人乗り…。1人分足りないか…。
って、心配することなかれ!
朝の、登山者がタクシー待ちの列をなしている時は…乗車人数が丁度4人になるように、誘導してくれました。
私たちが3人だと伝えると、並んでいる人に対してタクシー乗車を仕切っている係の方が…
「1人の方居ますか〜!」
って声がけしてくれ、4人乗車で七倉山荘から高瀬ダムまで移動することができました。
※タクシー待ちの行列がある時だけだと思います。

さて…七倉山荘から無事、乗り合いで高瀬ダムまで来たんだけど…アレレ、私としたことがどうしたことでしょう…。
タクシーの写真も、タクシー移動中の写真も撮ってない。
それもこれもずっと、ゴクウ・ペジータと喋っていたから…。

高瀬ダムに到着

七倉山荘横のゲートからタクシーに約15分乗車すると高瀬ダムに着きます。
ちなみに歩けば2時間近いですよ。
料金は1台約2400円。
今回4人で乗ったので、2400÷4で一人頭600円になりました。

高瀬ダム

タクシーから降りた、その場所は高瀬ダム。
濃ゆい緑色の湖が広がっています。

高瀬ダム2

まずは、高瀬ダムえん堤から長さ200mほどの不動沢トンネルに入ります。

6時37分高瀬ダムから出発

ブナ立尾根登山口へ向かって進む

電気がついているけど、ちょっと薄暗いね。

トンネルを歩く

トンネルの途中には…このようなチョット気になる扉も…。
なんだろう?この扉の先にゾンビとか居そうでゾクゾクするわねぇ。

トンネルの中にあったドア

って、ノンビリ見ていると…2人はドンドン行っちゃよ!

トンネルを進む2

このトンネルを5分ほどで抜ける。

トンネルを出た

抜けた先には吊橋だ。

不動沢吊橋が見えた

この橋は不動沢吊橋。

不動沢吊橋を渡る

100mを超える長い吊橋で、不動沢をこえてかかっています。

不動沢吊橋からの眺め

………って川…どこ?

不動沢吊橋からの眺め2

って、ほらほら!右左を見ていると2人はドンドン行っちゃうよ!

不動沢吊橋を渡る2

急いで!私〜!

ブナ立尾根登山口

ブナ立尾根登山口までの地図

不動沢吊橋を渡ってスグに不動沢・濁沢キャンプ指定地にでます。

不動沢・濁沢キャンプ指定地

どんなキャンプ地なのか、見て知りたかったけれど…2021年は営業していませんでした。

今年は営業していない不動沢・濁沢キャンプ指定地

立て看板を読んでいると…後ろから来た方々にドンドン追い抜かれる。

あまりにも抜かれると…焦るわ〜!


そうそう、仲間の2人はサッサと行っちゃったから…この写真に写っている方々は他人ばかり。

皆さん歩くのが早い

こうして、写真に写った方々を見ていると…テント泊装備の方が多い…。
烏帽子小屋のテント場はそんなに大きいテント場と書いていなかったので…テントが張れるかどうか…不安になってきた…。

道なりに進む

そう思うと、あまりダラダラしてもいられない気持ちになり…私もとにかく道なりに進む。
途中に会ったやたら赤テープだらけの道は何で?

赤テープが多い

道標もついているので、迷うことなく進めていけます。

登山道はこちら看板

ちょっとした樹林帯?を抜けた先にドーンと広がる、砂地に見惚れる。

広大な砂地が広がる

遠くに滝っぽいものも見えるんですが…滝ですよね?
地図を見ると無名滝と書いてある滝があるから…。
でも、無名滝なんて…ちょっと寂しいわね。

遠くに滝が見える

砂地の直ぐ側にはモリモリとした樹林帯が待ち受けている。
砂地と木々が隣接してる不思議な空間でした。

砂地を進む

チョット不安定な橋を渡ると

橋を渡る
ようやくブナ立尾根の登山口につく。

そこには先に行った2人が居る。

一人は棒立ち。
もうひとりは…水くみ…。

ブナ立尾根登山口近くにある水場

そう、ココはブナ立尾根登山口近くにある最後の水場です。
この先、烏帽子岳まで水場はありません。

7時00分ブナ立尾根登山口に到着

ブナ立尾根登山口に着いた

ん…?登山口…。
登山口ってコトは…ココまで登山道じゃなかったってコトかー!

ココまで歩いてきた道のりはこんな感じ。

ブナ立尾根〜高瀬ダム周辺のイラストマップ

さあ!前置きが長くなったけど…次回からやっと登山だよ。
「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(03)」に続きます。

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