常念山脈縦走(5)常念岳編

常念山脈縦走常念岳編タイトル

いよいよ今回の縦走メインの常念岳へ登るよ。今回の常念山脈にそびえる蝶ヶ岳、大天井岳…どの山も登りごたえのある山ですが、常念岳の登りは…そのどれらの山よりも辛かった〜!

前回の記事は

常念山脈縦走(4)蝶槍編
就寝前はちょっとガスも出ていて夕日が望めなかった蝶ヶ岳の夜でしたが、一晩開けた蝶ヶ岳の朝はどんな風景が広がっていたのでしょうか? 前回の記事は 左が登山・キャンプランキング、右がにほんブログ村っていうブログラ...

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蝶ヶ岳から横尾分岐まで

最低鞍部から常念岳へのイラストマップ

最低鞍部近くの開けた場所から見上げた常念岳…まぁ!なんてどっしりとした三角形
蝶槍はとんがってるね〜。だったけど…常念岳はドスン!と三角形が根を下ろしている感じ。

これから登る常念岳を見る

私が常念岳へ挑むのは2回目。
間近に見た常念岳は記憶通り、すごく大きい。

本当に登れるの〜私

笑う登山者のイラスト

って、チョットヘラヘラしながら自分に問う。
まあ…ゆっくり延々と登れば登れるってわかってるけどさ、あまりにもデカすぎるから肩の力を抜いて挑まないと疲れちゃうのよ。

蝶ヶ岳から常念岳へ歩くと、左手に槍ヶ岳が常に見える。

常念山脈から見る槍ヶ岳

登ってきますよ、槍ヶ岳。
仲間が居ないので、槍ヶ岳を勝手に擬人化して心の中で声かける。

で、いざいざ!登る!って思うでしょ。
まだ下ったよ。

常念岳最提案部へ向かう

てくてく下って…。
下りつつも…。
目の前にはこれから登る常念岳がデデーン!とそびえ立つ嬉しいんだか嬉しくないんだか、よくわからない風景。

常念岳最提案部へ向かう2

下れば下るほど、その分登ることを考えると

もうそろそろ下るのやめない?

変な顔の登山者のイラスト

って、何度も登山道に問いかけたわ。

常念岳最提案部へ向かう3

ちょっと鬱蒼としている茂みに「熊とかケモノとかいないよね?」って不安を抱えつつ進むと…。

常念岳への登り返しが始まる

不意に樹林帯を抜けて登りがスタート!

常念岳を登る1

ここから常念岳への登りが始まりはじまり。

常念岳を登る2

時間は8時半。
蝶ヶ岳ヒュッテを5時に出発し、早3時間半が経った今…テント泊装備のザックが重い。
でも、まだ今日の行程の半分来てないんだよ。

今日…本当に大天井岳まで歩けるかしら?

悩む登山者のイラスト

ちょっと不安になってきた私。
だって、あまりにも人に抜かれ過ぎて…この世で私よりも鈍足の人は居ないんじゃない?ってモードになってた。
なにを大袈裟な!
って思われるだろう。
だけど、ずっと人に抜かれっぱなしだと自信喪失モードになっちゃうのよ。

常念岳を登る3

話は登りに戻して…常念岳の取りつきから常念岳までは大きな岩稜を3つ越えていく。

常念岳を望む

常念岳の存在がデカすぎるので、岩陵に「ここが常念岳?」って思うことはないが…岩陵のてっぺんに着いても、その更に先にでっかい常念岳が

まだまだ

って待ち構えている姿は…メンタルにくる。

蝶ヶ岳側から常念岳を登る1

息が切れないよう、ゆっくり進む。

蝶ヶ岳側から常念岳を登る2

私の歩みは止まることはないのだが、一歩一歩歩き休みペースなので遅い。
でも、歩き休みなので息は切れない。
一人で時間がある時はこの歩き方が自分にはベストのようだ。

蝶ヶ岳側から常念岳を登る3

途中で道を譲った男性とチョットお喋り。
どこまで行くのかを聞かれ

今日は常念岳を越えて、大天井岳まで

と、言ったら。
随分歩くね〜長いね〜。
って言われたんだけど…長い?
彼は常念岳〜常念小屋を経て一ノ沢への下山ですって。

長い…長いのか?

泣く登山者のイラスト

私オバサンだし!テント泊だし!テレワークで身体が鈍ってるから
今日の行程無理かも!
段々と今日の行程蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳まで歩ける自信が無くなっていった。

蝶ヶ岳側から常念岳を登る4

体はしんどいし、ザックは重いし、今日の行程は常念岳まで行ってやっと半分
いや、無理じゃね?
エスケープルートで一ノ沢へ下山するのが大人の判断かも。
ううん!せっかくなら常念小屋でテント泊でもいいんじゃね?

