前にテレビのバラエティ番組を見ていたら…お笑い芸人たちがギャーギャー言いながら鎖場を登っていました。
かなりワイルドな鎖場で、私も機会があれば登ってみたいな〜…って思ったんですが…その山は女人禁制
えええ!私は登れないの!
ショーック!
男女平等が叫ばれる現在でも女人禁制の山はどれだけあるんだろ?
そう、思い立って…調べてみました。
現在でも女性が登ることのできない山がある。
その山は…奈良県、奈良県、大峰山の山上ヶ岳(1719m)。
麓に「女人結界門」が立てられていて、そこより先には宗教上の理由で女性は立ち入れないのです。
写真はフリー写真素材サイトの「PhotoAC」様よりお借りしました。
山上ヶ岳には谷底を覗き込む修行で使われる「西ノ覗岩(にしののぞきいわ)」があり、テレビで放送されているのを見られた方も多いのでは?
ちなみに「のぞき」とは…
過去には女人禁制だった山
江戸時代後期から富士山、明治時代から昭和初期にかけて立山 、白山 、比叡山 、御嶽山 、高野山 、出羽三山が解禁されていきました。
四国・愛媛県の石鎚山は7月1日の山開きの日だけが女人禁制です。
女性が登ってはならない理由として…
女性が血を流すことから穢れある存在なので、山の神が怒って天災をもたらす
山の神様が醜い女神なので、女性が山に立ち入ると嫉妬で災いをもたらす
などなど…色々な説があります。
ちなみに私の大好きな北海道・積丹半島にある神威岬も昔は
女人禁制だったんです。
昔々、源義経を追い求めた娘の呪いのせいで女性が立ち入るコトを禁止されていたんですって。
そのお話は…昔手書きで描いたので、興味があったらコチラもどうぞ…2ページめになります。
今は大峰山の山上ヶ岳のみとなった女人禁制ですが…。
こういうしきたりが今も続く日本と山の関係、なんだか好きです。
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出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
登山白書(ヤマケイ登山総合研究所編)