単独テント泊で黒部五郎岳を縦走登山(12)双六小屋

黒部五郎岳双六小屋編タイトル

さあ!今回の登山最後の頂きである「双六岳」の頂きに立ちましたよ!双六岳から見る景色は…とってもとっても素敵なんです!

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目次

双六岳から双六小屋まで

双六岳から双六小屋までのイラストマップ

双六岳山頂の標識下。
青い空に茶色の標識がポツン。

7時42分双六岳山頂

双六岳山頂

双六岳山頂からの眺めもめっちゃ開けているので、北アルプスの山々を360度で楽しめるの〜!

双六岳からの景色

特に絶景だったのが、こちらの写真。
2020年のワタシの一番の萌え写真

双六岳からの槍ヶ岳

こぼれてくる滝雲と槍ヶ岳。
この風景が素晴らしすぎて行動食・クリームパンを食べながら10分ほど休憩。
気持ちはまだまだまだ双六岳山頂に居たい!
なんだけど…

今日中に帰るためにはそろそろ下山しないとならない…。


重い腰を上げて双六小屋方面へ向けて歩きだすことにします。

双六岳からの景色2

進行方向に広がる、まだまだ流れ落ちる滝雲を見ながら歩く…。

双六岳からの景色3

今から思うと…なんで滝雲を動画で撮っておかなかったんだろう?
撮っておけば、今でも見れたのに。

「2020年の萌え写真」から見えていた、だだっ広いエリアを歩く。

双六岳からの景色4

ちなみ双六岳山頂エリアは、あまりにもだだっ広すぎて、視界不良の悪天候時は登山道がわからなくなる場合もあるそうなので、お気をつけください。

双六岳から下山開始1

溢れてきそうな滝雲を横目に歩けるって経験がなかったので、楽しい〜!
こうして登山道沿いに歩いていくと、道は下り道へ…そろそろ双六小屋へ向けての下り道がはじまりますよ。

双六岳から下山開始2

雲が双六岳より下の方でたなびいているわね。

双六岳から下山開始3

上りから下り一辺倒になるので、楽になるかと思いきや…下り道には岩場が多い。
脚の調子が悪い上に、登山3日目の疲労で全身ガクガク
そこに岩岩した下り道はなかなか辛い。
この手の道で前のめりに転倒し右手を負傷したばかりなので、転ばないよう一歩一歩確実に降りるよ…。
やっと中道の合流点まで降りてきた。
は〜辛かった!!

8時24分中道との合流地点

中道との合流点

過去2回双六岳から双六小屋方面へ下って下山したことはありますが、辛かった思い出はないので…脚の調子って登山に多大なる影響をあたえるんですね…そりゃあ、頭では分かっていたが…実際そういう立場になってみると…鬼辛い!

中道との合流点2

ここから双六岳を見上げかえす。
あ〜ほんと下ってきたわ〜…もう登り返したくないわ〜。

双六岳を見上げる

中道との合流点からちょっとだけ緩やかな道を歩いたら、ハイマツのちょっとだけ岩が転がる道を下る。

双六小屋へ下山

歩き出すと直ぐに下に見えている双六小屋が見えるんですが…ちっとも近づかないんだな…。
あそこまで着けば〜…と思いはじめると…かなり遠く感じてしまう…ゴール★マジック
なかなか辛いよね。

双六小屋へ下山2

それでも、小股でチマチマくだれば…双六小屋の細部が見える場所まで下ってこれた。

双六小屋へ下山3

こうしてみると、双六小屋って全体的に赤いのね〜。
この赤色のおかげで、遠くからでも双六小屋だってわかるんだね!

双六小屋

やっと…双六小屋に着いた。

8時40分双六小屋

双六小屋

水場と外トイレは利用させてもらえるようですが、

双六小屋のトイレ

2020年のこちらの外トイレは通過者・テント泊者は有料となっておりました。

テント場利用者も有料だから気をつけてね〜

登山者のイラスト3

双六小屋のテント場

私が今回下山で使う小池新道は双六小屋裏手にあるテント場エリア脇を抜けて行きますので、テント場の様子もチラ見。
連休が終わった翌日とあってテントはほぼない。
注意書きには野生動物を近づけないために残飯等は残さないことが書いてあります。

双六小屋のテント場2

双六小屋のテント場は3回は泊まったかな…。
双六小屋からの下山は朝5時台には出発していたので、8時半を過ぎるともうこんなに誰も居ないんだ〜。

双六小屋のテント場3

って…今8時半だけど、私は今日平湯温泉16時出発のバスに乗って帰るのよね…。
お風呂に入って帰るとなると…11時ぐらいには新穂高温泉に下山したい。

そんなに早く下山できるのか?

この脚で?

双六小屋から弓折乗越まで

双六小屋から弓折乗越までのイラストマップ

双六小屋から新穂高温泉までの下山コースタイムは6時間チョイ…。
となると…んー?双六小屋から新穂高温泉に下山できるのって14時近いんじゃない?
そこから…新穂高温泉からバスに乗って平湯温泉に移動で1時間は使って16時のバスに乗るとなると…アレレ?残された時間がタイトじゃん!やばーい!

