白馬岳から蓮華温泉まで単独テント泊で縦走(8)朝日岳

白馬岳から蓮華温泉のタイトル8

朝日小屋から朝日岳へ登りは大変だけど、今日楽しみにしていた山のコースや下山後の酒が楽しみにしながら、浮かれて歩いていまいました…が!その登りの途中で…衝撃の事実を知り…一気にテンションダウンしました…。

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さぁ!出発だ…朝日小屋

前日の白馬頂上宿舎で眠れなかったおかげで、朝日小屋でのテント泊はよく眠れた気もする。
雨の音で幾度か目も覚めたが、何度かめの目が覚めた時には雨の音もしなくなっており…
そろそろ起きますか…と3時半ぐらいにテントから出ると…。
星空が…夜空一面に広がっていました!

朝日小屋の夜

私のちゃちいデジカメでは夜空は全く撮影できず…。
iPhone8で撮った夜空が上下の写真になります。

本当にたくさんの星が頭上にあったのに…全然撮れてない!

朝日小屋の夜2

こんなことに遭遇すると、一眼レフとか三脚とか欲しくなってくるけど…所詮ズボラな私。
大切に手入れをしないでダメにしちゃうだろうから、手を出さない…。

夜空を堪能し、テント内で朝ご飯を食べ、テントを撤収…。
どれもこれもそんなにマッタリ行ったつもりはなかったんですが…気がつけば
テント場最後の一人
になっていました…。
この日、朝日小屋テント場にあったテントは私を含めて4張り。その中で私は撤収ビリッケツ!
え〜!みんな準備早すぎ〜!テキパキしすぎ〜!

朝日小屋の早朝テント場

さすが、北アルプスの奥地の朝日小屋テント…。
スキルの高い方々が多いのかしら?
テントの撤収にまごまご
パッキングにまごまご
そんなことをしている間に

ああ…もうテント場に誰もいないよ…

考える登山者のイラスト2
最後の一人って寂しいですね。
でも大丈夫!そういうの慣れているから!

朝日小屋の早朝テント場からみるイブリ山方面

ザックを背負ったら、周囲を見回す。
上の写真は、昨日はガスがかかって全く見えなかったイブリ山方面からの道。

そして、前回サンダルの忘れ物をしてしまったテント場周辺もしつこくチェック。

朝日小屋の早朝テント場で忘れ物チェック

朝日小屋へはイブリ山方面からも白馬岳方面からも遠いとよ〜く分かったので、出発するのがお名残惜しい。
もしかしたら…もう来れないかもしれないから、朝日小屋の写真をたくさん撮るよ!

工事中の朝日小屋

朝日小屋のこれでもか!ってぐらいの斜め屋根も撮る。
雪深そうな場所ですものね〜。このくらい屋根でないと埋もれちゃうのかな?

朝日小屋から出発

朝日小屋からの道標には色々な目的地が記してある。
選択肢が多いと、目的地が決まっていても

次にここへ来る時はどこ経由にしようかな?

喜ぶ登山者のイラスト
ってワクワクしませんか?

朝日小屋からの道標

さて、これから歩き出す今日のコース。
朝日小屋~朝日岳~五輪高原~白高地沢~兵馬の平~蓮華温泉
コースタイムでは8時間の予定なので、なかなかの行動予定時間ですね。
12時に到着できればいいな〜と思いながら歩きます。

登り再び…水朝日小屋から朝日岳

朝日小屋から朝日岳までのイラストマップ

まずは目の前にそびえ立つでっかい山、朝日岳の山頂を目指して歩きだす。

5時18分朝日小屋出発

朝日小屋からの木道

うふふ〜今日は目の前に人がいる。
早朝って薄暗いし、人も少ないので…熊が怖い!
ので、赤の他人だし、もちろん口も聞いていない御方けれど…チョット勝手に心強い。

朝日が登るのをココからは見えなかったけれど、赤く染まっている空とオレンジの花のコラボがいいな〜。

朝焼けがきれい

朝一の清々しい空気が気持ちよく、深呼吸しながら歩きます〜。
しかも水平道までの分岐点までは下り一辺倒なので楽チ〜ン!

