瑞牆山荘から大弛峠まで金峰山単独縦走(4)大弛峠

金峰山から大弛峠縦走のタイトル画面

暑さに負け負けで登った金峰山山頂。さてあとは下山だけ!下山は基本下るだけだから、楽ちん楽ちん!と…思うんだけど…そうじゃなかった金峰山から大弛峠。

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目次

金峰山山頂から朝日岳

金峰山から朝日岳へのイラストマップ

さあ!下山開始よ〜!
進行方向に広がる雲が…夏っぽい!

金峰山から賽の河原へ向かって歩き出す1

…雲のことって詳しくないんですが、この雲が育つと雷雲とかになるの?
所々に生えている低木の間をぬって進んでいきます。

金峰山から賽の河原へ向かって歩き出す2

あ〜!北アルプスや八ヶ岳エリアに負けないこの絶景!
山っていいなー!

金峰山から賽の河原へ向かって歩き出す3

暑さにくじけず、早起きの眠さに負けず、
金峰山に来て良かった〜!

金峰山の賽ノ河原

地図では賽ノ河原と明記されているチョット荒涼とした感じのエリアを通過。

金峰山の賽ノ河原2

鳳凰三山もそうだけど…こういう場所って賽ノ河原って名付けられるよね。
もしも私があの世で賽ノ河原へ行ったら…

山が懐かしい〜


って思うかしら?

さて、大弛峠方面への道は?と進行方向を確認すると…ピンクリボンがユラユラしている。

賽ノ河原から下山

ああ、道はあっちね…。
そして…とうとう稜線とお別れよ。
稜線から樹林帯へ入る時は…いつもチョットお名残惜しい…。

賽ノ河原から下山を始める

大弛峠の道はまずはハイマツに囲まれた道。
そしてスグに樹林帯へ突入だ。

樹林帯を下る1

稜線と樹林帯が潔くすっぱり切り替わるんですね、金峰山。

樹林帯を下る2

さ〜!後ろ髪がひっぱられる稜線も終わったので、さっさか下山しよう。
だって今日の天気予報は午後3時から雷雨予報!!

山での雷が怖い!


なので、なるべく早く下山しようと足が早くなる。

樹林帯を下る3

金峰山から大弛峠への道は瑞牆山荘から金峰山への道に比べると歩きやすいと思いました。

標識

こちらの道にもたくさんの道標があったのですが、上の写真のは結構年季が入った道標…。
近くに寄ってみないと読めないぐらい…あ、もちろん次の場所への時間は書いていない。

濃い樹林帯

こちらのコースは迷う道では無いんですが赤マークやリボンが所々に付けてあるので、更に心強いですね。
そういえば10年ほど前に来た時も、友人に
人から聞いた話だと、初心者でも体力に自信がない人でも登れて絶景が見れるらしいよ!皆で登ろ〜!
と、誘われて登りに行ったのだ。
※今から思うと…その誘い方は危ないな〜と思うんですが、誘ってくれた友人は登山を趣味としている人ではなかったので…(^_^;)
ま、大弛峠まで車で標高を上げられるため、大弛峠から金峰山まで高低差が少ないんだよね。

こうして、しばらく下っていくと今度は上り。

上りが始まる

地味なアップダウンを何度か繰り返しながら道が続いていきます。

上りが辛い1

たいした上りじゃないんだけど…

ふうー…。

疲れた登山者のイラスト

下山モードになっているので、上りがチョット嫌。

上りが辛い2

登山て山頂が1番高くて、下山は下り一筋!
そう思いたいんだけども、金峰山から大弛峠までは小さなアップダウンが続きまくるのよ。

アップダウンの多い登山道1

わかりやすいように…金峰山から大弛峠までの高低差の絵を描いてみます

金峰山から大弛峠への高低差

途中にある朝日岳高っ!
あらー!!! これはアップダウンが続くわけですよ!

アップダウンの多い登山道2

登山の時に地図を携帯するのは当たり前ですが、事前にこの高低差も頭に入れておくと覚悟がきまるかもしれませんね。
え?地図を見ればわかるだろうって?
うーん私の目は、地図から立体を想像できる程、未だ肥えていないのよ…。

アップダウンの多い登山道3

この道は歩く道がめちゃくちゃはっきりしているので、道に不安はないが
周りに誰もいないので、熊の出没情報が多い2020年Summer。…ちょびっとだけ不安になる

途中で見つけた石

山と描いてある

「山」…山とだけ書いてある。
なんかカワイイ〜!

ちょっと一休み

立ち止まった時は、地図で現在地を確認する。

朝日岳…まだかな

登山者のイラスト3
だって何度もアップダウンを繰り返してるんだもん、朝日岳のピークがどんな場所だか覚えていないけど、もう着いてもいいんじゃない?

そう思っているとまた上り〜。

再び上り

ここら辺の木は白い。
これは木の性質?それとも白骨林ってやつ??

白骨林

さらにこの先にの登りが…きつい。
足場が土と小さい石でズルズル滑りやすいくせに…

きつい上り

斜度が急!

ふくらはぎプルっプルっ

つらそうな登山者のイラスト

けれども辛い上りにはご褒美があった。
そう!ここを登りきれば…朝日岳

14時09分朝日岳に到着

朝日岳についた

朝日岳からは、さっきまでいた金峰山の五丈石が小さく見える。
「あーもうこんなに離れちゃったんだなぁ」と寂しくもあり、もうあの場所へ戻る体力はない!

