過去記事
山の豆知識:山のトイレを考える(1)トイレの種類
山の豆知識:山のトイレを考える(2)トイレの処理方法
山の豆知識:山のトイレを考える(3)トイレのチップ
山の豆知識:山のトイレを考える(4)トイレのチップを払う?払わない?
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日帰りで登山をしていて、ふと気がつく…山にトイレがないケースって結構あるんです。
登山者の増加とともにトイレを設置する山が増えてきているようですが、トイレがない山はまだまだ多い。
私は、今まで登山で一度も野で用を足したことはないのですが…この先の人生で絶対にこの先も野で用を足さないとは言い切れない…
そこで今回はトイレのない山のトイレ事情 を
前編〜山の中で用を足す場合
後編〜携帯トイレを利用する場合
の2回にわけて考えて見ようと思います。
まず、最初に声を大にしてしていいます…トイレのない山に入る場合‥
登山前にトイレを済ませておきましょう!
入山前に行きたくなくても…面倒くさくても…トイレに行く!
できうるかぎり、山の中でトイレへ行かないで済む状態を自分で作りましょう!
また、登山計画時に山中のトイレの有無や、トイレがある場所を調べておくようにしましょう。
登山口にトイレがない山もたくさんあります!
また、登山口に設置されているトイレも混んでいてなかなか入れないことも多いです。
燕岳への登山口、中房温泉のトイレはかなりのトイレ待ち渋滞が起こっています。
山の中で用を足す登山用語
山の中で用を足すことを指す、登山用語があります。
男性は「キジ撃ち」
女性は「お花摘み」
有名だからご存知?
※言葉の部分に登山用語へのリンクを貼っておきました。
トイレ道
今回調べていて「トイレ道」という言葉があるのを知りました。
登山道から外れて、木かげや草の生い茂った場所へ向かってつけられた、本来登山道ではないのに人が通ることによってできてしまった道のことです。
この先にあるもの…まあ、想像できますよね…。
幸い私はまだ目にしたことはないですが…五竜岳からの下山中にやたら臭いポイントがあったので…まあ、そういうことだろうな〜と思いました…。
で、身体からでたブツだけではなく…そこには使い終わったティッシュが散乱しているケースが…。
一般的なティッシュは…ずっと、そこに残り続けます。自然には帰りません。
う〜ん…。気持ちはわからなくないですが…持って帰りましょう!
今の所、私が考えている使用済みティッシュ持ち帰り作戦は下図を計画しています。
まだ、野トイレをしたことがないのですが、諸先輩方いかがですか?
場所を考え、ブツは埋める!
どうしても、どうしても、どうしても…我慢できない…山の中で失礼しま〜す
の前に、そのポイントも考えたい。
まずは、水際から少なくとも20~30mは離れた場所にしましょう。理由は想像できますよね?
上高地の梓川はあんなに綺麗なのに…飲んじゃだめなんですよ…。
山小屋やトイレなどの汚水の影響のせいか大腸菌量などがいるんです…。
植物の少ない砂礫地や岩場も避けたい。
また、わーん!どうしても今スグ出したいけど…いい場所がなーい!と焦って、人の目につかないポイントを探して登山道を外れ…滑落して負傷したという例もあります。
わざわざ人の目に着かない場所に入っていくのだから…その先にどんな危険ポイントがあるか…わかりませんよね〜…。
急を要すると、何かとウッカリミスも多くなるので気をつけたいところです。
で、どんなトコロがいいのかと言うと…?
植物が生い茂って落ち葉がある場所
だそうです。そういう場所は土や落ち葉が有機物を腐らせ、分解して土へ返す大きな浄化能力があります。
微生物が分解しやすいようスコップでブツが隠れる位の穴を掘り、ブツを土に埋める。
雪上でも雪穴を掘って埋めましょう。
掘るのが面倒なので上に石を乗せて隠して終わり…はダメ!
最後に
今回調べてみて、トイレのない場所で雉撃ち・お花摘みをせざる負えなくなった時はこういうコトに気をつけようと、心に留めるようにします。
いいえ、それよりも!やはり…
って、コントロールができるなら誰も苦労しないってね〜…。うん。
で、次回は…後編〜携帯トイレを利用する場合を考えてみたいと思います。
携帯トイレ…携帯して山へ入っていますか?
参考資料:信濃毎日新聞北アルプストイレ事情より
参考資料:朝日新聞デジタル山小屋のトイレがピンチより
kakutama.comの印のつけられていない、山の写真については
フリー写真素材ぱくたそ 様
Pixtabay 様
山岳風景 壁紙/フリー写真 様
から、フリー写真をお借りしました。