朝日小屋からの木道を進む

花を見たり、空を見たり、目の前の山を見たりしているうちにあっという間に…

5時23分水平道との分岐点に到着

水平道への分岐点

昨日歩いてきた水平動との分岐ですね。
で、ここで、前を歩いていた方は水平道方面へ向かって行ってしまった…。
私が向かうのは朝日岳、なので直進。
ああ、また一人歩きが始まったか…。
朝日小屋から朝日岳山頂までのコースタイムは約1時間になります。

朝日岳を登り始める1

朝日岳の麓から登りのみの登山道になりました。

朝日岳を登り始める2

よく整備された登山道なので、チョット急な場所でもテンポよく登れます。
すると、後ろから足音が…。
おうおう人が来たね〜、もちろん登山道の脇に寄って道を譲ります。
その方から「どちらまで行かれるんですか?」と聞かれたので

朝日岳まで登って蓮華温泉へ下山です!

笑顔の登山者のイラスト

と答えたところ、「蓮華温泉に車を停めているんですか?」と聞かれたので

いいえ、蓮華温泉から午後2時台のバスに乗って糸魚川駅まで行きます。

笑顔の登山者のイラスト

と答えたところ…「バスの運行期間は終わってますよ…」

え…ウソぉ

動揺する登山者のイラスト

その方は蓮華温泉小屋のスタッフさんでした!
先週で、平日の蓮華温泉から糸魚川までのバスの運行は終了し、
駅まで戻るとしたら…タクシーを呼ぶか、誰かに乗せてもらうしかないそうだ。
さらに「タクシーなら2万円ほどあれば駅まで行けます」って言われたけど…
2万円…2万円〜!?!!?

蓮華温泉のバスが運行終了したことを知る

今、読んでいるアナタ!
あ〜あ、なんで登山へ行く前に公共機関の運行を確かめてこないかな〜
と思われたでしょ!
私だって、私だって、調べて来たよ〜!
運行時間だって頭に入っていたもの!
ただ、ただ…

運行期間を見落としたんだよ…

落ち込む登山者のイラスト
この時、登山道で心底凹んだんだよ…自分がアホなのはよ〜く分かってる!反省している!
もうそれ以上言わないで!

朝日岳を登る1

蓮華温泉から公共機関を使って帰る方法がないとしたら…昨日来た道を戻って、栂池へ下山…。
それは、シンドイなあ。

朝日小屋を振り返る

振り返ると、先ほど出発した朝日小屋がすでに小さい…。

朝日岳を登る2

ここでUターンして、水平道分岐まで戻る?
それもやだ〜!
今の私は…とりあえず朝日岳山頂に登りたい!

朝日岳を登る3

今はその欲望に忠実に登ろう。
朝日岳山頂からも昨日のルートに戻れるし、まだ選択肢はある!それにしても…

な〜んで運行期間を調べ忘れるかな〜私

泣く登山者のイラスト2

と、ボヤキが止まらない。
2万円、されど2万円

朝日岳を登る4

2万円は…飲み会4回分の出費だよね…。
会社のお付き合い飲み会に4回出たと思えばいいんだ!うん!

朝日岳を登る5

2万円は…山小屋泊を2回した金額だよね…。
今回私はテント泊だったから…小屋泊したと思えばいいんだよ!うん!

朝日岳を登る6

そんな自己弁護ばかりしながら登っていました。

朝日岳を登る7

急な登りには細かく階段が備え付けられているので、チマチマ登りをすればあまり疲れず登れます。
なので雑念が消えず…。

2万円を稼ぐ時間と今日のコースタイムだと…稼ぐ時間の方が長いな…

考える登山者のイラスト

すみません〜!だってだって!
2万円ってやっぱり手痛い出費なんだもん〜!!!!

朝日岳を登る8

ふと気がつけば、前には人。
周りには花。
前に栂海新道を歩くために、朝日岳を登った時も同じだったのですが…
朝日小屋から朝日岳への登りってキツく感じないんですよね。

朝日岳を登る9

それは両方とも朝一出発で体力があるからなのか?
ううん、きっと道が登りやすく整備されているおかげだと思うんです。
ありがとう!朝日小屋!

朝日岳を登る10

だんだんと空が近くなり、進行方向が明るく開けました。

朝日岳を登る11

右手を見れば遠くの山々が連なって見えます。
今回登山で雲ひとつなくハッキリくっきり見えた、山の風景!

朝日岳から見る北アルプスの山々

この一瞬。
全米が2万円を忘れた!

もうすぐ山頂

まさに現金なもので、風景と空が近づいてくると…現金のことはすっかり頭から飛び、早く山頂からの風景が見たくて見たくて、山頂まっしぐら!

