涸沢で単独テント泊&パノラマコース下山(8)パノラマコース後半

涸沢で単独テント泊&パノラマコース下山パノラマコースで下山タイトル

涸沢ヒュッテから屏風山まで、そして屏風岩からピストン。どちらもとても楽しくて大満足!今までの登山の傾向として、こういう素晴らしいゾーンが終わると後はひたすら地味な下山のはず…だったんですが秋のパノラマコースはこの先もまだまだ私の目を楽しませてくれました。

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目次

パノラマコースを下る

涸沢で単独テント泊&パノラマコース下山のイラストマップ3

屏風のコルまで戻ってみれば…あれれ!
デポされたザックがたくさんある。
あぁ私も登るときにこの光景があれば、ザックを背負わずに登って降りてきたのに

屏風のコルにデポされたザック

でもねぇ…初めのデポい〜っぽ!は…難しいわよね。
仕方がない。

さあお楽しみゾーンも終わったことだし…どんどん下山しましょう。

紅葉のパノラマコース1

屏風岩エリアが終わり、これからの先のパノラマコースは、きっと地味だろう。…と思っていたら、何この紅葉三昧。

紅葉のパノラマコース2

紅葉のトンネルを潜ってどんどん下山していきます。

屏風のコルからパノラマコースで下山1

道は九折のなだらかな斜面。
登山道に沿って進み、突き当たったら別方向へターンして下っていく、それを何度も何度も繰り返して下っていきますよ。

屏風のコルからパノラマコースで下山2

ネットで見た情報によると、高山植物が咲き乱れる時期もとても美しいとか!
今回のような赤と黄色の山も素敵ですが、緑色の土台をベースに高山植物が咲き乱れるのもとても綺麗だと思う。

屏風のコルからパノラマコースで下山3

屏風のコル以降は土中心の道でしたが、時折ゴロゴロな石の道も現れました。

屏風のコルからパノラマコースで下山4

変化あり、風景よしと、歩いていて飽きる道では無いのですが…徐々に足に疲労が溜まってきた…。

屏風のコルからパノラマコースで下山5

そう、このパノラマコースを歩く距離って…

長い

泣く登山者のイラスト
そりゃあ横尾から涸沢エリアまでも長いんだけど…あちらの道は上高地から横尾まではずっと林道、横尾から上高地までも歩きやすいよう整備されているから、長いなぁ…と思っているうちに着いていたのですが、パノラマコースはここに来るまですでに3時間ちかく岩あり、谷ありのドキドキの道を歩いてきた疲労のおかげで、めっちゃ長く感じました。

屏風のコルからパノラマコースで下山6

涸沢ヒュッテからのパノラマコース登山口に書いてあった「パノラマコースを歩くなら9時半までに…」に納得。

目の前を下っていた女性二人組も下るのが辛そう〜!
ストックに頼って降りたくなる道が延々と続きます。

屏風のコルからパノラマコースで下山7

そしてこれから先は、ほぼ下りだと思っていた所に現れた上りの道!

屏風のコルからパノラマコースで下山8

ガビーン!

あぁ!…あとは下りだけって思ったいた所に現れた上りは…しんどい。

ひたすら降る

涸沢で単独テント泊&パノラマコース下山のイラストマップ2

先ほどの上りを登り切った場所で休んでいる人が多い。
今まで特に休む場所もない細い道が続いていたのですが、ココはチョットだけ道幅が広く開けていて、休憩が出来そうな場所だったので
多分ここが慶応尾根の鼻だったんじゃないかな?

9時30分たぶん慶応尾根鼻

屏風のコルからパノラマコースで下山9

上のような木々に写真に囲まれた場所でした。
せっかくなら写真も撮りたかったのですが、休憩している人も多く…撮りづらく撮らなかったことが…今は後悔!

ここで立ったまま小休止しながらカロリー摂取。
レポを書きながらパノラマコースを振り返ってみると…休憩しやすいポイントも少なめだったかも。

屏風のコルからパノラマコースで下山10

さあ、栄養補給が終わったら
再び下る。

屏風のコルからパノラマコースで下山11

飛び石的に歩く、石ゾーンも現れ…過去にこの手の道で大転倒した私は用心深く進んでいく。

屏風のコルからパノラマコースで下山12

結構下ってきたつもりだったが紅葉のトンネルはまだまだ続くよ〜!

