鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(14)高天原温泉

鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(13)高天原温泉タイトル画面

今回で念願の北アルプス・高天ヶ原温泉を訪れます。北アルプス南部の地図を見ていると、有名な雲ノ平や水晶岳の間にぽつんとある高天原山荘。地図上で見るには近いには入るけれども、行くのは大変そうなエリアなので自分には無理だと思っていた、この地に来れて嬉しかったです。

前回の記事は…

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目次

高天原山荘から高天原温泉まで


高天原温泉のイラストマップ

今の時間は朝8時半!
雲ノ平キャンプ場から3時間かけて高天ヶ原山荘まできたよー!

高天原山荘から高天原温泉へ向かう道標

目の前にそびえる山小屋で腰を下ろして休みたいけど…座っちゃうと

動きたくない…

気持ちになるので、休まないでそのまま高天原温泉まで進むことにしましょう。

高天原温泉の料金箱

上の看板には片道20分とは書いてありますが、高天原山荘から温泉まで片道30分はかかるぐらいの気持ちでいた。
だって、疲れているんだもの。
高天原温泉の入浴料は1人300円になります。
写真に写っている料金箱に入れて支払う。

高天原温泉に向かう1

高天原山荘〜高天原温泉間も基本は山道。

高天原温泉に向かう2

しかも地味な下り…。

高天原山荘から高天原温泉までの道のりは楽ではない1

普通、温泉宿から温泉まではサンダルでカランコロン♪と歩ける道を想像するが、高天原温泉はそうは行かない。
ガラッ!ゴロッ!
と足もとの石が音を立て、幾度も心をヒヤヒヤさせてくれる。

高天原山荘から高天原温泉までの道のりは楽ではない2

道は時々上り、後に樹林帯。
温泉エリアになっても、いや温泉エリアだからこそ熊の出没がありそうで…ちょっとドキドキ。

高天原山荘から高天原温泉までの道のりは楽ではない3

高天原山荘に泊まって…お風呂に入りに来るなら登山靴で向かうことになりそうですね・
サンダルで向かったら…足が土でドロドロになるか、石などに足の親指ぶつけそう。

高天原温泉まで樹林帯を歩く1

それでも、小屋の人がこまめにチェックされていたり、温泉へ向かって歩く人達によって道が踏み固められているので道自体の迷いはなさそう。
ただ…温泉恋しい!早く逢いたいの気持ちが強く

高天原温泉〜高天原温泉〜

苦笑いの登山者のイラスト

と、急く気持ちが高鳴っていたせいで…通常以上に距離が長く感じて歩いていたかも?

高天原温泉まで樹林帯を歩く2

また…高天原温泉「行って見て戻ってくる」で1時間半程使うことになりそうなのが気持ちを焦らせる。
今日1日の行動時間10時間位と考えてその中の1時間半か…温泉を見るだけでも結構時間を要するわね。

高天原温泉まで樹林帯を歩く3

あれ?なんか川の音が聞こえてきた
あらら?何か建物っぽいものを見えるもしかしてやっと…

高天原温泉がちらっと見えた

目の前に見える自然の岩の階段を「よっこらしょっ」と上った先にあったのは

高天原温泉までもうチョット

高天原温泉!
川の水がザーザー音を立てて流れる河原にある温泉です。

8時50分高天原温泉に到着

高天原温泉に着いた

疲れていても、テント泊装備を背負っていても、高天原山荘にあった標識通り20分で来れました。
高天原温泉へ今回来てみようと思ったきっかけは、このブログ内の

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という記事を書いた時に、ブログを読んでくださっている方から「高天原温泉が素晴らしい場所ですよ!」と教えてくれ…。
そんな素晴らしい所…

ぜひ我が目で見たい!

笑う登山者のイラスト
と、思ったから!

そういえば…最近、知り合いから
「花も見ない、山頂でもゆっくりしない、なんで登山しているの?ピークハントが好きなの?」
って言われて明確な答えが出なかったけど…。
ああ、そうだ

自分の目で見てみたい場所があるから登山をするのかも?私。

思い立ったら…見たくて、見たくて…我慢ができないんですよね。

念願の高天原温泉に到着

高天原温泉に行くための計画を考えた時
折立から入り、薬師沢〜大東新道経由で来てみようかと思ったのですが、そのルート…蛙が多いのレポを複数見かけ…蛙が心底苦手な私には無理だと思っていた。
でも、今回の山行を3泊4日と時間をたっぷり用意し、その1日を高天原エリアへ行って帰ってくる為だけに使うことができたおかげで…来れちゃった!嬉しい!

高天原温泉を流れる川

さて、高天原温泉…温泉エリアをぶった切るようにザーザー流れる川の向こう側に建物が2つ見えますね

高天原温泉の男湯

なんだろう?と近くによって見てみると、露天風呂と女性専用露天風呂の看板!

女湯への道標

そうなんです!この高天原温泉には女性専用風呂が用意されているんです。

高天原温泉

では私も早速お風呂!

