不帰キレット&白馬鑓温泉テント泊縦走(14)白馬鑓温泉へ

不帰キレット&白馬鑓温泉テント泊縦走(14)白馬鑓ヶ岳へタイトル画面

ずっと憧れていた白馬天狗山荘でのテント泊を終え、次はずっとずっとずっと憧れていた白馬鑓温泉小屋へ向かって歩きだします。白馬鑓温泉エリアの登山道も岩場・クサリ場ありの危ないゾーンと耳にしていたので…安全第一精神で向かったよ。


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前回の記事は…

目次

天狗山荘から出発だ!

天狗山荘から鑓温泉分岐までのイラストマップ

今回の山行、八方尾根から唐松岳、天狗山荘〜白馬鑓ヶ岳から先は過去に1度歩いたことがあったのですが、鑓温泉分岐から白馬鑓温泉小屋から下山口である猿倉までは初めて歩く道のり。
今回の山行でようやく初めての道…ドキドキワクワクします。

白馬天狗山荘から出発する登山者のイラストと写真

今回の山行、白馬天狗山荘から出発したのは朝の5時12分
今日の行程は天狗山荘〜白馬鑓温泉小屋〜猿倉への下山で7時間、それに休憩や風呂タイムを追加しても午後2時までには下山できる感じの出発時間。

周りはすっかり薄ら明るくなっているので、ヘッドライトを外してからの出発にしました。
ヘッドライトを装備したままにしていると…ついついライトをつけっぱなしにしていたり、

なんだか頭が締め付けられる…?

登山者のイラスト


と頭に手をやれば…ヘッドライト装備しっぱなしでアララ〜ってコトがあるある!なの。私
ではスタート!

天狗山荘からはしばらく上り。

今日の行程は90%は下り!
って思っていたのに、今日の登山の一歩目である天狗山荘からの出だしは上りなの。
ちょっと息も足も苦しいわ。

天狗山荘から鑓温泉分岐へは人が居ない

それに…天狗山荘から鑓温泉分岐方面へ向かって歩く登山者が居なくて…。
誰も居ないのがチョット怖くて、朝っぱらから熊鈴まで慣らしちゃった。

天狗山荘から見えるピークに着いた。

天狗山荘を何度も振り返りつつダラダラ上り…今日の行程の中で一番高い場所まで着いた。
そこからはデデーン!と白馬鑓ヶ岳の雄姿が…

雲に覆われた白馬鑓ヶ岳

見えない〜!
こんなにでっかい山が近くにあるのに…雲に覆われていて全く見えない。
なんて…イジワル!

山から見る朝日

でも…白馬村の方を見れば、朝日が昇ってきた。
雲に負けじと登ってくる朝日!

今日も晴れてー!

叫ぶ登山者のイラスト

と、足を止めて願掛け。

白馬鑓ヶ岳より白馬鑓温泉分岐を探す

周りの風景に気を取られて白馬鑓温泉分岐を見落とさないようにと足を進めていると。

明るすぎる朝焼けにおののく

太陽によって周囲が赤く照らされまくってた。
まっかっかーに照らされた周りの風景にしばし足を止めて

今、ココに居れてボカぁ幸せだ〜。


って思ったよ。日焼けしながらね…
風景・朝日の贅沢コンボを見つつタラタラ歩くと…

白馬鑓温泉分岐に着いた

白馬鑓温泉分岐に着きました。
時間は朝5時40分、天狗山荘を出発して30分ほどかかりました。

白馬鑓温泉小屋へ向かって下る

白馬鑓温泉分岐からのイラストマップ

さあ…いよいよココから先は初めて歩く登山コース
どんな道のりが始まるんだ?

白馬鑓温泉分岐の写真

地図を見れば、ココから白馬鑓温泉小屋まで下り一辺倒!のハズ。

白馬鑓温泉分岐から下っていく

登山道はアッチ行って折返し、コッチ行って折返しと大きく弧を描くように作られている。

ジグザグに道が連なっていく白馬鑓温泉分岐への道

スキーで例えれば超絶大回りって感じ?
その分距離は長くなるけれど、歩きやすいから良し!

白馬鑓温泉分岐からのカッコいい道のり

更に風景がいいんだよね〜。
この風景を見下ろしながら下っていくんだよ。
さらに…

たくさんの花?が咲き乱れる白馬鑓温泉分岐

何か花?っぽいものがたくさん咲いてる。
なんだろうねぇ?
調べればいいんだろうけど、私は植物や花に疎くてねぇ…。

風景最高の白馬鑓温泉分岐

まだまだ高い所から白馬村を見下ろせる。

白馬村と雲海の写真

だいぶ下ってきた気分だけど、私はマダマダ山に囲まれていて

周りの風景も面白い白馬鑓温泉分岐

上部を見れば、白馬鑓温泉分岐で降らなければ今頃あの頂きにいたであろう白馬鑓ヶ岳の姿が…

もう白馬連峰の稜線には登り返せないな〜と思う登山者のイラストと写真

雲で見えないヨ。
まあ、イイの見えなくったって…

白馬の山々に囲まれて…
そのスケールのデカさを間近でひしひし感じる

途中で2名の上りの方とすれ違った。
これから私の下った分を上り…その後もずっとずっとずっと登っていくんだ。すごいなぁ。

森林限界ゾーンは歩きやすい白馬鑓温泉分岐

下り一辺倒モードになってしまうと、これから登っていく人へは

すごいなぁ

登山者のイラスト

しか浮かんでこない。

気持ちよく下っていく白馬鑓温泉分岐

でも、私も同じように登ってきたんだ。
私もスゴイよね。
って一人ニヤニヤしていたら足元に。

足元に滑落注意の看板が出始めた白馬鑓温泉分岐

このような看板が出てきたということは…白馬鑓温泉への登山道、本気を見せてきたか?

