今回は黒部ダムから見下ろして見ていた黒部湖の淵をなぞるように歩いて黒部湖の端の端まで歩くことにしますよ〜!ただ…日本で17番目に大きいダムの水源である黒部湖は…デカかった…。
……って黒部ダムって国内で17番目に大きいダムなの?ベスト10にも入っていないのね…Σ(゚Д゚)ワオ!!
手作業感満載の橋
ロッジくろよん脇にある階段を降りた先にはこのような看板がありました。
ううう…いろいろな注意書きがたくさん書いてありますね。
ふむふむ…目的地の奥黒部ヒュッテまで15キロメートルなのね…
で、その所要時間は…
所要時間は7時間か…。
ダム沿いに歩いて7時間か〜…。
このコース…甘くはない!
この看板の近くあった周辺案内図は薄黒く汚れ…あまり…人に触れられないのがありありとわかるね…。
8時28分ロッジくろよんエリアからスタート
さて!この先へ進むことにしましょう!
ロッジくろよんを出て直ぐに河原でた。
ココで釣りをしているオジサンが居たので、会釈で挨拶。
そうか〜ロッジくろよんって釣り客の人も多く利用するのね!
何が釣れるの?イワナが釣れるのかしら?
うん!調べてみたところ…このエリアは渓流釣り者の「憧れの地」になっているそうですよ。
橋を渡った先にハシゴが見えます。
しょっぱらから長めのハシゴ…。
ハシゴを登った先には平坦な道が続く。
道沿いに歩いていくと…またハシゴ!
でも…このハシゴに赤いペンキがベタベタと…。
ハシゴだからと、ついつい登って進んでしまいそうになりますが…。
こちらのペンキは✕を記しています。
そう!このペンキマークはバツバツバツ!✕〜!
とその時…後ろから登山者が…。
3人組のパーティだ。
どうぞどうぞと道を譲る。
ふふふ…とりあえず先行者がいれば…万が一この先でなにかあったら引き返してくるだろうと、勝手に他人だより。
その後も平坦な道を延々と歩き。
時にはハシゴを登り…。
登ったのに…下りハシゴ降りる。
そう!この黒部湖の周り…標高をほぼ上げない道が続くんですヨヨヨ。
歩けども歩けども道は平らだし。
ハシゴを登ったところで…また降りることになるの繰り返し…。
また小さい川がちらほらあるので、その川を越えるために橋を幾度も渡りました。
しかし…どの橋も昔ながらの手作業感あふれる橋ですね。
通る人が少ないのと…大雨が降ったりしたら流されちゃうから、しっかりした橋はかけない方針かしら?
ハシゴは続くよ…どこまでも
河原の先に見えるのはまたハシゴ。
しかもこちらはハシゴの上にハシゴがかけてある〜!
進行方向左手を見ると黒部湖が随分近く見える。
こんだけ近いなら…船着き場…すぐじゃない?
え?船…?
ここで「あなた登山に来ているのに何を言っているの?」と思われた方もいらっしゃるのでは?
実はね…今回の登山…
グーグルマップで確認してみましょう。
この地図にある平の小屋辺りにある船着き場で船にのって黒部湖の向こう岸に渡るのです。
うふふ…今回の登山行程って…船に乗ったり、黒部湖の最果てまで行ったり…キツイと評判の読売新道を登ったりと…イベント盛り沢山なんですよ〜。
今回の記事では船には乗りませんが…平の渡しのレポも楽しみにしていてくださいね!
もうね、ダムが近くにあるかと思うと…早く船に乗りたくて気が急いるの〜!
でも…その気持を凹ませてくれるハシゴがまたもや登場だよ。
ここらでひとりの男性と遭遇し会話。
登山者と思いきや…釣りに来たそうだ。
今日の私の目的地の奥黒部ヒュッテまでは行かずに、平の渡しのある「平の小屋」までの予定とか…。
そっか…奥黒部ヒュッテまでは行かないんだね…。
奥黒部ヒュッテまではずっとひとりなのかな〜と、ちょっと寂しくなった時…マイフレンドがいた!
そいつは…そう…
リ・ボ・ン!