朝日岳山頂が見えてきた

ほら見て!山頂が目と鼻の先まで来たよ〜!

6時15分朝日岳山頂に到着!

朝日岳山頂に到着

山頂!最高!
朝日岳の山頂は360度の大パノラマ!

山頂には前を歩いていた人がいた。
記念撮影を頼まれたので、撮るついでにチョット雑談。

もしかしたら〜蓮華温泉方面で〜マイカ〜持ってて〜乗せてくれるかも?

笑う登山者のイラスト

…なんて思っちゃいませんよ!うん!願ったけど。
もうじき70歳になるオジサマはここから栂海新道を目指すそう!
そういえば先ほどの蓮華温泉スタッフさんも栂海新道だったな〜。

栂海新道…まだ、あの時の思い出がしょっぱくってリトライはいいや…。

でも、誰かと一緒に歩けるなら…いいかも?と思うぐらいまでは気持ち復活しています。
だって、やっぱり素敵な登山だったんですもの〜!

そうそう、朝日岳山頂についたら…その壮大さに全てがどうでもよくなり…

蓮華温泉まで下山したらなんとかなるさ〜。
なんとかならなかったら金だしゃいいさ〜。

笑う登山者のイラスト
とすっかり気が大きくなり、蓮華温泉へ下山することにいたしました。

最高の山歩き…朝日岳から吹上ノコル

朝日岳から蓮華温泉分岐までのイラストマップ

朝日岳山頂はチョット電波が弱めだったのでTwitterの投稿もダンナにメールも遅れず…。
一刻も早くダンナに「蓮華温泉から帰る方法を探して〜!」とお願いしたいのに…くっ。

朝日岳から栂海新道と蓮華温泉の分岐点の吹上ノコルを目指して出発します〜!

6時16分朝日岳出発

朝日岳山頂から蓮華温泉分岐へ

歩き出すとすぐに雪渓ちゃんが登場!

雪渓が広がる

雪渓ちゃん〜?
ちゃん付けってって思われるかもしれませんが、
さかなクンが「トビウオちゃん」とか「トラフグちゃん」とか言うのと同じ。
愛おしいものにはちゃん付けしちゃうんですよ!

そしてさらにボーナスは止まらない!

最高の青空

何よ〜!この青!
朝日岳から吹上ノコルに向かって歩き始めた途端にみるみる晴れて、それはもう晴れて…

涙が出るほど美しい!

笑う登山者のイラスト3

この時の気持ちをTwitterにもツイートしたんですが、実は私あまり感動しないんですよね。
でもこの時は3年前の栂海新道の思い出と今回の歩いて来た行程がシンクロして登山を趣味にして本当によかった!
こんなスッゴイ風景を目の当たりにできるなんて、私は本当は幸せだ!

どんどん進む

胸が切なくなるほどの幸福感に包まれて朝日岳から歩く。

気持ちの良い縦走路

目の前に広がる山々へ向かって下っていく。

雪渓を振り返る

時折下りたくなくなって、何度も足を止めて振り返る。
その度の空の青が、雪渓の白がハートにズキュン!とくる。

最高の縦走路2

しかも、この区間も一人。

雲ひとつない青空

いや〜ぼかぁ幸せだな〜

加山雄三的登山者のイラスト

下っていく方向には栂海新道への道がハッキリと

栂海新道が見える

辛かった登山は記憶に残る分、思い出深い…。

栂海新道2

歩いては足を止め周りを見回し、歩いては足を止め周りを見回し…

栂海新道3

まだまだココに居たい…!

泣く登山者のイラスト

いつもはゴールビールを求めて、どこでもサッサか通過しようとする私になんですが、
ココだけはこの風景を忘れないようにと幾度も足を止めた、そんな場所でした。

栂海新道4

朝日岳から吹上ノコルまではほとんど下りでした。

もうすぐ分岐点

こうして…近づきたくないけれど、とうとう着いてしまったわ…

6時40分吹上ノコルに到着

栂海新道と蓮華温泉分岐

吹上ノコルは蓮華温泉と白馬岳の分岐。
今回の私は蓮華温泉に向かいます。

栂海新道と蓮華温泉分岐に到着

実は…今日の登山、ここからが長い!ここからが本番です。

次回「白馬岳から蓮華温泉まで単独テント泊で縦走(8)五輪高原編」に続きます。