白馬鑓温泉のクサリ場たち

白馬鑓温泉周囲の鎖場のイラストマップ

その先にも出てきた看板。

白馬鑓温泉への登山道に書いてある注意書き

看板の次に看板なんて、宮沢賢治の注文の多い料理店みたいじゃない?
さて…どのような道が現れるのかな?
と、ワクワクして進む。
フツーの登山道を進んだ先には

樹林帯に入っていく白馬鑓温泉への登山道

ちょっと急な岩場が登場。
下の写真じゃ分かりづらいね。もっとアングル考えて撮れば良かった。

急な下りが出てきた白馬鑓温泉への登山道

ちなみに、ここにかけられているのはロープ、鎖じゃない。
なーんだ、たいしたコトないじゃん
と、思いつつ降りて道を進むと…

白馬鑓温泉登山道にまたも出てきたストックをしまおう看板

またも出てきた看板。

今通った道レベルならヨユーっすよ!

笑顔の登山者


って感じで進むと…またも急な岩場。

先程よりも急な岩場が現れた白馬鑓温泉登山道

さっきの岩場とは違ってクサリがかけられている…。が。

ま!このくらいなら想定内

ココは三点支持で下る。
確かに…ストックはしまっておいた方がいいね。

次はチョットボロボロな階段が登場。
私が撮った下の写真では登りに見えるが、下りの階段。

ボロボロになっている白馬鑓温泉登山道の階段

そう言われてジ〜っと見ると、下り階段にも見えてきたんじゃない?
ココを折りると、またも鎖場。

白馬鑓温泉登山道の鎖場

トラバースで通過していき…

白馬鑓温泉登山道2

その後垂直に降りる。
この場所は足がかり少なめだった気がする。
雨の日だったら…下るの大変そう。

白馬鑓温泉登山道3

ココを下りきって、進行方向先を見れば…。

まだまだ続く白馬鑓温泉登山道の鎖場

またも鎖場、そして更に鎖場。

すべり台みたいな白馬鑓温泉登山道の鎖場

鎖場レベル的にはたいしたコトはないのですが、わんこそばのように鎖場が続くので…

白馬鑓温泉登山道の鎖場5

こういう場所が苦手な人には辛いゾーンですね。

白馬鑓温泉登山道の鎖場6

これでもか〜これでもか〜と続く鎖場を下り…

白馬鑓温泉登山道の鎖場7

どんどん標高を下げていっているのに、白馬鑓温泉小屋の姿はなかなか見えない。

白馬鑓温泉登山道の階段を下る

白馬鑓温泉小屋ってテレビで見た時。
天空の温泉
とか、言ってなかった?
こんなに下ったら天空じゃなくなっちゃうよ!

いくつあったのか分からない白馬鑓温泉登山道の鎖場

そんなコトをぼやきながらどんどん下る。

ぼろぼろの白馬鑓温泉登山道の階段

途中で水がチョロチョロ流れるエリア。
この水は…白馬の山々に蓄えられた雪渓が溶け出した水なのだろうか?

水が多い白馬鑓温泉登山道

あ、道については迷うことはなかったです。(※2022年の夏山登山道)
鎖場続きだったのと、ピンクリボンがところどころあったお陰です。

白馬鑓温泉登山道を下っていく

白馬の稜線から、かなり下りてきたんだけど登山道沿いには雪渓が残るエリアも。

白馬鑓温泉登山道の雪渓

9月中旬でこれだけ残っているってコトは…万年雪になるのかな〜?
白馬…冬にまた滑りに来るよ〜!
って思いながら歩いていたら…また看板。
そして…とうとう…

白馬鑓温泉小屋が見えてきた

注文の多い白馬鑓温泉小屋(ごめんなさい💦)が見えてきた!

うわーお!小屋小屋!着いた!

笑う登山者のイラスト

って浮かれる登山者をたしなめる看板ですね。登山者の心、分かってらっしゃる!

白馬鑓温泉小屋を見下ろす

上から見下ろした白馬鑓温泉小屋は大きいね。
夏山シーズンが終わると小屋を解体し、シーズンが始まる前にまた小屋を建てるということを毎年行なっていると聞いたので、もっと小さい小屋かと思っていた。

滑りやすい白馬鑓温泉小屋までの道

そして、小屋手前は水がチョロチョロしているせいか?浮石もあるせいか?心が浮かれているせいか?足が疲れ切っているせいか?
滑る。
ので、最後の最後に転ばないよう気をつけたい!

白馬鑓温泉小屋に着いた

ヤッター!白馬鑓温泉小屋についたよ!
時間は朝7時20分
天狗山荘を5時12分に出たから…鈍足、テント泊装備の私でも約2時間10分ほどで着いたんだ。


では、 今回歩いた道を振り返ってみるよ。

白馬鑓温泉への下りでの道のりイラストマップ

今回歩いた白馬鑓温泉分岐〜白馬鑓温泉小屋間は下りで歩くよりも上りで歩く方が安全性が高い道ですね。
でもね〜猿倉から白馬鑓温泉小屋までが…長いんだよ。
でも、今は…そんなコトはさておき!
初めて白馬鑓温泉小屋の存在を知ってから早10年近く…ずっと行きたい!行ってみたい!と思っていた白馬鑓温泉小屋にやっと来た!

白馬鑓温泉小屋で風呂に入るぞ〜!

呼吸をしている登山者のイラスト

白馬鑓温泉小屋は混浴の露天風呂。
でもダイジョーブ!水着も持ってきたもん!
次回「不帰キレット&白馬鑓温泉テント泊縦走(16)」に続きます。

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