心細くても…リボンがあると、ちょっと心が上向きになります。
こうして歩き続けていくと…下りのハシゴにたどり着いた。
すると先程私を抜いていった3人組が休憩…。
なんか…3人の輪が強いようで話しかけづらく…こんな人の気配が無いコースなのに…会話をせずに
で、後ろを通過させてもらう。
その後アップダウンのない道を歩く…。
水平すぎて気持ち的には暇なので常に黒部湖を見ちゃう…。
あそこが船着き場なんじゃな〜い?と岸をガン見するけれど…岸じゃないみたい。
しょぼん。
すると先程の3人組が追いついてきて…そして…追い抜いていった。
まあ、私はゆっくり行くさ〜と疲れないペースで歩きます。
黒部湖と登山道の感覚は結構近くなり、左手に転がったらコロコロポチョン!!となりそうな予感がするので、気をつけて進む。
そしてまたハシゴ〜。
ハイハイハイ、ハシゴね〜
とハシゴを登りきった先に見えたのは…。
長いハシゴ…。
上の写真でわかります〜?
そう…この黒部ダムから奥黒部ヒュッテまでの道のりは…
ハシゴLoad
ほんと〜〜〜〜〜にハシゴだらけなの!
このハシゴの上り下りが…じわじわと疲れさせてくれるのよね…。
※ごめん…まったく似なかったわ!誰かって?聞かないで!!!
しかも「場所によっては安定して歩きづらいハシゴもあり、ザックを岩場などに引っ掛けて転倒する事故もある」と、事前調査で知っていたので…今回のテント泊はいつもの見た目も大きい50Lザックをではなくコンパクトな35Lザックにしたんです。
この長い長いハシゴを登る前に…まずは一度ハシゴを降りて…
さあ!上る〜…!
足場の感覚が広めのハシゴなので踏み外すことがないように気をつけて進みますね。
ですが…このハシゴ…平の渡しを渡った先からもっともっとも〜〜〜〜〜〜っっっと!ハードなハシゴになりますから…それは黒部湖後半でお見せします。
なので、平の渡しまでのハシゴで「もうハシゴは嫌だ〜!」なんて言ってちゃダメです。
他にもチョット道が狭目の場所には…とても寄りかかりたくはない柵が設置されています。
この柵により掛かる勇者はいないでしょう…。
そして歩いていると…船だ!
船が〜船が〜船が見えるってことは…もうすぐ平の渡しなんじゃないの〜?と自分の都合がいいように気持ちが先走る。
後もうチョットでなら頑張るわよ〜!と
ハッスルしてハシゴを登り。
ハッスルして片側が切れ落ちた道も登り…。
息を弾ませながらも、頭の中では
混んでいるのかな?
あの3人組と一緒かな?黒部湖の真ん中を突っ切るってどんな感じかしら?
と、ワクワクわくわく!がとまらない〜!
すると…河原がまた現れたよ!
あらあら…もしかしてココ!ココが
と思ったが…そんな渡し…全く無いや。
ここから船に乗れそうな雰囲気満々なのに…ここじゃないのね…平の渡し…。
最後の一踏ん張りで平の渡し
せっかく…河原に出たのに…→ペンキマークが樹林帯へ私をいざなう…。
樹林帯へ戻るの嫌だな〜と思いながらも足を進め…。
ほぼ崩壊したハシゴを登って…
またハシゴを登って登って…
………はぁ。
と思う。
足を止めて地図を見て考える。
もしかして…気が付かないうちに通り過ぎていたらどうしましょ?
そう思うと足取りが重たくなるね。
今回の山レポの地図を描き、当時の思い出を写真とともに振り返ると…地形的にまだまだだったんですが。
その時はもう着いてもいいんじゃない病にかかっていたので、地図を自分を疑い始めてました。
疑い始めると…すべてが怪しく見えてきた…
だってさ〜さっき黒部湖を走っていた船が見えていたわけなんだから〜
…さっきの場所から近いわけじゃん!
なんでつかないんだろう…引き返そうかしら…。
そうよ!後から平の小屋に泊まる予定の男性が来るはずだから…もう一度彼と会える場所まで戻ろうかしら?
そう思い始めた頃に…コンクリートの下り階段が現れた!
あ…あらら…これって…。
ドキドキしながら階段を降りると…。
平の渡しに着いた〜!!!!
11時16分平の渡しに到着
小型船が停まっています!
あの船に乗って…黒部湖の反対側に移動するのね〜〜〜!
人の気配が全く無い船。
もしかして…私が一番乗りで乗車できちゃう〜?
そんなウキウキわくわくの気持ちを乗せて…次回「北アルプス縦走(04)平の渡し編」に続きます。