苗場山
なえばさん
別名:ー
所在地
苗場山にまつわる4コマ
私が初めて「苗場山」に登ったのは、登山に興味がなかった頃。
スキーで毎週のようにかぐらスキー場に行っていた頃で、その頃にバックカントリースキーも始め…仲間が「冬、ハイクしている山の夏の姿を見ておこう!」と言い出して、登りに行きました。
もちろんすごく辛い登山で登っている間、ちっとも楽しくなかったのですが…苗場山の山頂に着いて、あの湿原広がる風景を見た時…初めて山で感動しました。
その時一緒に登った友人とは「アレが私たちの天国だー!どちらかが先に逝ったら、あの場所で酒瓶持ってお出迎えしてね!」と誓いあったのよね〜。
山名の由来・山名ルーツ
苗場山山頂エリアには南北約5km、東西約2kmの高層湿原が広がり、そこに無数の池塘が浮かんでおり、とても美しい山上庭園が見られます。
初夏の時期になると池塘にミヤマホタルイが芽を吹き、その様子が水田に苗を植えたように見えることや、秋になると草紅葉が稲の実った田んぼのように見えることから、田んぼ→苗場と名付けられたと言われています。
その光景から、古くから稲作の守り神としての信仰を集めている霊山でもあり、山頂には伊米神社が祀られています。
また、ウィキペディアの「苗場山」では
古くは地震のことを「ナイ」と云い、古人は地震がこの山から起こると想像したための付名との説もある
との文もありました。
苗場山の名前の由来は、田んぼ以外無いだろう!って思っていたのに…山の名前ってホント「諸説あり」なんですね〜。
湿原の環境保護のため、山頂付近の登山道はほとんど、木道。
また、だだっ広い平坦な山頂なので、ガスったりすると方向がわからなくなることもあるので、木道サマ様です。
なので木道。外れるコトなく、またストックの先端で傷つけることなく歩きましょう。
登山コース
あっちこっちから苗場山山頂へのルートがあります。
ざっと挙げてみただけでも、6コースもありますね。
その中で歩いたことのある3コースが下記になります。
和田小屋からの祓川コース
かぐらスキー場にある和田小屋近くからスタート。
都心からのアクセスもいいし、和田小屋から山頂までの標高差も少ないのもあって、一番の人気コースかな?
私も過去の3回、どれもこのコースから登りました。
秋山郷地域からの小赤沢コース
ここは祓川コースから苗場山山頂へ登ったのち、秋山郷へ縦走した時の下山ルートとして通りました。
三合目まで車で行くことができるので、コースは短めになりますね。
でも、祓川コースに比べると…登山者が少なかったので、一人で下山していてチョット怖かった。
苗場スキー場方面へ下山する赤湯コース
こちらは友人ら8名ほどで苗場山山頂で一泊、ランプの宿 赤湯温泉 山口館で一泊という贅沢プランで行きました。
頂上の山小屋に泊まることによって、大勢でも、ペースが遅くても、縦走することができたんです。
赤湯温泉は天然の露天風呂があり、真っ暗な中行燈を持って入りに行き、星空を見上げ、川の音を聞きながら入った思い出があります。
大赤沢新道、小松原コース、平太郎尾根などなど多くのコースがあるので、また苗場山に登りに行くときは歩いていみたいな〜と思いつつも…私のようなチキン初級者だと…単独の時は祓川コースが一番無難かな。
赤湯コースの時は初級者だけだと不安に思う箇所ありました。幸い私たちは上級者の方が一緒だったのでお気楽に歩いていましたが…。
小赤沢コースの時は…うん、人が少ないこともあって道がチョット荒れてて、ドキドキしっぱなしでしたから。
山小屋は一つ
苗場山山頂には現在一つの宿泊場所しかありません。
名前は「苗場山自然体験交流センター」。なんだか…ちょっとお気楽?っぽい名前ですね…。お気楽には行けない場所なんだけど。
以前は明治期に、南魚沼郡六町の修験・快蔵院が建てた「遊仙閣(ゆうせんかく)」という宿坊もあったのですが、今は建物も取り壊されています。
テントを張れる幕営地もないので、山頂に泊まるにはこの「苗場山自然体験交流センター」に泊まるしかありません。
定員は92名なので、事前予約はしておきましょうね。
ここまで読んで下さってありがとうございます!ブログランキングにも参加しています。左が人気ブログランキング、右がにほんブログ村です。押していただけるととても嬉しいです。