北アルプス縦走(04)黒部湖を渡る〜平の渡し

黒部湖平の渡しのトップ画面

今回の登山のメインイベント1回目〜!船に乗って黒部湖を渡るときがやってきた!
黒部ダムを見る機会は多くても、黒部湖を船で渡る機会なんてそうそうない!すっごい楽しみにしていた平の渡しはチャンと期待に応えてくれました!

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目次

待ち時間は平の小屋で

頑張って歩いてきたけれど…船の出港時間まで時間がある。
そう、平の渡しの船の出港時間も定刻がきまっているんです。
今の時刻は11時20分…事前に調べてきた出港時間までにはまだまだあるようだ…。

ん〜ここから歩いてすぐの場所の平の小屋で待つか…

悩む登山者のイラスト_0005

この船着き場からすぐの場所に平の小屋があります。
写真もたくさん撮ったつもりだったんですが…写真がないよー!

平の渡しから平の小屋まで移動

ちょっとだけ歩いて、平の小屋に到着。
小屋の壁には船の出港時間が貼ってあります。
私は7時半始発の扇沢駅出発だったので、電気バス、黒部ダム、そして黒部湖の周りをてくてく歩く時間がかかるため、どう頑張っても…12時の回になります。
これに間に合わないと…まあ平の小屋に泊まるんですね。

平の小屋に張ってある平の渡しの時刻表

で、気が付きました?
この平の渡しに乗るのに…運賃が…料金無料なんです!
すっごい!太っ腹!
ダムができる以前に奥黒部方面や針ノ木岳方面へ行く「平の渡し」という橋があったのですが、黒部ダムの完成により橋が使えなくなったので、登山道をつなげるために関西電力の無料で渡し舟を運営(平ノ小屋に運航を委託)しています。
そのお陰か?
平の小屋もすっごい!きれい!

平の小屋

小屋の前では包丁を研いでいる人がいて、
ここの水うまいから飲んでいきなよ
と進められて、グビグビ。うまい!

まだまだ時間もあるので、外に備え付けられているベンチに座っていたら…道中で幾度か会った三人組が現れた。
先に行ったのかと思ったら…あとから到着なんて、きっとあっちこっちで寄り道して船の出港時間に合わせてきたのね〜。
三人組はそそくさとトイレへ行き…戻ってきたら…

素っ気ない登山者たち

なんでこんなふうに座るの?

な、なんか…意地悪じゃないですか?

うつむく登山者のイラスト

座るなら向こうのベンチとテーブルで座っちゃえばいいのに…みんなは気にしない?私は気にする…。
ちょっと嫌だな〜…と思ってトイレへ行ったら…ここのトイレは和式だったけれど、水洗!きれい!
そして募金箱…というか募金皿が入り口に置いてある。募金したお金が丸見えで…なんて無防備な…。
ええ、ええ、もちろん100円入れますよ〜♪
…ん?あれ?あの三人組がまずトイレを利用していたのに募金箱には100円

ああ…そういうコトね。そういう人ね。

指差す登山者のイラスト

私もあまり関わりたくないので…船の出港時間10分前になったので、また船着き場へ
せっかくの登山、ちょっとでも嫌な人には近づかない〜。

平の小屋から平の私に戻る

船着き場で呆けていると…この先の登山道も想像できて楽しい。

この先にはマジもんのハシゴ祭りがあるのか…ウフフ

笑う登山者のイラスト_0003

すると後ろから船のスタッフがやってきて…いよいよ出港だよ〜!

平の渡しの船着場

急な下り階段のため、私がおっかなびっくり降りていると、

平の渡しの船着場へ降りる

スタッフさんがそこをそうやって降りてくるといいよ〜とアドバイス。
ああ!人と接しられて嬉しい!

黒部湖を渡る平の渡し

黒部湖平の渡しのイラストマップ

さあさあ!いよいよ船は岸から離れる。
私が乗り込んだのは左岸(平の小屋船着場)。
渡しなんだけど…船の動力はエンジン。

12時5分左岸出港

平の小屋エリアから平の渡しに乗る

動き出すとあっという間に沿岸から離れる。

平の小屋の沿岸から離れていく

この平の渡し…日本百名山一筆書きで有名な田中陽希さんが登山中に唯一乗った動力船とか!

