ずっと憧れていた白馬天狗山荘でのテント泊を終え、次はずっとずっとずっと憧れていた白馬鑓温泉小屋へ向かって歩きだします。白馬鑓温泉エリアの登山道も岩場・クサリ場ありの危ないゾーンと耳にしていたので…安全第一精神で向かったよ。
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前回の記事は…
天狗山荘から出発だ!
今回の山行、八方尾根から唐松岳、天狗山荘〜白馬鑓ヶ岳から先は過去に1度歩いたことがあったのですが、鑓温泉分岐から白馬鑓温泉小屋から下山口である猿倉までは初めて歩く道のり。
今回の山行でようやく初めての道…ドキドキワクワクします。
今回の山行、白馬天狗山荘から出発したのは朝の5時12分。
今日の行程は天狗山荘〜白馬鑓温泉小屋〜猿倉への下山で7時間、それに休憩や風呂タイムを追加しても午後2時までには下山できる感じの出発時間。
周りはすっかり薄ら明るくなっているので、ヘッドライトを外してからの出発にしました。
ヘッドライトを装備したままにしていると…ついついライトをつけっぱなしにしていたり、
なんだか頭が締め付けられる…?
と頭に手をやれば…ヘッドライト装備しっぱなしでアララ〜ってコトがあるある!なの。私
ではスタート!
今日の行程は90%は下り!
って思っていたのに、今日の登山の一歩目である天狗山荘からの出だしは上りなの。
ちょっと息も足も苦しいわ。
それに…天狗山荘から鑓温泉分岐方面へ向かって歩く登山者が居なくて…。
誰も居ないのがチョット怖くて、朝っぱらから熊鈴まで慣らしちゃった。
天狗山荘を何度も振り返りつつダラダラ上り…今日の行程の中で一番高い場所まで着いた。
そこからはデデーン!と白馬鑓ヶ岳の雄姿が…
見えない〜!
こんなにでっかい山が近くにあるのに…雲に覆われていて全く見えない。
なんて…イジワル!
でも…白馬村の方を見れば、朝日が昇ってきた。
雲に負けじと登ってくる朝日!
今日も晴れてー!
と、足を止めて願掛け。
周りの風景に気を取られて白馬鑓温泉分岐を見落とさないようにと足を進めていると。
太陽によって周囲が赤く照らされまくってた。
まっかっかーに照らされた周りの風景にしばし足を止めて
今、ココに居れてボカぁ幸せだ〜。
って思ったよ。日焼けしながらね…。
風景・朝日の贅沢コンボを見つつタラタラ歩くと…
白馬鑓温泉分岐に着きました。
時間は朝5時40分、天狗山荘を出発して30分ほどかかりました。
白馬鑓温泉小屋へ向かって下る
さあ…いよいよココから先は初めて歩く登山コース
どんな道のりが始まるんだ?
地図を見れば、ココから白馬鑓温泉小屋まで下り一辺倒!のハズ。
登山道はアッチ行って折返し、コッチ行って折返しと大きく弧を描くように作られている。
スキーで例えれば超絶大回りって感じ?
その分距離は長くなるけれど、歩きやすいから良し!
更に風景がいいんだよね〜。
この風景を見下ろしながら下っていくんだよ。
さらに…
何か花?っぽいものがたくさん咲いてる。
なんだろうねぇ?
調べればいいんだろうけど、私は植物や花に疎くてねぇ…。
まだまだ高い所から白馬村を見下ろせる。
だいぶ下ってきた気分だけど、私はマダマダ山に囲まれていて
上部を見れば、白馬鑓温泉分岐で降らなければ今頃あの頂きにいたであろう白馬鑓ヶ岳の姿が…
雲で見えないヨ。
まあ、イイの見えなくったって…
白馬の山々に囲まれて…
そのスケールのデカさを間近でひしひし感じる
途中で2名の上りの方とすれ違った。
これから私の下った分を上り…その後もずっとずっとずっと登っていくんだ。すごいなぁ。
下り一辺倒モードになってしまうと、これから登っていく人へは
すごいなぁ
しか浮かんでこない。
でも、私も同じように登ってきたんだ。
私もスゴイよね。
って一人ニヤニヤしていたら足元に。
このような看板が出てきたということは…白馬鑓温泉への登山道、本気を見せてきたか?