なかなか着かない常念岳山頂

登りに迷いが出てきた。
大天井岳まで遠いネ
という、お墨付きをいただくと…無理しないで下山しちゃいなよって心の中の悪魔が囁いてくるのだ。

なかなか着かない常念岳山頂2

どうしようかな〜と悩みつつも登る。

なかなか着かない常念岳山頂3

常念岳への登山道の殆どは大きな石の転がる道。
その石には程よい間隔でペンキマークがついているので、ペンキマークを確認しながら登る。。

常念岳途中にあった奇石

途中にあった印象的な岩。
そして…中々着かない山頂。

常念岳山頂までもうチョット

常念岳ばかり見て首が疲れた時には、横に見える槍ヶ岳で気分転換。

周りの風景を見て呼吸を整える

そんな感じでチマチマ登る。

常念岳山頂までもうチョット1

ハッキリくっきり見えすぎている常念岳稜線…

常念岳山頂までもうチョット2

だんだんと山頂付近で記念撮影をしている人の姿も目視できるようになったんだけど

ぜんぜん近づかな〜〜〜い

泣く登山者のイラスト

写真で見れば、コノくらいの坂道チョチョイのチョイ!って登れそうなんだけど…疲労が!ザックが!標高が!私の歩みを激遅にさせる。

常念岳山頂までもうチョット3

山頂間近でも何人にも抜かれ…それでも一歩一歩歩き続けたら…着いたよ!
常念岳山頂!

常念岳へ着いた

時間は9時35分。
朝5時に蝶ヶ岳ヒュッテから出発し、4時間半かけて…やっと着いた!

常念岳から常念小屋まで

常念岳から常念小屋までのイラストマップ

常念岳は標高2857m
大天井岳から徳本峠へ続く常念山脈の主峰になります。

常念岳山頂の標識

山頂には社もある。

常念岳山頂の社

とりあえず常念岳山頂で休憩。
あまりにも疲れたので、ザックを降ろし、おにぎりを食べた。

うまーい!

食事をする登山者のイラスト

さて…この先どうしよう?
残り4時間半ほど歩いて大天荘まで頑張る?
いやいや無理は禁物!
常念小屋から一ノ沢へ下山?
でも…もったいないから
常念小屋でテント泊?
う〜〜〜悩む!

常念岳山頂からの風景

とりあえず常念小屋まで降りてから考えよう!
常念岳からチョット降りた場所に分岐点がある。
常念小屋と三股への分岐点になります。

常念岳の分岐点

後々の常念小屋で知ったのですが、常念から三股方向への下りルートはチョット危険だとか?
さて、常念小屋方向へ視線をやれば…はるか遠くに赤い屋根が見える気がする…。

遠くに大天井岳を見る

あれ…たぶん…大天荘?

私は乱視なので…ハッキリとは言えないが…。

不安な顔の登山者のイラスト

はぁ〜!あそこまで歩ける?私?
めっちゃ疲れてるよ!

常念岳から常念小屋へ向かって降りる1

その証拠に下りの足は踏ん張りがきかなーい!
転ばないように一歩一歩足元を確信して進めば…見えてきたよ常念小屋。

常念岳から常念小屋へ向かって降りる2

ひえ〜…あそこまで下って…後に今と同じ高さまで登り返す?

マジ無理。

弱気な登山者のイラスト

この時はそう思っていて…95%ぐらい常念小屋でテント泊して翌朝一ノ沢へ下山しよう!そう思いながら歩いていました。

常念岳から常念小屋へ向かって降りる3

あともうチョットで常念小屋!
そうは思うがなかなか近づかず…転びたくないからチンタラ降りていると…
あら〜!
岩と岩の間に挟まっている石突にかぶせるラバーキャップを数個発見!

ラバーキャップって?と思われた方は下記を参照ください。

石突き
山に関わる言葉を集めてみました。 山の用語集INDEXへ ▶ 類 似 語スパイク ピッケルの先端に付いている金属製の突き物。 面に突いてバランスをとる。 普段はラバーキャップを装着して使用してるのだが、...

そのままにして置いたらダメよね!

回収♪回収♪

岩と石の多い常念岳にはポールの石突から外れたお宝(ラバーキャップ)が多く埋まっています。

常念岳から常念小屋へ向かって降りる4

こうして1時間ほどかけて常念岳から常念小屋へ下りました。
時間は11時チョイ過ぎ…蝶ヶ岳ヒュッテを出発してから6時間も歩いているわ…。
さてどうする?

常念岳小屋に着いた

と、とにかく…常念小屋で炭酸ジュースを飲みたい!
そして、下山方法を考えよう!
そう、この時の私は

今日は大天荘まで歩くなんて無理!撤退!

顔色の悪い登山者のイラスト

って思っていました。
でも、結局大天荘まで歩いたわけよ。
その理由は…次回「常念山脈縦走(7)」に続きます。

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