ようやく裏銀座の稜線に乗りました。地図で見ると長い区間の烏帽子小屋から野口五郎小屋…。
1日でそんなに長い距離歩けるのかしら…?と不安になるぐらい。でも、歩けちゃうんです。それも…楽しくね!
前回の記事は…
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裏銀座、烏帽子小屋から三ッ岳辺りの稜線
上の地図を見てもらうとお分かりのとおり、烏帽子小屋から野口五郎小屋までってかなり長いです!
今回の登山計画を立てる時に
って不安に思ったんですけれど……
烏帽子小屋〜野口五郎岳間は高低差があまりない登山道なるので歩けるんですよね〜。
では、行ってみよう!
朝焼けタイムも終わり、周りはすっかり青い空。
その下に続いて行く稜線。
烏帽子小屋から野口五郎岳まで登ったり、下ったりを繰り返して進むのですが、あまり高低差がないので体力を激しく消耗するコトはないかと…。
道もわかりやすいので、天気が良ければ楽しく歩けること間違いなし!のルートですね。
遮るものが一切ないルートは雷・強風・雨…全てを全身で受け止める事になるので、悪天時には相当過酷な状況に変わる道ですね。
場所によっては道が細く、すれ違いにはどちらかが止まって道を譲り合う場所もあります。
2021年は登山道での「コンニチワ」を控えましょう的ススメも聞きましたが…道を譲ってくれた方にはそっぽを向きつつも、ありがとうございますは言いたいわ。
ああ、記事を書くために写真を見返していて思う…
だだっ広い稜線…最高!
漫画などで山をテクテク歩く表現がありますよね?正にそんな感じで歩けています。
そうそう、道標もアッチコッチに設置されてます。
迷う道ではありませんが、道標が設置されていると心強い!
ところで登山地図上にある次のポイントの…三ヶ岳ってドコ?
Google Mapsで見ると…
烏帽子小屋からそんなに離れて居ない場所でしょ?
だからそろそろあるハズなんだけど…
ドコかしら?って思いながら進むと、3方向を示す道標が…
今歩いてきた烏帽子小屋、これから向かう野口五郎岳はわかる。だが、お花畑コースってなんだ?
……お花畑コースって言うのは…山頂を巻いて歩く場所にあるらしいですね。
私は道標とおりの野口五郎岳方面を目指しました。
さっきまでの穏やかな道に岩がゴツゴツ生え始めた。
その分、登りの一歩一歩の足の上げ下げ幅がでかくなってきて…疲れる…。
で、疲れたら、一度足を止めて周りを見よう。
まあ、なんてキレイな雲海でしょうか!
赤牛岳方面を見ると、かっこいい感じに道標が立ってるわ。
ここに道標を立てた人、狙ってるね〜!
その後も絶景稜線歩きは続く!
登山二日目は烏帽子小屋から野口五郎岳、水晶小屋を経て雲ノ平キャンプ場まで歩いたんですが…ココの稜線を歩いている時が一番元気でした。
今回の記事も…歩きやすい登山道、見ていて代わり映えのない稜線なので…盛り上がりはなく…読んでもらっていてつまらないかも…申し訳ない。
でも…イイことしか書けないんですもの。仕方がない。
でも…どの写真もアップしたいんだもの…仕方がないよ!
槍ヶ岳も見えるね!
まるで恐竜の背のような稜線はまだまだ続く。
朝5時に烏帽子小屋から出発して、只今の時刻7時…。
その3時間程…その間ずっと稜線よ。
最高じゃない?
登山が好きな方にとっては、美味しいゾーンが延々と続くボーナスステージ。
そのうち個性的な岩も出てきた。
まるで南アルプス・鳳凰三山のオベリスクのミニチュア版みたいね!
この岩ゾーンにも可愛く道標が
フフ。裏銀座…楽しい〜!
裏銀座三ッ岳から野口五郎小屋手前の稜線
さて…三ヶ岳はドコだったのだろう?
結局わからないまま進む。
この登山を計画した時は、我が人生最初で最後の裏銀座縦走かと思っていたけれど…今回の記事を描いていると…また歩きたくなってきたわ…!
私の死後の世界はこんな場所で漂っていたい〜!
進行方向の右手には赤牛岳
水晶岳などを見ながら歩ける。
過去に、このルートを歩いたのですが…
赤牛岳から水晶も…良かったな〜!!!
読売新道をまた歩ける体力は…もう無いと思うよ…私。
風景に夢中になって歩くと、時々道を誤りそうになる。
そういう道にはペンキマークがつけられているから、ちゃんと見極めて歩こう。
こうして空を見上げ、道の広がりを見上げ…幸せを噛み締めながら進む。
遮るものが何一つ無いので、今回の登山でも日焼けましたね〜。
でも、この登山でシミ・しわができても、後悔は…しないわよ!
野口五郎小屋までのカウントダウン
ふと、岩を見上げると…小屋までのカウントダウンが書いてある。
500mか〜…街でのジョギングなら4分もかからない距離だけど、ココは山!
どれだけの時間がかかるかしら?
標高が高い、登りは…歩みが遅いものなのよ。
100mを移動するのが長い!
進行方向に気がつけば湧き出てきた雲にドキドキ。
お、お願いだから!
そう願いながら進む。
200mを切ったあたりで、野口五郎岳がドーンと…見えてない。
雲邪魔!
先行きは…見えてないけど、この先も広大な道が続くってわかるよね。
すると…やっと…やっと見えたよ!野口五郎小屋!
そのまま野口五郎岳へ行っちゃおうかとも思ったけれど…
今日の山行はまだまだ長い。
野口五郎小屋でトイレ休憩しましょう!
8時9分野口五郎岳へ到着
烏帽子小屋を出発して3時間で野口五郎小屋に着いた。
烏帽子小屋に書いてあったコースタイムだと…野口五郎岳まで3時間だったので…
標準コースタイムから遅れている…。
……ま、まあ仕方ない!
行動予定時間には余裕持ってるから全然オッケー!
……ホント、昔はテント泊でもコースタイムより早く歩けていたのに…いつの間にこんなに体力が落ちきったのか…。
って、凹んでても仕方ない!
野口五郎小屋ででしっかり休憩をとって、この後まだまだ続く登山への気力・体力を回復しよう。
次回「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(08)」に続きます。
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