高天原温泉の女湯

と言いたいところなんですが…
私は、テント泊装備ギリギリの状態の大きさのザック行動しているので、余裕ある物を持ってきていない。
ここに来るまで2日半着続けた服を一度脱いで、風呂に入りまたそれを着る?

汗でべっちょりしていそうで…嫌だ…

今回の登山が終わった後に、お風呂に入るために用意した服が別途ある。
それに着替えてもいいんだけども…ここで温泉につかった後も登山は続く…

高天原温泉の女湯1

温泉って…気持ちいいんですけれども…体力を…ちょっと使いません?
使ってスグに布団にゴロンとできるならいいけど…その後500mの登り返しが待っているかと思うと…

体力温存しておきたい…

不安な登山者のイラスト

そう思って…今回は女湯をじーっじーっと見て…ちょっと手でお湯を触って、それで我慢しました

高天原温泉の女湯2

あ、今回女湯に誰も居なかったので動画を撮ってみたのでyoutubeにアップしてみました。
自分のサーバーでアップしてみたかったけど…なんかうまく行かなかったので…

せっかくチャンネルも作ったので…来シーズンの登山は動画も色々撮り、動画加工も勉強して加えて行きたいと思います。
今はただ、垂れ流し動画になっているのをご勘弁下さい。

途中でカメラを落としそうになって野太い声も入っちゃってる…

考える登山者の後ろ姿

この高天原温泉には高天原山荘から以外に、水晶岳近くになる温泉沢ノ頭からのルートがもありますが…

高天原温泉から空を見上げる

ネット上の情報によると、温泉沢ノ頭ルートは大変にハードみたい。
確かに山の地図を見ると一般登山者には不向きとされる破線ルートで描かれています。
そういえば…高天原温泉には囲いのない露天風呂もあるんじゃなかったかしら?何処?

高天原温泉の露天風呂

あら…ケロヨンマークの付いた風呂桶が置いてある場所が写真に写っているわ。
ココかしら?
私が高天原温泉を訪れた時に遭遇したのは…カップルが1組、女性1人、男性2人でしたが…誰もこの開放的なお風呂には入っていないようでした。

高天原温泉と登山者のイラスト

一通り高天原温泉を見た後は河原の石に腰掛けてでボーっとしていました。

もう二度と来ないかもしれない、
でも、もう一度来てみたい

そんなことを考えながらボーッと…

高天原山荘へ戻る。

いくら高天原温泉が素敵だからと言っても、いつまでもココには居られない。
3泊4日登山3日目の登山はまだ1/3の行程が終わっただけ。
さあ!行動再開!

温泉から山荘までは…上りがメインになる。

高天原温泉から戻る

高天原温泉で汗を流しても、山荘に戻るまでに汗をかいてしまうわね。
季節によっては湯冷めも気をつけないと。

高天原温泉から戻る02

上りで息が切れるので、周りを見渡せば…

全部見上げて見る景色…

ああ、これから先…何処に向かうにもまず登るのか…。

高天原温泉から戻る03

全体の行程の1/3しか済んでいないのに、すっかり疲れた身体。
高天原山荘に戻ったら、ちゃんと休憩を取ろう!
と思い歩くと…

9時32分高天原山荘

高天原山荘に戻ってきた

高天原山荘に戻ってきた!
行って、見て、戻って来るのに1時間かかりました。

さあ、高天原山荘でジュースを買って一休みだ!

高天原山荘で買ったジュース

ついでにパンを食べながら休憩をしていると、高天原山荘の受付の方が出てきて話しかけてくれました。
私が高天原温泉からザックを背負ったまま出てきたので、てっきり温泉沢ノ頭方面から下山ルートを通ってここに来たと思われたらしいです。
今年の温泉沢ノ頭ルートはハードらしく、通った人がいたら情報収集しておきたかったようです。

小屋の方のお役には立てなかったけど、反対に私は岩苔乗越へ戻る登山道状況を小屋の方に聞けたので…ラッキー!

高天原山荘でパンを食べる

更に休んでいると、野口五郎岳から水晶小屋、雲ノ平キャンプ場で何度も目が合った若者3人組がやってきた。

こんにちは〜!昨日から歩くルート一緒ですね

笑顔の登山者
と、挨拶をすると、あちらも私を覚えてくれていた。
ココに来るまで言葉を交わしたコトはなかったが、お互いを認識していたのは…ひとり登山の私にはありがたい。

若者たちが小屋に入っていくと
おい!山小屋募金箱がある!募金しようぜ!
と仲間に話しかけていた。
若い子たちすばらしい!
私は山小屋で何かを買ってお金を消費しようと思って行きましたが彼らはそれを超えて募金!見習わねばければ!!!

高天原山荘と登山者のイラスト

今回は温泉にも入らず、泊まることもなかった高天原山荘エリア…。
また機会があったら小屋泊で訪れたいな…
と言うか…もう…テント泊装備を背負って訪れるのは…辛い…。

次回「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(15)」に続きます。
ここまで行動してきた後にここから先はひたすら登りが来るんです…きつかったなぁ

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