黒部湖を横断していく

船からは針ノ木岳方面や

黒部湖から見た針木岳

奥黒部方面

黒部湖から見た奥黒部方面

が見える〜!

そして…船に乗ってすぐに気がついたんですが…

船の船長やスタッフさん…みんな熊よけ鈴を腰につけてる〜!

複雑そうな登山者のイラスト

私もつけて歩いてきたんですが、道が穏やかなため必要ないかも?なんて思い始めていたので…熊鈴つけて歩いてきたよかった!
山小屋のスタッフがつけているって事は…まあ、そういうことよね…。

黒部湖

船はぐんぐん進む!
本当はもっとゆっくり…いっそのこと黒部湖の途中で止まってくれてもいいのに〜!
この平の渡しの船の乗車時間はわずか10分程なの…あっと言う間なの。

そして…あの3人組も乗船していたけど・・・

孤独感を感じる

もうねコッチにくるなよ!オーラを感じて・・・一言も話さなかったわ・・・。
私も登山をしてきて、ここまで拒否られオーラを感じるのははじめて。

なので船のスタッフと喋っていた。

なんだか寂しい

あ・・・もしかして、このデジカメカバーにつけている・・・

これがいけなかったのか?

ビールのポイントシールがだめだった?へへ。

そうそう、この船に乗るには救命胴衣の着用をせねばなりません。
一見穏やかそうな湖だけど…何があるかわからないもんね。

スタッフさんと話していて、奥黒部から赤牛岳、そして水晶岳へ向かうと話したら…

距離が長いし、山小屋も一軒もないから行動時間は余裕を持ってね。
そしてゆっくり歩いていいから大休憩をとらないよう心がけてね〜。
大休憩をとると、せっかく登山モードに出来上がった体が戻っちゃうから。

と心温まるアドバイス。

さようなら黒部ダム

へへ、おじさん優しいや!心あたたまるや〜

うっとりした顔の登山者のイラスト2
と思ったそのときに

でも、この船の出港待ちで
かなり休んじゃったから
登山モードの体も「0」に戻っちゃったね!

ですって!もう!
船が反対岸に近づくと、下のような人工的な階段が見えてきた。

沿岸に見える階段

あら?あそこにて乗車?と思っていたら…
船の止まった先は…

船の停留所

意外と…普通にある…岸。
ここで船を降ります。
降りる前に船の内部も急いで撮った!

船の内部

乗船時に中に乗ってもいいよ〜とも言われたけれど…晴れてるし、せっかくの黒部湖横断だから外に出るよね。
こうして無事に平の渡しを渡りきりました!

12時15分対岸に到着

反対岸に到着

3人組は船から降りるとそそくさ行っちゃった〜。
私は…停船後、船がこの後どうするのかな?と思いながら…実は先に行った3人組と距離を取るのが本当の目的でザックを背負いなおして調整したり、靴紐をチェックし直したりしながら…時間差を作りました。
船はしばらくこちら側に止まっているようなので、そろそろ出発。

階段というよりは…

梯子のような階段を登る

ほぼ梯子のような階段を登る。
登った先にはロッジくろよんでも読んだ看板が…。

注意書きに書かれている道標

その看板の端っこに小さく書いてある道標が愛おしい。

例の三人組の姿はもちろんとっくのとうにない。
さあ、マイペースで熊鈴をリンリン鳴らしながらあるきましょう!
もしかしたら…あの三人組は私の鳴らす熊鈴の音が不愉快だっかもしれないから、距離を置くのいいことだ!うん。
もちろん心の中では…

ふ〜んだ!さっさと行っちゃえ〜
もう会いたくないもんね〜だ

不安そうな登山者のイラスト

と、思ったんですが…この3人組と…またもや接触する機会がこの後…発生しちゃいました。
次回「北アルプス縦走(05)黒部湖後半」に続きます。
ここから先…ハシゴが半端ないですよ〜!

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