北アルプス縦走(06)奥黒部ヒュッテ

奥黒部ヒュッテでテント泊のタイトル

知っている人が少ない?山小屋・奥黒部ヒュッテ。私も再び訪れる機会があるかと言うと…チョット立地的に厳しいかも?そんな奥黒部ヒュッテで過ごした一晩のレポになります。

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山小屋・奥黒部ヒュッテ

さあ、3泊4日の縦走登山の一日目の宿泊地は奥黒部ヒュッテのテント場になります。
今回の登山の全体行程図で見ると…

一日目の宿泊場所奥黒部ヒュッテ

ここになりま〜す!

奥黒部ヒュッテの中にある受付に行くと…人の気配がない。
受付に押しベルがあったので、それを鳴らすと管理人さんが出てきて受付をしてくれました。

奥黒部ヒュッテの入り口

初老の穏やかそうな男性が奥黒部ヒュッテの管理人さん。
どうやら現時点で本日のお客はまだ私だけのようで、管理人さんがおしゃべりに付き合ってくれる。
先程の道で、額を怪我をしていた3人グループのコトを告げると…

あ〜…岩壁で怪我する人、まあまあ居るよね〜

ですって!
ああ…へっぴり腰でノロノロ歩いてきて良かった!
私も調子に乗ると、転ぶぶつけるかをやらかすタイプだもん!

他にも明日の行程を相談。
朝4時に出発しようと思っていた私に、

その時間はまだまだ暗いから、あと1時間は遅くした方がいいよ

とのアドバイス。
山小屋の人とお話ができるのって、色々と学ばせて頂けるコトが多くて嬉しい。
宿泊費の1000円を支払って領収書をもらう。

奥黒部ヒュッテ幕営許可書

ああ、なんてシンプルな住所〜!

受付が終わって外に出る。
奥黒部ヒュッテの隣の棟が水回りのある棟になります。

奥黒部ヒュッテの別棟

中に入ってみると、なんてきれいな水場!
それに…なんと…石鹸まで!

奥黒部ヒュッテのトイレ

水が豊富なおかげ?電気も通っているおかげ?ですっごくきれいな水場。

奥黒部ヒュッテのトイレ

そしてトイレもキレイ!

そうそう、この奥黒部ヒュッテにはお風呂もあります!
噂によると石鹸やシャンプーも使って良いとか!

奥黒部ヒュッテの風呂

実は宿泊者が少ない日であれば、テント泊の人でも立ち寄り湯をさせてもらえるお風呂…。
私もススメてもらえましたが…まだ縦走登山の一日目…どうせ残り3日でとことん臭くなるんだから…

中途半端に入らなくていいや…。

ため息をついてる顔

と、見送りました。

小屋の入り口には平の渡しの時刻表も張ってあります。

奥黒部ヒュッテに張ってある平の渡しの時刻表

奥黒部ヒュッテから船着き場までは、急いだって3時間はかかる…朝6時の船に乗るには朝の3時には出発!?
あのハシゴ祭りを暗い中歩くなんて…怖い〜!

また、フロントに張ってあるお願いが切ない…。

奥黒部ヒュッテからのお願い

テント場から小屋まで3分もかからないのに…しちゃう人いるんですか?

だめよ〜!テント場で用を足しちゃ!

怒る登山者のイラスト

深い深い森に囲まれて、ちょっと暗い雰囲気の奥黒部ヒュッテは…北アルプスのメジャーな山小屋と比べると…なんだか鬱蒼とした雰囲気もありますが…。
管理人さんがいい人だったこともあって、個人的には好きな山小屋。

奥黒部ヒュッテ

実は晩御飯だけでも利用できるのかしら?と事前に電話をして聞いたのですが…宿泊者以外は受付てないって…残念!

さあ…受付を済ませたら…テントを張るよ〜!

すっかり慣れたテント設置!
このエアライズ1で山に泊まるのも、トータル何日目かしら?

奥黒部ヒュッテのテント場にテントを張った

奥黒部ヒュッテのテント場は見ての通りひらべったーい場所なのでどこに張ってもフラット!
実はこの3泊4日の縦走で一番良く眠れた場所でした。
石もゴロゴロ落ちているので、石を頼りにピンと張る!

そして…テントを張ったらさ〜。

ビールさー!

喜ぶ登山者のイラスト
もちろん500ml缶!

奥黒部ヒュッテのテント場でビールを呑む

ダーレもいないテント場で、奥黒部でひとりのんびりビール。

空は青いし…最高じゃん!

寝転がる登山者のイラスト

お腹も空いているので晩ごはんに何を食べるか考える。
今回は…ザックが小さいので食料も極力節約!
明日の水晶小屋は晩ごはんつけてもらったし、明後日の双六小屋は外の食堂でご飯を食べる予定。
なので…コレイッちゃう?

テントの中

とも思ったんだけど…
今日はもう寝るだけなんだよね〜…。
寝る前にトンカツサンド…。
そして今回の山行に用意してきた食べ物の中で一番ヘビーな食料であるトンカツサンド…。
明日のハードな読売新道の登り用にとっておくべきでない?

