冬はスキーを楽しむ私のメインスキー場の1つが八方尾根スキー場。今回は、冬にスキーを一緒に楽しむ仲間と白馬岳を登りました。いつも白馬村から見上げている白馬の山々は遠くから見る姿も素敵でしたが、直に登ってみてもやはり素敵な山でした。
ブログランキングにも参加しています。左が人気ブログランキング、右がにほんブログ村です。押していただけるととても嬉しいです。
INDEX
01猿倉から白馬尻小屋まで
北アルプスの山は槍ヶ岳、穂高岳、剱岳と人気のある山々が多いですが、白馬岳も引けをとらない人気の高いです。
スキーで白馬村を訪れると、街からもどーんとそびえ立つ山を見て
いいな〜いつかあの山に登ってみたいな〜と思って、またの機会、またの機会と先延ばしにしていたら…
スキー仲間から白馬岳へ登りへ行かない?とのお誘いを受けて…登ってきましたよ!
今回のコースは猿倉から入山し、大人気の白馬大雪渓を登って、日本で一番大きい山荘の白馬山荘に泊まって、小蓮華山を越えて栂池へ下山する壮大な計画。
メンバーは私を含む5名。山小屋で働いた事のある方からほんとは登山はしたくないんだよね〜…とレベルは様々…。
私自身も今回のメンバーでは発言権はあまりないポジションにいたので…今回の登山はどうなることやら?
7時8分猿倉荘
まずは猿倉荘まで車で移動。
なにがなんでも
のダンナにここ迄送ってもらう。
ダンナはこの後スキーの時にいつも泊まっている場所で一人泊まり、明日栂池へ迎えに来てもらう。
その御蔭で、白馬岳から栂池への縦走ができるのが嬉しい!
猿倉荘の前で登山計画書を提出したら、白馬岳へ向けて出発です。
まずは第一のポイントの白馬尻小屋付近までの移動。
猿倉荘から出てスグは森の中に付けられたゆるい砂利の林道を登っていきます。
水の流れる音が聞こえてきたな〜と思ったら橋が現れました。
進んでいくと正面に山がドーーン!っと。
登山口スグから山々が見えることって少ないので、これは出だしから萌えな風景でテンションが上がりますよね〜!
しばらく歩くと角材の橋が再び登場。
で…この時の先頭さんのペースがむっちゃ早い!
この頃には幾度かひとり登山をしていた私は、人のペースに合わせて歩くことから遠ざかっていたのでチョット辛い…。
と思いながら歩いていると、大雪渓の直下にある白馬尻小屋にたどり着きました。
小一時間歩いて白馬尻小屋。
8時32分白馬尻小屋に到着
地図で見るコースタイムは1時間10分。
コチラにたどり着くまでにおそらく1時間ぐらいだから…それほど早くはなかったかもしれませんが、けっこうシンドい…体力がない他の仲間も息を切らせていいる…。
う〜ん、この先の白馬大雪渓…大丈夫かなと不安がよぎる。
白馬尻小屋は雪解けの5月頃に小屋を建て準備を始め、10月には解体するんですって、それだけ雪の力がスゴイのかしら?
直射日光が照りつけるこの日でも、冷えたさわやかな風が吹いてきて気持ち良い。
季節は9月ということもあってか…小屋の前には雪渓はありません。
実はこの2013年は雪が少ない年でした。
私はアイゼンを持ってきたのですが…小屋情報によると今年の白馬大雪渓にはアイゼンは必要ないとか…。
ガーン。
雪渓を登りに来たのに…雪渓がないとは…一体全体どんな登りになるんだろう?
ちなみに白馬尻小屋ではアイゼンのレンタルもできるそうで、他の仲間はコチラでレンタルする予定だったので…今年の白馬大雪渓の状況を聞いてレンタルすることなく先へ進むことに…。
02白馬尻小屋から大雪渓を歩く
白馬尻小屋からも夏道を歩きます。
大雪渓までは約15分ほどかな?
ケルンが見えてきました。一般的にはこの辺りまでは遊歩道感覚。
この先は、白馬大雪渓になるのでアイゼン装着!したいところだが…はい、雪がない!
白馬大雪渓は夏になっても雪が残るので、いつもなら6本歯のアイゼンなどを装着して足場を確保し、雪渓上にまかれている赤い粉を目印にすすむのですが…そんな必要がまったくないほど雪がない!
そして…9月の連休ということもあってか…人が多い〜!
さっきまでいいペースで飛ばしていて歩いていた我々チームも…亀さん歩きにならざる負えない。
白馬大雪渓は雪の上を歩くことを前提としていたので…雪がないとなると…どんな道になると思う?
岩場です。
岩場…けっこう疲れますよね…。
まあ、それでも風景がこんな感じに素敵なので、歩いていて心は浮かれモード!
雪渓を歩く時は雪渓上を滑り落ちてくる落石に気をつけるようにと聞きます。
なぜなら石が落ちてくる時の音を雪渓が音を吸収してしまうので、無音で滑り落ちてくるからです。
では今回のような雪がほぼない時の落石は。
コロコロカラカラって音に「ラーーークッ!」と言う声がして…びっくりして身体が固まる…。
びっくりするけれど、落石を見たら必ず周囲の人にもその旨を伝えられるよう「ラクッ!」って言えるようにしたいです。
それにしても…本当に人が多いです!
おかげでハイスピードの登りにはならないのですが…
歩いては止まり…歩いては止まりがけっこうシンドい。
まあ、その分のんびりもできるので見上げたり振り返ったりしながら白馬大雪渓あたりの雰囲気を満喫。
そうやってダラダラと登っていると水場と橋が登場。
ココで更に歩みが遅くなり…立ち止まることシバシバ。
まあ、そうだよね〜。
私もココでは向かって右手に見える水場で歩みが遅くなるもの。
気がつけば…雪がないので分かりづらかったもあったけれど大雪渓ゾーンは終わり、岩中心の道に変わっていました。
もちろんその道もひたすら登り!
葱平に到着しましたが…葱…?え?ここに葱があったの?
白馬岳を登られた方々のレポを読んでいると、雪が豊富な年だとココらへんでも残雪があるとか…。
私の時は見ての通り全く雪がない!
11時43分避難小屋に到着
立派な避難小屋が建っています。
ここで大休止することに…。
時間はほぼお昼だな〜と思っていたら、メンバーがラーメンを作り始めた!
いつもはコンビニおにぎりで済ます私にとっては豪勢なランチ!
ただね…こんなに休憩しちゃうと…山頂へ向けて歩きだすのが辛いな〜。
歩みは早いがこまめに休憩をとる人もいれば、私みたいに歩みは遅いが目的地まではほぼ休憩を取らずに行く人。
登り方はイロイロだよね…難しいな〜と思いながら休憩をする。
ほぼ…40分ほど休憩をとったら再び山頂へ向かって歩き出す。
ココまで来ると、緑が眩しいですね!
9月だから花はないものの、高山植物が咲き乱れる時期だと多種多様なお花が咲いているそうです!
我々以外の登山者もすっかり疲れているようで…進むべき先には長い長い列が見える。
振り返れば…後ろにも長い列。
岩場や階段の登りって、ゆっくりでもリズムをとってトントントンと歩けた方が楽かな〜と思っているのですが、ココではそうはいかず…
歩いては止まり、歩いて止まりを繰り返し…シンドい。
道自体はものすごく整備されているので、初級者さんでも問題なく登れるんですけどね〜。
のんびりながらも段々と標高は上がっていき、もうチョットで稜線に乗れる…!
稜線まで辿り着けば、すぐ目の前に村営白馬岳頂上宿舎が見えてきました!