北アルプス縦走(03)黒部湖前半

ロッジくろよんから平の渡しまでのタイトル画面

今回は黒部ダムから見下ろして見ていた黒部湖の淵をなぞるように歩いて黒部湖の端の端まで歩くことにしますよ〜!ただ…日本で17番目に大きいダムの水源である黒部湖は…デカかった…。
……って黒部ダムって国内で17番目に大きいダムなの?ベスト10にも入っていないのね…Σ(゚Д゚)ワオ!!

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目次

手作業感満載の橋

ロッジくろよんから河原にまでのイラストマップ

ロッジくろよん脇にある階段を降りた先にはこのような看板がありました。
ううう…いろいろな注意書きがたくさん書いてありますね。

ふむふむ…目的地の奥黒部ヒュッテまで15キロメートルなのね…
で、その所要時間は…注意書きの看板を見る

所要時間は7時間か…。
ダム沿いに歩いて7時間か〜…。
このコース…甘くはない!

この看板の近くあった周辺案内図は薄黒く汚れ…あまり…人に触れられないのがありありとわかるね…。

8時28分ロッジくろよんエリアからスタート

周辺マップ

さて!この先へ進むことにしましょう!
ロッジくろよんを出て直ぐに河原でた。

いきなり河原

ココで釣りをしているオジサンが居たので、会釈で挨拶。
そうか〜ロッジくろよんって釣り客の人も多く利用するのね!

橋を渡る

何が釣れるの?イワナが釣れるのかしら?
うん!調べてみたところ…このエリアは渓流釣り者の「憧れの地」になっているそうですよ。
橋を渡った先にハシゴが見えます。

樹林帯に入る

しょっぱらから長めのハシゴ…。
ハシゴを登った先には平坦な道が続く。

はしごを登った

道沿いに歩いていくと…またハシゴ!
でも…このハシゴに赤いペンキがベタベタと…。

登ってはいけないハシゴ

ハシゴだからと、ついつい登って進んでしまいそうになりますが…。
こちらのペンキはを記しています。
そう!このペンキマークはバツバツバツ!✕〜!

これだけ主張しているんだから、進んじゃだめよ〜。

笑顔の登山者のイラスト

とその時…後ろから登山者が…。
3人組のパーティだ。
どうぞどうぞと道を譲る。

軟そうな橋を渡る

ふふふ…とりあえず先行者がいれば…万が一この先でなにかあったら引き返してくるだろうと、勝手に他人だより。

後ろから来た人に抜かれた

その後も平坦な道を延々と歩き。
時にはハシゴを登り…。

ハシゴが始まる

登ったのに…下りハシゴ降りる。

ハシゴの多い道

そう!この黒部湖の周り…標高をほぼ上げない道が続くんですヨヨヨ。
歩けども歩けども道は平らだし。
ハシゴを登ったところで…また降りることになるの繰り返し…。

ハシゴを下った先に河原

また小さい川がちらほらあるので、その川を越えるために橋を幾度も渡りました。

川を木の橋で渡る

しかし…どの橋も昔ながらの手作業感あふれる橋ですね。
通る人が少ないのと…大雨が降ったりしたら流されちゃうから、しっかりした橋はかけない方針かしら?

ハシゴは続くよ…どこまでも

河原から黒部湖をなぞって河原までのイラストマップ

河原の先に見えるのはまたハシゴ
しかもこちらはハシゴの上にハシゴがかけてある〜!

ハシゴにハシゴがつけられている

進行方向左手を見ると黒部湖が随分近く見える。
こんだけ近いなら…船着き場…すぐじゃない?

黒部湖がだいぶ近くになった

え?船…?
ここで「あなた登山に来ているのに何を言っているの?」と思われた方もいらっしゃるのでは?
実はね…今回の登山…

船に乗るんですよ〜!

笑う登山者のイラスト3

グーグルマップで確認してみましょう。

この地図にある平の小屋辺りにある船着き場で船にのって黒部湖の向こう岸に渡るのです。

登山なのに船に乗る…メッチャワクワクしませんか?

喜ぶ登山者のイラスト2
うふふ…今回の登山行程って…船に乗ったり、黒部湖の最果てまで行ったり…キツイと評判の読売新道を登ったりと…イベント盛り沢山なんですよ〜。
今回の記事では船には乗りませんが…平の渡しのレポも楽しみにしていてくださいね!

樹林帯沿いを進む

もうね、ダムが近くにあるかと思うと…早く船に乗りたくて気が急いるの〜!
でも…その気持を凹ませてくれるハシゴがまたもや登場だよ。

ここらでひとりの男性と遭遇し会話。
登山者と思いきや…釣りに来たそうだ。
今日の私の目的地の奥黒部ヒュッテまでは行かずに、平の渡しのある「平の小屋」までの予定とか…。
そっか…奥黒部ヒュッテまでは行かないんだね…。

奥黒部ヒュッテまではずっとひとりなのかな〜と、ちょっと寂しくなった時…マイフレンドがいた!