いつもちゃーんとコースタイムは計算して行動し、下りだと、コースタイムより小一時間ほど巻いて行動できていたのですが…今回は脚が痛いとあって…いつもより時間が押している…こりゃあ…のんびりしている時間はないわよ!

8時49分双六小屋から出発

双六小屋から下山1

すっかり日が昇ったあとの双六小屋エリアはほのぼの〜。
登山者が旅立ったあとの双六小屋のマッタリとした雰囲気が見られたのはラッキー。

双六小屋から下山2

双六小屋からの下山ルートになる小池新道は…まず上り

まずは上り

本日は下山デーなのに…登ったり、下ったり…はは山は楽じゃないや。
疲れたんで、振り返ってみると…

双六小屋を振り返る

双六小屋と山がいい感じ

で、進行方向へ向き直ってみれば…下山のために…上る

登りがキツイ

この先がっつり下るのに上る

登りがキツイ2

そして、周りが開けた先にも上りが〜…。
過去に数度歩いているから、このことは分かっちゃいたが…足止まる

目の前に広がる登り

止まっていると、後ろから来た重装備の方々にもどんどん抜かれる。皆さん本日はどこから歩いてきたのかな?

登りがキツイ3

帰りのバスの時間を考えると、飛ばしたいのに…飛ばせない今の体調…。
痛みを堪えて歩く先には…また登り!

登りがキツイ5

そして、ここにはベンチがあるよ。

白百合ベンチ

す、座りたい〜!

疲れている登山者のイラスト
でも…座っている時間は…ないや

槍ヶ岳を見る

滝雲はまだ、槍ヶ岳手前に残っているんですが、もう溢れ出す感じは終わったみたい。
こういう風景、
見たい!
と思ってもそうそう見れるものじゃないから、そこんとこもラッキーだった。
こういうラッキーを心の糧に足を進めます。

下山が辛い

写真を見てもらえればおわかりの通りの歩きやすい道であったのが、ホント助かる〜!

登りが辛い

振り返って見る登山道…なんて素敵な風景なんだろうって思うんだけどね。この時は

アスファルトと再会できるのは何時〜

疲れた登山者のイラスト

って思ってたよ。

素敵な風景

それでも痛みをこらえつつ…こんだけ写真撮ったことをちょっと褒めて。

花見平に着いた

花見平もねぇ…花が豊富な時期に来たこと無いのよね〜。

花見平に着いた

8月上旬だと残雪もあったコ花見平ですが、9月下旬にはなにもない。

花見平に着いた

やっと下方に鏡平山荘が見えてきたけど…遠い。
目視できる場所に鏡平山荘があるんですが、あそこにたどり着くまでどのくらいかかるんだろうか。

鏡平山荘が遠い

この先の道も、写真で見ると、楽しくちょんちょんちょんて歩けそうな道だよね〜。

足が痛い

こうして何とか着いたよー

9時56分弓折乗越に到着

弓折乗越

いつもだったら
あら!もう弓折分岐
だったのに…今回は

やっと…弓折分岐…

半泣きの登山者のイラスト
先を急ぎたいんだけど…だめ、疲れている…とりあえず…座ろう。

弓折乗越から鏡平山荘まで

弓折乗越から鏡平山荘までのイラストマップ

弓折分岐で心が折れそう。

明日、会社を休もう…

疲れた登山者のイラスト

そんなに大きい仕事は今動いていないし、会社始業時間までには電波のつながる場所へ下山できているハズ…。
そうしたら、一本会社へ電話すればいいだけだ…。
でも…元時間で鏡平山荘に泊まるには時間が早すぎる。
鏡平山荘の次の山荘はわさび平小屋。
そこまでは頑張って…歩こう。

弓折乗越2

5分ほど休憩をしたら、下り再開。

足もても痛いので本当に歩くのが辛かった。
でも歩かなきゃ下山できないんだから。歩く。

弓折乗越から鏡平山荘までは岩場もザレ場もない歩きやすい道が続きます。
本来ならば槍ヶ岳を見ながら歩くことができ、今回の登山を振り返って感慨に浸れる場所なんだと思います。

弓折乗越から下る1

ちょっと歩き辛そうな場所には階段や設置されていて、私の後ろから来た小学生は楽しそうに降ってきました。

弓折乗越から下る2

私はと言えば…脚はガニ股。
一歩脚をついては、もう一足を連れてくるというびっこ歩き…。

10時37分鏡平山荘に到着

鏡平山荘

双六小屋からココまで、こんなに辛いと思ったのは初めての経験でした。
誰かに、この道のりを聞かれたら

楽勝でしょ!

幸せな顔の登山者のイラスト
って言ったいた道だったのに…。
体調って、ホント山歩きに多大なる影響を与えますね。

と、なると…ここから先の新穂高温泉までの道のりが怖い…。
だって、元気なときでも

小池新道長いよ…

叫ぶ登山者のイラスト

って思っていた所を疲労と痛み抱えて下るんだもの…絶対に辛いよね。

改装中の鏡平山荘

いつもだったら鏡平山荘も素通りで通過するんですが…今日は無理。
ここでも5分ほど座って休憩しました。

次回単独テント泊で黒部五郎岳を縦走登山(終)小池新道」に続きます。
次回で終わるよ〜!

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