今はまだその時じゃない

凹む登山者のイラスト

そう判断して…なんか軽いもんを食べて終わらせた記憶が…。

青空と奥黒部ヒュッテのテント場

そうそう…奥黒部ヒュッテは携帯の電波は通じませんでした。
なので今回の登山の出発前にはダンナに

一日目は絶対に連絡をいれられないからね!

怯える登山者のイラスト

と念を押して出てきました。
連絡がないからって捜索願いとか出されたら困っちゃう!
登山へ行くなら、緊急連絡先に登山計画を念入りに伝えておくのが、ひとり登山のマナー。

携帯が通じないので…もちろんネットも見れない。
今日の思い出を忘れないうちにテント内でメモって…。

今日の思い出しっかりメモった!

寝転がる登山者のイラスト
それも済んだら

やることもないのでダラダラ〜と周りを見て歩く。
奥黒部ヒュッテの周りにはダムはもうないが、川はある。

奥黒部の川

すると怪我をした3人組がやってきた。
ザックをそこらへ放置し、そのまま3人で川へ向かっていったらから川の人なのかな?

上ノ廊下を歩くのかしら?

考える登山者のイラスト
その後会うことはなかったので…きっとそうなんでしょうね。

奥黒部の川2

周りをちらほら見て回って戻ってきたら…
あらあらテントが増えているわ!

奥黒部ヒュッテのテント場1

3人組の荷物は相変わらず放置されたままだが、他にも3張り程増えていた。
しかもそのうち2張りは女子グループ!
多分…読売新道から下山してきたのかな?
彼女らは交代でお風呂に入っているらしく、女子っぽい匂いがフワンフワン…。
でも…でもね。

奥黒部ヒュッテのテント場2

あれー?なーんで私の周りには誰も居ないの〜?

まあ…静かでいいんだけどさー。

叫ぶ登山者のイラスト
この立地あまり良くない?

まー…もう立てちゃったし、天気も崩れなさそうだから…いいんだけどさー。

動揺している登山者のイラスト

と、自分のテント設営の場所選びのセンスに自信がなくなりながらも、シュラフに入って…

明日は…読売新道…明日のこの時間は水晶小屋の布団で眠れているかな…

シュラフに入って眠る登山者のイラスト

と、ちょっとモンモン、その後…直ぐに熟睡!
そりゃそうよね〜。
昨晩は23時頃の夜行バス。夜行バスなので熟睡できずに過ごし、朝5時半から扇沢で待機し、その後7時間の歩き…そりゃあ瞬殺で寝る寝る!

一晩開けて…読売新道へ

寝たのが17時頃とあって…夜中の2時ぐらいから目が覚めていました。
朝ごはんも簡単なもので済ませ、3時にはテントも撤収。

そして出発する前にトイレ!

笑う登山者のイラスト_0004
なんてったって…縦走登山二日目の今日歩く読売新道…これが今回の登山の中で一番ハードなルート。
トイレも水晶小屋につくまで行けないんだから出すもの出しておかないと!
で、トイレへ入ると…あら…一夜明けたトイレ…めちゃくちゃキレイに掃除されすぎている〜!

やだー!うちのより遥かにキレイよ!

笑う登山者のイラスト

私…めったにトイレの写真は撮らないのですが…あまりの美しさに撮っちゃった!

奥黒部ヒュッテのトイレ

虫がチョロチョロいるのは山奥だから仕方がないけど、それ以外は本当にキレイなトイレでした!
ありがとう!管理人さん!

さあ!行くぞ!

喜ぶ登山者のイラスト

……と思ったが…。
暗い。
真っ暗よ〜!
下の写真はヘッドライトの明かり&フラッシュで明るいけれど…ヘッドライトの明かりがなければ、とても歩けない暗さ!

4時58分奥黒部ヒュッテを出発

真っ暗な登山道

どどどど…どうしよう。
こんな暗い中歩くなんて怖い。
道もよく見えないし…。

どうするべか?

辛そうな登山者のイラスト

ちょっと立ち止まって考える。
でもなあ…できるだけ早く出て、時間を稼ぎたい。
一歩一歩確認しながらちまちま歩きましょうかねぇ。

とりあえずこの暗さを記念に残したい!と続けて撮った写真。
ヘッドライトもフラッシュも切ったら…暗闇しか映らないじゃん…。

その後数枚撮ってみても写真は真っ黒。
ただの真っ黒をブログにアップするのも見てくれる方のギガを無駄にさせちゃうので…ちょっと写真補正をしたら…

真っ暗な登山道2

ますます怖っ!!!

なななな…な〜んか!呪われそうな写真になっちゃった!
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の世界じゃない?コレ!!

やだ〜!怖い〜!

複雑そうな登山者のイラスト

怖い怖いと言いつつも…ついつい足は登山道を歩き出す。
ヘッドライトの明かり熊よけ鈴のリンリン音が私のパートナー!

さあ!これから先、12時間のひとり歩きが始まります。
その間、山小屋も水場も一切ない、登りの山道なんだよ…すっごいすっごいMな登山道なんだよ!
次回「北アルプス縦走(07)読売新道前編」に続きます。

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