いつも横尾から見上げていた屏風岩を登る時が来ました。
下から見上げるととてつもなく大きい屏風岩…実際登ることができたのは、大変楽しい思い出となりました。
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屏風ノ耳へ登る
さぁ!屏風のコルから登り始めるよ。
私の先を歩いていた2人組は、屏風ノ耳を目指さずにそのまま下っていってしまったようだ。
今回のような、行って・見て・戻ってくるコースの場合、屏風のコルに荷物をデポして歩いていくのが私の定番なんですが
置かれていないということは…置かないで登るのが…ここのローカルルール?
さすがだわね…パノラマコース
ということで、テント泊ザックを背負ったまま屏風岩へ向かって登ります。
7時42分屏風のコルからスタート
屏風山は往復所要時間は50分ほど。
私のペースなら1時間…か。
登り始め出だしは岩の階段
階段状になっていると言う事はつまり急ってことだ。
ちょっと大きめな岩なので足の上下運動があるため…結構しんどい。
平和な横尾〜涸沢間の登山道に比べると、ゴツゴツした上り道が続いていくので
岩や木の根っこで転んだりしないように気をつけながら登っていく。
岩場には白いペンキで「○印」がつけられていますが、薄めなので見落とさないようにね。
登っていく先に現れた、大きな一枚岩。
一枚岩の大きさがわかるような写真が撮れなかったので、どのくらい一枚岩なのかわかりづらいんですが……
これ、下りの時に間違った方向へ下っていかないよう、滑って転ばないように気をつけよう…
と、思ったコトを記憶しています。
この一枚岩を越えたあたりから岩が減ってきて、土の道がメインになってきた。
でも、相変わらず上りなので楽にはなりません
上を見ればまだまだ登るしょ!ってわかるでしょ?
天気は曇りがちなので紅葉がキラキラしてないのが残念な感じ…。
途中にあった小さい池……。
これは雨が溜まったあとなのかしら?
この手の池は見た目上、とても飲みたくない水ですが…何かあった時は…頼ることもあるのかしら? と、いつも考える。
道はだんだん細くなっていく。
それでも歩きづらいコトはない道になっていました。
ただ、チョット急なのよね〜…。
途中に出てきた、ナゼかゴーロゴロの道。
なんでココにだけ一瞬ゴーロの道が存在するんだろう?
ゴーロ的道を通過すると、再び土の道になり…。
やっと屏風岩の稜線?っぽいところに登りでた!
これらの写真を見ると…いつも下から見上げていた屏風岩の上ら辺りに立ってる感じがしません?
ここら辺まで来ると結構しんどくて…私を追い抜いていく人が多くなってきた。
そして…気がついてしまった…!
皆さんさぁ…
空身なのよ
空身!
そうだよね!屏風のコルに荷物置いてくるよね!!
周りが空身な事実にショックを受け、テント泊ザックが重く肩に食い込んできて…気持ちへこたれそうな私の視界に…救いが…。
やぁ!槍ヶ岳!
どこの山から見てもわかりやすい槍ヶ岳…そんな槍に勝手に親近感を持っちゃわない?
私は、今年は行けなかったの槍ヶ岳…来年は遊びに行こう!
屏風ノ耳
こうして岩の道を歩くと、着いたよ屏風ノ耳
8時13分屏風ノ耳に到着
もう視界が良いあまりにも嬉しかったんで似たような写真ばっかり取っちゃった。
これは…私だけじゃないハズ!アナタの写真データにも同じような風景ばかり撮った山の写真があるはず!そして
で、データを削除できず…取っておいてますよね?
空は青くは無いけれども、うろこ雲がすごい迫力出してない?
屏風ノ耳からは北アルプスの周りの山々がぐるりと見える〜!
谷間に見える黄金色もいい感じ!
そしてこの下の写真めっちゃいい感じじゃない?
ここからはさっきまでいた涸沢ヒュッテのほうも見下ろせちゃう。
あの場所から出発して2時間半チョイ。思えば随分歩いたもんだ〜。
屏風ノ耳には4人の男性と単独の女性1名、1名の6人がいた。
それぞれが記念撮影を取り合っていて、ちょっとだけ私も雑談にまぜてもらえた。
男性が「皆さん槍ヶ岳を登ったことがありますか」と聞いたので、私が「4回」と言おうとしたら…私より若い女性が6回、私より年上の女性が9回とか!
ひゃ〜…すごい!
他の方々が去った後も1人屏風ノ耳に座って小休止を続ける。
あーあの遠くに見えるのが屏風ノ頭?
つまり屏風岩の1番高いとこだよね?
この先の道は登山地図を見てもつながっていないようなので、行けないのかな?
先ほどココに居た方々も行かなかったって事は行けないんだろうなぁ。
そう判断し、ココから愛でることで満足しておいた。
屏風のコルへ戻ろう
さぁいつまでもここにいたいけれども、帰らなくちゃ!
帰りのバスの時間もあるから、常に余裕ある時間行動を。
下っていると…登ってくる人が結構多い。
私が涸沢ヒュッテから出発した時間が6時半とそんなに早いわけじゃないのに、今登ってくる人が多いと言う事は…
皆さん穂高岳山荘や北穂高小屋から下ってきて来てここに来たの?
その行程を考えると…もう…他の登山者の圧倒的パワーに
って、言葉が出てくる。
でも、まー中年単独おばさんの登山はこのくらいでいいか。
怪我せず安全第一よー。
下りは転びやすい私なので一歩一歩丁寧に下っていく。
するとみるみるうちに空が青くなってきた
あーまたナニよ〜!この素敵な色合い!
下り斜面の風景も赤や黄色がキラキラとしていて…紅葉時期の北アルプスの美しさが楽しませてくれる。
屏風のコル近くまで降りてきて、一度屏風岩を振り返る。
もう、それしかなかった。
こうして無事、屏風のコルまで下山してきました。
8時50分屏風のコル
往復、屏風の耳での休憩時間を含めて70分ほど屏風岩を楽しみました。
さあここから先は新村橋へ向けての下山だ。
涸沢ヒュッテから屏風岩は岩場と紅葉、景色で私のことをとっても楽しませてくれた。
パノラマコース…この先はもう緩やかな下山道なんだろうな。
またね!涸沢!
と思いながら先へ進みます。
でもね、この後も紅葉時期のパノラマコースも、とっても素敵だったんですよ!ウヒヒ。
次回「涸沢で単独テント泊&パノラマコース下山(8)パノラマコース後編」に続きます