白馬鑓温泉のクサリ場たち
その先にも出てきた看板。
看板の次に看板なんて、宮沢賢治の注文の多い料理店みたいじゃない?
さて…どのような道が現れるのかな?
と、ワクワクして進む。
フツーの登山道を進んだ先には
ちょっと急な岩場が登場。
下の写真じゃ分かりづらいね。もっとアングル考えて撮れば良かった。
ちなみに、ここにかけられているのはロープ、鎖じゃない。
なーんだ、たいしたコトないじゃん
と、思いつつ降りて道を進むと…
またも出てきた看板。
今通った道レベルならヨユーっすよ!
って感じで進むと…またも急な岩場。
さっきの岩場とは違ってクサリがかけられている…。が。
ま!このくらいなら想定内
ココは三点支持で下る。
確かに…ストックはしまっておいた方がいいね。
次はチョットボロボロな階段が登場。
私が撮った下の写真では登りに見えるが、下りの階段。
そう言われてジ〜っと見ると、下り階段にも見えてきたんじゃない?
ココを折りると、またも鎖場。
トラバースで通過していき…
その後垂直に降りる。
この場所は足がかり少なめだった気がする。
雨の日だったら…下るの大変そう。
ココを下りきって、進行方向先を見れば…。
またも鎖場、そして更に鎖場。
鎖場レベル的にはたいしたコトはないのですが、わんこそばのように鎖場が続くので…
こういう場所が苦手な人には辛いゾーンですね。
これでもか〜これでもか〜と続く鎖場を下り…
どんどん標高を下げていっているのに、白馬鑓温泉小屋の姿はなかなか見えない。
白馬鑓温泉小屋ってテレビで見た時。
天空の温泉
とか、言ってなかった?
こんなに下ったら天空じゃなくなっちゃうよ!
そんなコトをぼやきながらどんどん下る。
途中で水がチョロチョロ流れるエリア。
この水は…白馬の山々に蓄えられた雪渓が溶け出した水なのだろうか?
あ、道については迷うことはなかったです。(※2022年の夏山登山道)
鎖場続きだったのと、ピンクリボンがところどころあったお陰です。
白馬の稜線から、かなり下りてきたんだけど登山道沿いには雪渓が残るエリアも。
9月中旬でこれだけ残っているってコトは…万年雪になるのかな〜?
白馬…冬にまた滑りに来るよ〜!
って思いながら歩いていたら…また看板。
そして…とうとう…
注文の多い白馬鑓温泉小屋(ごめんなさい💦)が見えてきた!
うわーお!小屋小屋!着いた!
って浮かれる登山者をたしなめる看板ですね。登山者の心、分かってらっしゃる!
上から見下ろした白馬鑓温泉小屋は大きいね。
夏山シーズンが終わると小屋を解体し、シーズンが始まる前にまた小屋を建てるということを毎年行なっていると聞いたので、もっと小さい小屋かと思っていた。
そして、小屋手前は水がチョロチョロしているせいか?浮石もあるせいか?心が浮かれているせいか?足が疲れ切っているせいか?
滑る。
ので、最後の最後に転ばないよう気をつけたい!
ヤッター!白馬鑓温泉小屋についたよ!
時間は朝7時20分。
天狗山荘を5時12分に出たから…鈍足、テント泊装備の私でも約2時間10分ほどで着いたんだ。
では、 今回歩いた道を振り返ってみるよ。
今回歩いた白馬鑓温泉分岐〜白馬鑓温泉小屋間は下りで歩くよりも上りで歩く方が安全性が高い道ですね。
でもね〜猿倉から白馬鑓温泉小屋までが…長いんだよ。
でも、今は…そんなコトはさておき!
初めて白馬鑓温泉小屋の存在を知ってから早10年近く…ずっと行きたい!行ってみたい!と思っていた白馬鑓温泉小屋にやっと来た!
白馬鑓温泉小屋で風呂に入るぞ〜!
白馬鑓温泉小屋は混浴の露天風呂。
でもダイジョーブ!水着も持ってきたもん!
次回「不帰キレット&白馬鑓温泉テント泊縦走(16)」に続きます。