朝日岳から朝日峠

朝日岳から朝日峠へのイラストマップ

ここが、まごうことなき朝日岳よね?
その証拠となる標識を見て一安心。

朝日岳山頂

朝日岳までたどりつけば下山の行程も、あと半分。

朝日岳から大弛峠へ向かって下山

朝日岳から先に現れたのはプチ岩場。
いきなり今までとは違う道になって、楽しい。

ゴツゴツの岩場

岩場間の距離は本当にちょっとだけだったのですが…。
今までずっと土の樹林帯だったのに、とつぜんこんな岩場ゾーンがあるなんて…なんか不思議ね。

朝日岳から大弛峠へ向かって下山1

後はひたすら樹林帯。

朝日岳から大弛峠へ向かって下山2

……樹林帯

朝日岳から大弛峠へ向かって下山3

…………樹林帯!!!

朝日岳から大弛峠へ向かって下山4

木々に視界を遮られ、特に考えることがないので…下山後のビールを考えながら歩いていたと思います。
道は下り道になり…その先に、ちょっと広がった空間が見えてきた。

広場が見えてきた

ベンチとかもあるし、人が休憩している。

朝日峠の広場

峠は山と山の間の凹んだ場所にあるんだよね…その通り…

14時37分朝日峠に到着

朝日峠に到着

地図で確認すればまだほんのちょっと頑張ればもう大弛峠だ。

朝日峠から大弛峠

朝日峠から大弛峠へのイラストマップ

朝日峠からは大弛峠への第一歩は…急な上り。

朝日峠から上り

せっかく朝日峠で呼吸を整えたのに、あっという間に

はぁはぁはぁはぁはぁ

疲れた登山者のイラスト

なんか…こういう風景…どっかで見たことある。そうだ!
中房温泉から燕山荘までの登りの第一ベンチの休憩所。
下った先にある休憩場、そしてその先に広がる上り道…山道あるある〜。

朝日峠から大弛峠へ向かって歩く1

けれどもココを乗り切ってしまえば後はどんど下り。

朝日峠から大弛峠へ向かって歩く2

途中にはやたら木が敷き詰められている道もありました。
ナゼでしょう?きっと雨の日は包んでぐちゃぐちゃになっちゃうのかな?

朝日峠から大弛峠へ向かって歩く3

時間はタイムリミットの15時近くなってきましたが、雨は未だ降る気配はない。

なんだ〜焦る必要はなかったなぁ

登山者のイラスト2
とは思わずに、余裕ある行動ができた自分を褒めましょう。

朝日峠から大弛峠へ向かって歩く4

階段状になった道を下り始めた頃には、車の音が聞こえ始めた。

大弛峠が近くなってきた

そうよね〜、もうすぐ大弛峠なんだけど…樹林帯はまだまだ濃ゆい。
どんな風にヒョッコリ道路が現れるんだろうか?

大弛峠が近くなってきた2

と、思って歩いていたら…樹林帯から道路が見え…。

15時04分大弛峠に到着

大弛峠に到着

朝の約8時半にみずがき山荘を出発して、約6時間30分で大弛峠へ到着〜!
下の写真を見ての通り、道路があって…すぐに登山道なんですよね〜。

大弛峠に到着2

駐車場で待機していたダンナと無事合流し…上の写真のベンチで登山靴を脱ぎながら、ダンナがコンビニで調達しておいてくれたビールを飲む。

あ〜…下山後すぐに登山靴が脱げれるなんて幸せだ。
あ〜…下山後すぐにビールが飲めるなんて幸せだ〜。


とまったりしていたら…私達の前を男女の登山者が通過……と思ったら…
「あの〜…もしかして…タマゴさん?」
と声をかけられました。
※タマゴはネット上での名前。昔からこのような名前でやっています。

え?え?え?どなた?えーと?もしかしてブログ関連の方???
と、困惑していたら…その方の正体…
10年ほど前にネットがキッカケで、一緒にスキーへ行った親子!
男女連れと思ったが、実はお母さんと息子!
10年ほど前は小学生だったのに…もうすっかり大きく身長は180cmを超えているだろうか?
しかも…スゴイ!イケメン!

えー!大きくなったね!

どうやらお母さんが登山が趣味になり、息子くんがそのサポートで登山につきあっているようだ。
たくさんの人間がいる中で、なぜこんなピンポイントの場所でピンポイントな人に会えるんだろう?
その後、個人情報を交換することもなく、サヨナラ。
またいつか山で会えるといいね〜。

彼らの帰りの車も10年前はお母さんが運転席、息子くんが助手席だったのに…
10年後の今は息子くんが運転か…時の流れを感じた。
おばさんの10年はあっという間だが、10代の10年は毎日が目まぐるしいのだろう。
そして…なによりも…
息子に登山のサポート、運転してもらえる…なんて、なんて羨ましい!

10年ぶりぐらいに登った金峰山。
首都圏から車で2時間半ほどでつける山なのに、森林限界を越えて望める絶景。
そして、なぜ山頂にこんな形のでかい石の塔ができたのか?不思議さと迫力を感じる五丈石に感動。
金峰山は北アルプスのお泊り登山の前に体力測定しつつ、山を楽しめる素敵な登山ができると思います。

以上で、私の金峰山レポを終了します。
お付き合いいただきありがとうございました。

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