イザナギ・イザナミの両神が祀られていることが命名の由来とも言われている両神山…別のサイトで「古事記」の漫画を描いているのもあって、ずっと気になっていた山でした。その憧れの山に2019年のGWに日帰りで登ってきました。
久々のマイカー登山…日向大谷駐車場
今回の登山はマイカーを利用しました。
登山をしないダンナに登山口近くの駐車場まで連れて行ってもらったんです。
両神山は公共機関を乗り継いでも行けるのですが…電車とバスの乗り継ぎがチョット大変かな?と思っていたので…ゴールデンウィークの時期ぐらい…
都内を出発し、走りやすい高速道路や県道を走る。
が、両神山近くになると道は一気に細くなります。
道はアスファルトで舗装されていますが、山道でクネクネ道の上、対向車とギリギリのすれ違い運転は…運転下手の私にはちょっと無理!
そこをスイスイ運転するダンナが光輝いて見える貴重なひと時…。
こうして両神山、日向大谷の駐車場に着いたのは朝7時半。
この両神山に一番近い駐車場は日向大谷のバス停と同じ地点になります。
日向大谷はバス停前(有料)と両神山荘の駐車場があります。
が、その時間ではすでに駐車場は満車状態!
駐車場に停められなかった車が誘導員の指示によって道路沿いに路駐する状況でした。
でもでも…我が家は…車は停めない。
誘導員さんに
登山者を降ろしたらすぐにUターンして街へ戻ります。
と伝えてOKをもらい、登山口ギリギリまで行くことが出来ました。
私を降ろしたら、ダンナはドライブへゴー!こんな時だけ
と現金に思います。
公共機関のバスでも来れる両神山登山口のバス停。
そのバスの時刻表を見ると…
バスの本数が少ない…。
コレに間に合うように登山をするのは結構プレッシャーですね。
バス停手前に両神山の案内図も。
「両神山」は古事記や日本書紀で知られるイザナギ、イザナミの両神を祀っていることが名前の由来といわれていますが、他にも説があるので興味のある方は「山の名前の由来:両神山」を読んでみて下さい。
バス停前に階段があります。
この階段上ったところに、両神山に一番近い山小屋?の両神山荘があります。
バス停前から階段を上がるのですが…
運動スタート「0分」からの階段はなかなか辛いよ。
身体が全く起動していないんですもの。
どんなに登山で山を登っても…いきなりの階段は辛いよ。
階段を一通り上ると両神山荘前に着く。
先程までいた駐車場が眼下に…
この両神山荘の左手すぐ先に表参道ルートの登山口があります。
8時17分両神山登山口
この登山口には登山届を提出するポストが設置されています。
両神山は、滑落事故が幾度も起こっている山です。
登山届は必ず出しましょう…でも…ここに登山届提出用紙はあっても…筆記用具はありませんでした。
家で登山届を書いてくるか、要筆記道具ですよ。
また、登山者をカウントするカウンターも置いてあったので…
カチーン!!
カウントしておきました!
出だしから滑落現場…日向大谷登山口から会所まで
今回の登山コース。
登りは七滝沢コースを使いました。
この七滝沢コース…実は山と高原地図では破線ルート(←登山用語へ飛びます)になります。破線ルートってコトは…ええ、初心者向きでは無いコースです。
実際、滑落等事故多発地帯として紹介されていたりもします。
このコースを歩くことは、緊急連絡先でもあるダンナにも細かく伝えましたが…七滝沢コースと日向大谷コースの分岐点で七滝沢コースを歩ける自信がなかったら日向大谷コースを歩こうと思って歩き始めました。
この登山口から両神山までの累積標高差は約1,600mチョイあるらしいです。
…ハードね。
登山道を登りだすと、すぐに鳥居をくぐりました。
他にも祠がありました。
霊山…しかも滑落事故が多い、など心をざわつかせる要因が多いので…登山の無事を祈ります。
登山道はほぼ水平な巻道。
が!歩きだしてすぐに現れたのは「滑落注意」の看板。
ここが危険とは思わなかったので、注意喚起のために立ててあったのかと思いましたが…両神山での滑落事故一覧を読んでいると…ここらへんでも滑落事故があったとか…。
出だしでビビくりまくった気持ちを抑えつつ…足を進めます。
このような道をしばらく歩いた先に小さな沢が出てきた。
この先の登山道、何度も沢を渡っていくことになります。
コースはちょっと分かりにくい場所がありますので、必ずピンクリボンを確認しながら歩きます。
木々に囲まれた樹林帯を歩くので、展望はない。
展望がないと…色々と考え出す。
その時考えていたのは…
このくらいの幅の道と斜度って…他の山でもよく見かけるのに、なんで両神山は滑落事故が多いのかな?
そんなコトを考えて歩いていると、岩場が出てきたよ。
と思ったんですが…
一瞬でおしまい。
ルートはアップダウンがちょっとあるぐらいで、ほぼ平坦なトラバース。
なので心が緩みがち…
気をつけよう、気をつけよう!
次に現れたのは短い鎖場。
あまり…必要性を感じない鎖場に見えますが…雨や下山時はこの鎖があると助かるんだろうな。
その後も樹林帯をただただ、歩く。
場所によって薄暗かったり…
光に照らされたり…。
そしてまたも現れた「滑落注意!」看板。
ここはさらに道幅が狭くなりました。
ロープが張ってあることで緊張感が高まります。
さて…そろそろ分岐ポイントが近づいてきた。
破線ルートの七滝沢コースへ行くか…メジャーな日向大谷コースへ向かうか…そろそろ決断しなくては。
8時42分会所の七滝沢分岐に到着
ここから道は二股に別れています。
メジャーな日向大谷ルートはそのまま真っすぐ。
私が行きたいな〜と思っている七滝沢コースは向かって右側に続く。
今、私が歩いてきた両神山登山口からココまでの所要時間は25分…。
なので今回の登り、七滝沢コースを選択しました。
ちなみに今回の記事を書く前に調べたトコロ…七滝沢コースを下山で使う人の方が多いようですが…私はリスクの高い道は体力があり、時間にもある登りに選択するようにしています。