そいつは…そう…
リ・ボ・ン!
心細くても…リボンがあると、ちょっと心が上向きになります。

こうして歩き続けていくと…下りのハシゴにたどり着いた。
すると先程私を抜いていった3人組が休憩…。

なんか…3人の輪が強いようで話しかけづらく…こんな人の気配が無いコースなのに…会話をせずに

チョットすみませんよ

悩む登山者のイラスト_0005

で、後ろを通過させてもらう。

その後アップダウンのない道を歩く…。

ひたすら水平な道

水平すぎて気持ち的にはなので常に黒部湖を見ちゃう…。

黒部湖が間近に

あそこが船着き場なんじゃな〜い?と岸をガン見するけれど…岸じゃないみたい。
しょぼん。
すると先程の3人組が追いついてきて…そして…追い抜いていった。

淡々と歩く

まあ、私はゆっくり行くさ〜と疲れないペースで歩きます。

河原に出でも直ぐに樹林帯

黒部湖と登山道の感覚は結構近くなり、左手に転がったらコロコロポチョン!!となりそうな予感がするので、気をつけて進む。

緑色の黒部湖

そしてまたハシゴ〜。

またもやハシゴ

ハイハイハイ、ハシゴね〜
とハシゴを登りきった先に見えたのは…。

その先に長いハシゴが現れる

長いハシゴ…。
上の写真でわかります〜?
そう…この黒部ダムから奥黒部ヒュッテまでの道のりは…

ハシゴLoad
ほんと〜〜〜〜〜にハシゴだらけなの!

このハシゴの上り下りが…じわじわと疲れさせてくれるのよね…。

何にもなかった道が〜幸せだったと思〜う

モノマネ顔
※ごめん…まったく似なかったわ!誰かって?聞かないで!!!

まずはハシゴを下り

しかも「場所によっては安定して歩きづらいハシゴもあり、ザックを岩場などに引っ掛けて転倒する事故もある」と、事前調査で知っていたので…今回のテント泊はいつもの見た目も大きい50Lザックをではなくコンパクトな35Lザックにしたんです。

この長い長いハシゴを登る前に…まずは一度ハシゴを降りて…

下っている途中で人に追いつく

さあ!上る〜…!

またハシゴを上る

足場の感覚が広めのハシゴなので踏み外すことがないように気をつけて進みますね。
ですが…このハシゴ…平の渡しを渡った先からもっともっとも〜〜〜〜〜〜っっっと!ハードなハシゴになりますから…それは黒部湖後半でお見せします。

なので、平の渡しまでのハシゴで「もうハシゴは嫌だ〜!」なんて言ってちゃダメです。

延々と歩く

他にもチョット道が狭目の場所には…とても寄りかかりたくはない柵が設置されています。
この柵により掛かる勇者はいないでしょう…。

傾いている木の柵

そして歩いていると…船だ!

黒部湖を走る船

船が〜船が〜船が見えるってことは…もうすぐ平の渡しなんじゃないの〜?と自分の都合がいいように気持ちが先走る。

後もうチョットでなら頑張るわよ〜!と

またハシゴを上る

ハッスルしてハシゴを登り。

片側が切れ落ちている道

ハッスルして片側が切れ落ちた道も登り…。

間近に見える黒部湖

息を弾ませながらも、頭の中では

船ってどんな船なんだろう〜?
混んでいるのかな?
あの3人組と一緒かな?黒部湖の真ん中を突っ切るってどんな感じかしら?

笑う登山者のイラスト_0002
と、ワクワクわくわく!がとまらない〜!

樹林帯を進む

すると…河原がまた現れたよ!

河原に出た

あらあら…もしかしてココ!ココが

橋を渡る

平の渡し〜!?!?

喜ぶ登山者のイラスト

と思ったが…そんな渡し…全く無いや。

この河原も平の渡しではない

ここから船に乗れそうな雰囲気満々なのに…ここじゃないのね…平の渡し…。

最後の一踏ん張りで平の渡し

河原から平の渡しまでのイラストマップ

せっかく…河原に出たのに…ペンキマークが樹林帯へ私をいざなう…。
河原から再び樹林帯へ

樹林帯へ戻るの嫌だな〜と思いながらも足を進め…。

そしてまたハシゴ

ほぼ崩壊したハシゴを登って…

樹林帯を歩く

またハシゴを登って登って…

またもやハシゴ

………はぁ。

結構いいペースで歩いているのに…もう平の渡しについてもいいんじゃない?

複雑そうな登山者のイラスト
と思う。
足を止めて地図を見て考える。
もしかして…気が付かないうちに通り過ぎていたらどうしましょ?
そう思うと足取りが重たくなるね。

樹林帯を進む

今回の山レポの地図を描き、当時の思い出を写真とともに振り返ると…地形的にまだまだだったんですが。
その時はもう着いてもいいんじゃない病にかかっていたので、地図自分を疑い始めてました。

樹林帯を進む2

疑い始めると…すべてが怪しく見えてきた…
だってさ〜さっき黒部湖を走っていた船が見えていたわけなんだから〜
…さっきの場所から近いわけじゃん!
なんでつかないんだろう…引き返そうかしら…。

そうよ!後から平の小屋に泊まる予定の男性が来るはずだから…もう一度彼と会える場所まで戻ろうかしら?

細い道を進み

そう思い始めた頃に…コンクリートの下り階段が現れた!

あ…あらら…これって…。

樹林帯の間にコンクリートが見えた

ドキドキしながら階段を降りると…。

コンクリートの橋を下ると

平の渡しに着いた〜!!!!

11時16分平の渡しに到着

平の渡しの船が見えた

小型船が停まっています!
あの船に乗って…黒部湖の反対側に移動するのね〜〜〜!

オラわくわくすっぞ

ワクワクする登山者

人の気配が全く無い船。
もしかして…私が一番乗りで乗車できちゃう〜?
そんなウキウキわくわくの気持ちを乗せて…次回「北アルプス縦走(04)平の渡し編」に続きます。

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