羊蹄山のお鉢めぐりも終え、あとは倶知安コースを通って倶知安町までの下山。下山と言えばいつもは楽々〜だったんですが…今回はそうもいかず…。
羊蹄山を真狩から倶知安まで日帰り縦走(1)準備編
羊蹄山を真狩から倶知安まで日帰り縦走(2)真狩コース
羊蹄山を真狩から倶知安まで日帰り縦走(3)お鉢めぐり
羊蹄山を真狩から倶知安まで日帰り縦走(4)羊蹄山山頂から倶知安コースへ
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ひたすら下る倶知安コース
倶知安コースは下山一辺倒!
なぜなら富士山と同じ山の形の独立峰だから…。
もう、登り返しなどないに等しいのです。
今回の記事は上図の赤い線の場所…見ているだけでひたすら下りってお分かりですよね〜。
九合目の分岐から八合目までの倶知安コースはかろうじて森林限界ギリギリライン?
ちょっと身長の高い方なら眼下に広がる倶知安町を見ながら下山ができるのかしら?。
時折木々が開けると、私にもこれから下っていく先に待つ倶知安の街が見下ろせます。
そのまま道なりに下山していくとゴロゴロした岩たちが消え、周りの木々がどんどん高くなっていく。
周りを見ているウチにあっという間に八合目に到着しました。
倶知安コースの下山は単調な下りです。
とある雑誌にはツマラナイコースなんてひどいコトも書かれていました!
とはいえ…単調でスピードの出しやすい下山道なので…いつもの癖でつい
とハイペースな下りになりそうになるので…意識して周りの風景を見て下山していました。
倶知安コースも真狩コースと同じように一合目から十合目まで各箇所に看板が設置されているので、全看板を撮ることも今回のミッション!
また、木漏れ日が溢れる道を歩くのも嬉しくて…下図のような写真も大量に撮っていました。
八合目から七合目は雨で深くえぐれた道を下っていきます。
ちょっと気を抜けば尻もちついて転びそうなので…ゆっくりと下る。
こうして七合目に到着。
こちらは標高1400mになります。
山頂から、もう300mも下ってきちゃったのか…これはなかなか斜面になりますかね?
樹林のトンネルをくぐりながら六合目へと足を進める。
そうそう、登りの時、お鉢めぐりの時に3番手で歩いていた私が
なぜ下山時に一番前になったのか…なんで意識してゆっくり下山するようにしているかというと…。
下山を開始してスグに…
そう!ホトケが膝痛を発症したからです。
私みたいなペース配分下手のセッカチが彼の後ろを歩くと…ついついあおってしまいそうなので…。
私が進行方向を確認しながら進む。
私より登山経験豊富な二人が彼の様子を見ながら、後ろからサポート体勢で下山することに。
こうして何とか六合目に到着!
しかし…ここで…ホトケの膝は限界を迎えていた。
倶知安コースで膝痛発症!
続けて歩きだそうとした私にストップがかかる。
ホトケの膝が…どうしても痛い…。
とりあえず止まろう…。
しばらく休むが痛いもんはやはり痛い…。
どうしたもんか…と考える。
とりあえず…テーピングテープで膝を固定しよう!
山の中腹でyoutubeを見ながら正しいテーピングを学び、いざテーピング!
うんうん、こういう時膝から下が外れるズボンで良かったね!
ザックの荷物も皆で分担しようとしましたが、この時は大丈夫ですの言葉を信じ
さらにさらにゆっくりと下山することに。
しかし…膝が痛いって…辛いんですね。
この段差も一歩下っては…
ああっ!
一歩下っては…
ああっ!
の繰り返し。
六合目から五合目までは単調なくせに…キツめの斜面がつづきます。
なので、膝を下につくだけで激痛が走るホトケは本当に辛そう…そんな彼を見ているウチに私もだんだんと
と、ネガティブに…六合目〜五合目までを今まで下ってきた三倍近い時間をかけて下りました。
過去に登山で膝痛を発症したウチのダンナに膝痛の感覚を聞いて見た所…。
だとか…。
た…大変そうね…今の所そんな痛みに遭遇したことがない私は幸せだな。
ココらへんで、ちょっと視界がひらけてニセコアンヌプリを見ながらの下山。
スキーが大好きなホトケにニセコだよ〜!と言ってもすでに反応はなくなっている。
痛みをこらえるコトに全神経が行っていたのでしょうね…。
五合目でとうとうヤマコさんが
と、男らしい発言!そしてその行動は…
ザックをまるごと預かり、自分のザックの中に彼のザックを投入!
彼女のザックに入り切らなかった荷物を私とマッハで分担。
テキパキとした彼女の行動を見ながら
と、ウットリ。私にもこんなリーダーシップスキルが欲しいな〜。
その後も膝痛と戦いながら
ストックに頼って降りるホトケ。
四つん這いになって降りるホトケ。
何を言ってもきっと彼の心の助けにはならないと察したので、周りの風景や雑談をしながらのんびり下山。
しかし…みんな心の中では思っていた…。
暗くなる前に下山ができるだろうか…?