屏風のコルからパノラマコースで下山13

この頃には…足は疲労でガクガク。

紅葉がキレイ

唯一の救いは、最近の登山で出ていた左足の痛みが出てこないことだ。

屏風のコルからパノラマコースで下山14

岩の階段を降りていくと、途中で座り込んでいるおじさん。

あ〜アナタも私も疲れているよね〜

登山者のイラスト
気持ちわかるわかる!

屏風のコルからパノラマコースで下山15

私も疲れているし、どっかで休憩しよう。
でもどこでしようか?
休憩ポイントを模索しつつも下っていく。

とことん下る

屏風のコルから屏風の耳までのイラストマップ2

急に…河原っぽい場所に出た。
地図で見ると…多分ココが奥又白谷河原…だよね?

10時16分奥又白谷河原

河原っぽい岩場

その名の通り、白い河原。
大きい石もゴロゴロしているので、ココで休んでいる人も多いよ。

涸沢行きの道標

石の一つには「涸沢」方面を進む道標が…。
ココまで下ってきた私は…

これから先アレだけ登って、最後は急な岩場を歩くのか…

辛い顔をしている登山者のイラスト
と、この先の行程を想像するだけで気が遠くなりそう。

北穂高岳を見上げる

上高地バスターミナルでパノラマコースを歩くなら、登りor下りを聞いた時…
下りでしょ!
って言ってくれた、上高地ガイドのオジサンありがとう!

河原と紅葉

奥又白谷河原の白さと紅葉の黄色らラインが、イイネ〜!

紅葉の中を下る

そしてまだまだ続く紅葉と登山道…。

新村橋へ向かって下る1

今回は紅葉と晴天のおかげで歩いていて楽しいけれど…これが大雨で寒かったりしたら…辛いだろうな〜。

新村橋へ向かって下る2

確実に標高は下がっていて、もうすぐ…もうすぐ登山道は終わるだろう雰囲気はムンムンなのに…終わらない。

新村橋へ向かって下る3

時折木々の合間から見える穂高の山…。
あ〜随分、ホントに降りてきた。

穂高連峰を見上げる

そして…紅葉ゾーンも終わり…植林された木々に囲まれ始める。
…って?上高地は植林しているのか???

林道に変わった

今回の登山前に

パノラマコースってどんな道?

登山者のイラスト
っと下調べの時に見た、橋を渡る。

橋を渡る

上の写真でおわかりの通り…ちょっと心もとない橋。
大雨の日に渡るのは…超・用心だ!

林道を歩く1

この橋を渡りきると…ハイ!林道だー!

堤防がある

道標等はまったくないのですが…林道が続いていく方向へ歩く。

コッチでいいんだよね…

悩む登山者のイラスト
と、ちょっと不安に思いつつ進むと…人工建造物。

林道を歩く2

さらに心強いピンクリボンも登場だ!大丈夫。
でも…リボンを信じ切るのも…よろしくないと聞いているので…なんか不安。

林道を歩く3

さらに…前後に誰もいない状況で一人で歩いていると…

ホントにコッチに進んでよいの?


と、めっちゃ不安。

林道を歩く4

登山道が終わり、林道の今…何を不安に思う?と思われるかもしれないが…
だって、だって、だって…新村橋を渡った先も2時間半も歩くってわかっているから…もうこれ以上多めには歩きたくないのよー。
そんな不安な気持ちを抱えながら歩いていると…見えてきた!

登山口

看板だ!
道標だ!
私の選んだ道は正しかった!

10時55分奥又白谷登山口に到着

登山口まで戻ってきた

ひい〜…やっと、着いたよ…
朝6時半に涸沢ヒュッテから出発して…約4時間半で…やっと、着いた!
長かった〜!
さぁ…次は…前から憧れていた新村橋を渡るよ…!

次回「涸沢で単独テント泊&パノラマコース下山(9)新村橋・上高地」に続きます。
次回で終わるよ〜。いつも長くなってスミマセン。

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