山の豆知識:山のトイレを考える(2)トイレの処理方法

山小屋のトイレの処理方法タイトル
山のトイレ…我々の体から残されたブツ…自分の体の一部だったのに、出した後は二度と会いたくないブツ。ソレがその後、どう処理をされていると思います?
まあ、便利な世の中、結構簡単に処理できているだろう〜なーんて思っていた私のバカっ!
私が浅く調べ、ソフトにまとめた記事でもう〜ん…と言わざる負えない山のトイレ処理事情…どうかお食事中は避けてお読みくださいませ。

過去記事
山の豆知識:山のトイレを考える(1)トイレの種類

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山小屋に溜まったブツの処理方法を私は…

ヘリで運ぶか?燃やしてる?もしくは埋めている?

口笛を吹くイラスト
と思っていました…。
一応、ダンナにも聞いてみたら…「なんかーバイオで分解してるんじゃないの〜?」との答え。
が!
そんな生易しい事ではございませんでした…!

トイレの中身の処理ってどんなふうにしているの?

山へ流す。
山に流すイラスト今回調べて一番ショックだった…!

山に…山に流すしかないんですね…

びっくりしているイラスト
エコな処理方法が増えつつある現在でもこの形をとられている山小屋も多いようです。
と言うか、取らざる負えないのが実状っぽい。
私たちの見えない場所に私たちが作り出したブツの谷があるかと思うとちょっと複雑な気持ちになりますね…。

もちろん、処理に適した場所を選ばれ、適した形式で処理をされておられるんでしょうが…そっかー…そうなんだーと考えてしまう。

また、一昔前の富士山の山小屋はこの形式だったらしいですね…。
富士山の斜面にトイレットペーパーの花が咲く…美しくもなんともないや!
現在は世界遺産に認定された事もあって、どこの山小屋のトイレもバイオ式が増えているようです。

また、流す時にブツにトイレットペーパーなどの異物が混じっていると、水に溶けにくく、野ざらししても分解するまでに時開がかかるそうです。
くみ出しポンプが詰まってしまうケースも多々ある。
なので、混じっている場合は山小屋の方が分別する処理までなさるそうで…

ああああ〜!なんてこと…

嫌な気分のイラスト
都会の生活に慣れていると、ついつい自分1人ぐらいいいでしょ〜なーんて思ってしまうかもしれませんが…絶対にトイレットペーパーはじめ、異物を一緒に流しちゃダメだからね!

運ぶ。
ヘリで運ぶイラスト
汚物をタンクなどに溜め、ヘリコプターなどで搬送して下界で処理する。
山小屋で購入する飲み物や食べ物の金額を考えると、ブツを下ろす費用も半端ないのが想像できますね!
私も涸沢へ登山中に見ました。

わ〜!ヘリが飛んでいるよ!

ヘリに手を振るイラスト
追々、そのヘリが運んでいたものを知り…あの搬送物が落ちてきたら阿鼻叫喚だなって話した思い出が…。

燃やす。
燃やすイラスト
溜まったブツを燃やし尽くす。
燃やすだけなら簡単じゃん!って思ったアナタ!ソレは間違っています!
100人分のブツを償却するには
灯油16リットル。
焼却炉を可動するための電力が毎時760w。
その電力を作り出すために1時間2Lの軽油。
の、大量の燃料を必要としているんですよね〜。

燃やし尽くすと1000人ほどのブツも、お茶碗一杯分の灰になるとか。
その灰は下界に降ろされた後、処理されます。

ちなみ汚物を焼却処理されているという、白馬山荘はポットンでしたが紙も一緒に捨てれました…が!それには白馬山荘運営されている方のトイレ処理に対する長年の投資と研究の結果、そこにだけすごい焼却炉が作られたそうだから!
なので、白馬山荘ではオッケーだったから他の山小屋でもそうでしょ?なーんて思わずに
他のトイレではちゃんと張り紙の言いつけを守ってね!

おがくずを使って微生物に分解してもらう。
バイオに頼るイラスト
ブツをオガクズと混ぜ合わし、微生物に分解してもらう。
なんだかエコな感じがして、お互いがwinwinな関係と錯覚しがちですが、微生物だって処理能力に限度がある!
夜中に山小屋のトイレへ言った時に「現在使用禁止」の札がかかっていると

頑張れ微生物!

見上げるイラスト
と応援しちゃう。

浄化槽で浄化し水を再利用。
牡蠣の殻に頼るイラスト
汚水をカキの殻の力で綺麗にして再び水洗トイレの水に利用。
※どうキレイにするかは、書き始めると長いので…興味のある方は各自で調べてください…。
ただ、利用する人が増える水洗の水に色が付いてきますが臭いはないんですって!スゴイ〜!
そういえば、富士山の五合目のトイレを利用した時のお水は透明じゃなかったかも?

山のトイレを調べていると、どのトイレにも共通して言えることがあります。

トイレットペーパーを大量に使わない!

ただでさえ物資の搬送が大変な山小屋。
トイレットペーパー仕様人数を考えると繁忙期の山小屋のトイレットペーパー使用量はとんでもない量ですよね。

トイレットペーパーを流さないで備え付けの箱に捨てる、または持ち帰る!

便利な日本のトイレに慣れ親しんだ私たちは一瞬躊躇しますが、キチンと守らないと山の生態系を崩すばかりか、山のトイレを壊すことにも繋がります。

ほとんどの登山者の方が、山のトイレの指示に従って用を足していると思います。
なので…山行が終わり、下山後にバスターミナルのトイレへ入ると反対に…

紙を流すコトを忘れてて、紙を捨てるボックスを探しちゃうこと…

げんなりとしたイラスト
あるある。ではないですか?

ブツの処理方法についてはさらさらさら〜と、調べたコトをまとめたので
間違い等あったら指摘の程よろしくお願い致します!
また、こんな処理方法もあるよってのがあれば教えていただけると助かります。
私のブログは皆様のご指摘によって色々と助けられています。

そして、トイレに関するネタはこんなもんでは終わりません。
まだまだ続くよ!


参考資料:信濃毎日新聞 北アルプストイレ事情より

kakutama.comの印のつけられていない、山の写真については
フリー写真素材ぱくたそ 様
Pixtabay 様
山岳風景 壁紙/フリー写真 様
から、フリー写真をお借りしました。