さあ!やっと着いたぞ南岳小屋。私は北アルプスのアッチコッチを歩いてきたけど、この南岳小屋エリアは個人的にかなりのお気に入りスポットなんです。
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前回の記事は…
南岳小屋
南岳小屋の場所は以下の通り…
槍ヶ岳と大キレットに挟まれた場所なのよね。
私は過去に一度泊まったことがあります。
一度泊まったことのある山小屋には何だか親近感を持っちゃうよね。
泊まった時の印象は、悪い意味ではなく
淡々としてて硬派!って感じ
と、思ったので…下のような
フレンドリーなイメージがなかった。
その時対応してくれたスタッフさんや小屋裏の状況によって、小屋のイメージは変わるんだろうな〜。
そういえば、私の山行ドリームの一つに南岳小屋でテント泊がある。
ここのテン場に泊まったら…だだっ広い夜空が望めそうだ。
だが…その夢が叶う日が来るだろうか?いや、厳しいだろうな。
テントを背負って南岳新道を登るパワーがない
山は逃げないけど体力は逃げて行くものだよ。
このテント場、立地的に雨風日には、もろにその影響を受けそうな場所でもある。
私が大キレットを歩いた時に付き合ってくれた友人は9月中旬の気温低めの日にココでテント泊をしたのだがテントを撤収しながら「メッチャ寒い」って言ってたわ。
私はその時は小屋泊だったのでヌクヌク
で…このまま槍ヶ岳方面へ向かってしまう…には勿体ない南岳エリア。
だって、ココからほんのチョット歩けば…大キレットがあるのよ。
南岳小屋から5分ほど歩いた場所に獅子鼻岩という場所があって、そこから大キレットを見下ろせる。
あまりにも近かったので、南岳小屋から獅子鼻岩まで区間の写真を撮るのを忘れた。
で、獅子鼻岩から見えるは…。
大キレット!
やはり現地で見る大キレットの迫力はすごい!
このまま大キレットを渡って北穂高岳方面へ歩いて行きたい!
けど…ダメダメ!
大キレットに対する準備をしてないし、テントを槍平小屋にデポしてきている。
何よりも行動予定を気分で変更するのはダメ。
せっかくなので大キレットゾーンをズームで撮ってみた。
ゾクゾク気分とワクワク気分の両方を感じられる稜線じゃない?
この大キレットを見下ろせる場所からは他の北アルプスの山々も見られる。
えーと…
上の写真の山々…何だっけー?
笠ヶ岳とか薬師岳方面???
いつまでもこの場所に居たいけれど、今日の行程はやっと1/3が終わったぐらい、先はマダマダ長い。
大キレット見学を満喫し終えたら南岳小屋から南岳へ登ろう。
上の写真上部の、人が立ってる場所が南岳山頂…かな?
見ての通り南岳小屋から山頂はメッチャ近いのだ。
南岳小屋から南岳
まずは南岳小山で戻って。
上の写真の「いかにも登山道」を登っていきます。
ちょっとジグザグに登っていくんだけど、斜度はないので辛くないよ………って、言いたいところだが
標高が高いのと南岳新道を登った疲労が相まって…疲れているわ私
上の写真の「常念平 1分」が気になるところだけど…スルー。
急ぐコトはないので、疲れないようユックリチマチマと登っていく。
それにしてもいい天気でしょ!雲ひとつないの!
天気予報が当たってラッキー!
私は年々
晴れの日に登る!
欲が強くなってねぇ…。
雨マークや曇がついていると登山を躊躇しちゃってる。
若い頃の雨予報でも曇り予報でも行くと決めたから行く!という、勢いがなくなったのだ。
そんな私は天気予報に晴れマークが付くと、急遽休みを会社に申請するというお局派遣社員と化している。
紫外線を顔いっぱいに受け止めて登ること14分。
南岳山頂に着きました。
時間は朝の9時。
初めて訪れた南岳山頂は雲はない、人もいない、最高の環境。
山頂からは槍ヶ岳の姿も見えていて…
槍ヶ岳まですぐじゃん余裕じゃん!
って思ったわ…。
この後は中岳、大喰岳をチョイチョイって通過だね。
って思ったわ…。
でも、でもね…
南岳から大喰岳まで区間は大変だった!
この区間はネット上にも大変って書いてある記事がなかったし、地図上にも(大キレットに比べると)危険マークがなかったので、思い込みで大したことないだろって思い込んでたけど…
そう思い込んでいた分…
大変だった!
次回「槍平小屋にテントデポで槍ヶ岳周回登山(6)」に続きます。