03白馬山荘付近から白馬岳
頂上宿舎と命名されていますが、村営白馬岳頂上宿舎は白馬岳の頂上ではありません。
とりあえずココで乾杯しよう!その言葉に
と激しく同意して生ビール!
これが…おいおい…私をあんなに苦しめることになろうとは…。
村営白馬岳頂上宿舎から今まで登ってきた道を見下ろしながら飲むビールは最高!
ついつい、もうイッパイ行きたくなるけれど…
まあ、白馬山荘についてから飲み直そう!と一杯で我慢!
村営白馬岳頂上宿舎から見た今日泊まる白馬山荘。
ここからあと、20分かかるそう。
ま、たいしたことないよね〜。
そう思いながら、ビールを飲み終えて…白馬山荘へ向けて歩き出したのですが…。歩きだしてスグ…
ちょ、ちょっと!チョット!ちょっと!
なんでこんなに苦しいの!?
他のメンバーはさっさと白馬山荘へ行ってしまった…。
いつもは私より体力のない友人もよ…!
それは…アルコールのせいですね!
高山とアルコールの因果関係については調べていないので、鵜呑みにしないでくださいね。
でも…イロイロなシンドいぞコレ体験をしてきた私のシンドい歴の中でこの時の足の重たさは群を抜いていました!
息も切れ、足も進まず…ほんと辛い!
眼の前に見えている白馬山荘がちっとも近づかず、ちょっと歩いては立ち止まり、ちょっと歩いては立ち止まりを繰り返して進む…。
こんなコト後にも先にも、この時だけ!
コレ以来、登山中にアルコールを取るのは一切止めました。
もちろん、これまでも登山中のアルコールは取らないようにしていたのですが、この時だけは心が緩んでいました。
大失敗です。
ほうほうの体でなんとか白馬山荘にたどり着いた時は、仲間が白馬山荘への宿泊手続きを済ませてくれていました。
日本一大きな白馬山荘に無事到着です。
と思った途端に言われた言葉…。
白馬岳へ登りに行こう
へ?なんで?なんで今、登りに行くの?
動揺する私を置いて、他のメンバーがさっさと行ってしまったので急いで追いかける…。
白馬山荘から白馬岳頂上まで15分ほど登ります。
たかが15分なんですが、アルコールにやられた私としては非常に辛い!
心の中では
なんて毒づきながら登りました。
今、思い返せば「白馬山荘で待ってる〜」って言えば良かったのに…。
ザックは白馬山荘に置いてきて空身なのに…辛い!
と思っていたのに…
登っちゃえば
最高…!
思いが届くわけがないのに下界にいるダンナに向かって、念を送る。
後日確認したところ、もちろん届いていませんでした。
白馬岳の山頂の西側はなだらかな斜面が続く穏やかな形をしているんですが、東側は下まで見通せるほどの断崖絶壁なのが面白い!
そして、白馬岳山頂も人が多かった…。
山頂標識だけが撮りたいのに…常に誰かがいるのが、人気の山の象徴ですかね?
白馬村を見下ろす方向で、左手には明日進む登山ルートの小蓮華山と栂池方面。
右手には…おそらく冬のホームスキー場八方尾根スキー場
その後は白馬山荘に戻って、宴会。食後も宴会。
酒にまみれた私の目がふと外を見たら、外は既に真っ赤。
明日もきっと良い天気です。
普通の登山ではあまり飲まないようにしているのですが、今回は仲間&小屋泊ということで少々飲みすぎました。
その反省も含めて次回「白馬山荘泊で人と酒に酔った白馬岳縦走登山(中編)」に続きます。