2泊3日のテント泊の最終日に思うことは…今日の夜には家のお布団で寝ているはず。でも、文明の利器に囲まれた世界に戻るにはまずは下山しないとね。
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三俣山荘から三俣蓮華岳まで
昨晩はほぼ気絶するような感じで寝た。
3日目の今日は新穂高温泉まで下山しなければならない、その所要時間約9時間、私が帰りに予約したバスは平湯温泉16時出発だ。新穂高に下山し、バスに乗って平湯温泉まで移動して、お風呂に入ってからバスに乗るとなると…かなりタイトよ!
しかも足が痛い…。
なので今日も早く起きて出発だ!
寝過ごさないよう3時にアラームをかけて、無事起床。
昨日はガスがかかって真っ白だったが…テントから出てみると
満天の星空!
わ〜!なんてキレイだ!
この美しい夜空を是非カメラに収めたい!
パシャリ
美しく撮れてない…。
夜空の撮影って……難しいわね〜。
前回も述べたが、三俣山荘はテント場の人もトイレは三俣山荘内のトイレを利用する。
私がテントを張った場所から三俣山荘までの5分ほど…季節は9月の深夜なので気温は寒けれども、満点の星空のおかげでテントから山荘までは空を見ながら歩けばあっという間。
トイレから戻り、テントを撤収。
あ、そうそうテント場からトイレまでの距離ある時の朝は。
私は起きてまず、朝食を食べる。
その後、テントを撤収。
テントを撤収することによって身体の内部が活動しだすので、もよおしたら…トイレへGO!!って感じですね。
だって離れた場所にあるトイレに何度も行くのが面倒なんですもの
それにしてもテントの写真を全く撮ってなかった。
とにかく今日中に無事に新穂高温泉へ下山することばかりを考えていたからだと思います。
パッキングしたザックを背負い、さあ!三俣蓮華岳、双六岳を登って…新穂高温泉へ下山だ!
テント場内に設置されている道標を見る。
4時50分三俣山荘を出発
進行方向を確認して3日目の登山開始です!
三俣山荘から三俣蓮華岳方面は過去に2度歩いているから何となく覚えている。ハイマツに囲まれた岩の道。
うん、そうだった!
記憶は確かだったよ、岩の上り道の登場だ!
私、たぶんアホ分野に入る脳なんですけど、こういう記憶力とダンナへの不満ごと記憶はバッチリよ。
記憶通りの岩の登り道は結構辛い〜!
まだ身体も起ききっていないので、身体に負担を与えないよう…じっとりじっとり登る。
周りはまだまだ暗いのでヘッドライトの明かりで足場を照らす。
写真がボケてしまうのは、私のせいじゃなくてカメラのせい!
2010年頃に買ったデジカメともそろそろサヨナラ…かな。
2020年スマホを最新に変えたから……きっと来年の山行はバエル写真をとれるわよ。来シーズンの山レポを期待しててね〜!
のろのろと登っていると、空がだんだんと明るくなってきた。
三俣山荘から登ってきた道を振り返ると鷲羽岳がカッコいい!
その名の通り、鷲が両翼を広げている姿に見える!かも?
そして進行方向には三俣蓮華岳。
山頂?に人らしき姿が見えている。
見えているが、遠いぞ〜!
歩きだして1時間も経っていないのに、もう疲れています。
立ち休憩をして周りをみると…
まあ!なんて素敵な雲海と槍ヶ岳!
5時40分三俣峠に到着
ここから三俣蓮華岳まではガッツリ登りだよ。
岩、岩した登り道を登る。
後から来る人来る人に抜〜か〜れ〜る〜!
もう、頑張る気力なんかまったくないから半径3m以内に気配を感じたら
近距離にならないよう、わざと?止まって距離を保つ、まさにソーシャルディスタンスね!
見上げれば…山頂はすぐ近く
に、見えるけど…近づかないんだな〜これが!
上の写真なんてチョチョイのちょいで着いちゃう距離だと思うんだけど…この距離を登り切るのが辛かったな〜。
5時58分三俣蓮華岳に到着
ちょっとー!なんかすっごい雲海じゃない?
雲海の上に三俣蓮華岳の標識。
なんか…カッコイー!
三俣蓮華岳から中道分岐まで
三俣蓮華岳から見る風景はどこを見ても美しい
山の姿がもともとキレイなのもあるんだけど、空を流れる雲のカーブもそそらない?
これから向かう双六岳方面へ伸びる雲がこれから先の山歩きを盛り上げてくれそうじゃない〜?
ふと下を見ると、先程の三俣峠から出ていたもう一つの双六小屋への道が見える。
は〜ん、なんて素敵な三俣蓮華岳。
ここは富山・岐阜・長野の3つの県境でもあるのよね!
気がつけば日はすっかり昇ってた。
今までも山から雲海を見下ろすは何度か見たのですが、今回の三俣蓮華岳からの雲海は距離がとっても近く感じられて、ふわふわしてて気持ちよさそう〜。乗ってみたい…。
今、ココに居れる幸せをヒシヒシ感じる。
でも…いつまでも三俣蓮華岳には居られない。お名残惜しいが次の目的地の双六岳へ向かうんだ。
ふふふ。双六岳からの風景もこれまたいいんだよね〜。
今の私のスマホの待受は双六岳から見た槍の写真。
これを毎日毎日見ているから知っているのよ。
今回はどんな風景が見られるかな?楽しみだわ〜!
で、楽しみなんだけど…。
三俣蓮華岳2,841mと双六岳2,860mの高さはほぼ一緒なのに〜その間の道程は
アップダウンが続くんだよね。
下りも辛いが
登りも辛い。
せっかく登ったのに降りて、また登るのが…疲れた心にはしんどいや!
なので、今回の登山…風景にかなり助けられたました。
疲れても、もう嫌でも…周りの風景をみればなんだか元気が出てくる〜。
そこに…
そう!そんな風景がコレ!
このこぼれそうな滝雲…すごくない?
そうして進む先には槍ヶ岳。
2020年は槍ヶ岳の近くには行けなかったけど、また来年機会を作って槍ヶ岳直下であのトンガリをを見上げよう。
そして進行先には
恐竜の背中のような登山道が続くのね〜。
遠くから見ている分にはなだらかで歩きやすそうな登山道に見えるけど、実際歩くと結構しんどいわね。
上の写真を見ての通り、小さい石もゴロンゴロンしているから、気は全く抜けないよ。
こうして歩いていくと、ムム何やら標識が!
7時00分中道稜線分岐に到着
おうおう、ここから中道方向を選べば…この先は登らないでもいい?でも…そうなると。双六岳へ登らないことになっちゃうんだけど…。
中道から双六岳まで
中道を進めば楽かもしれないが、やっぱり上を目指しちゃうよ。
はあああああ!
なんなのこの美しすぎる風景〜!
しんどいし、身体のあちこちは痛いし、なんか眠いけど…
今、この写真を見返しても…う〜んこの道また歩きたいわ。
目の前に見える登りは、多分絶対確実に辛いけど…。
この圧倒的青空が元気をくれるので頑張れるよ〜!
でも、疲れて歩くのが辛くなったら…一度止まって振り返る。
よくもまあ、歩いてきたなぁ〜と…今まで歩いてきた道のりが愛おしい〜
さあさあ!最後の岩場の登りを頑張るぞー!
てか、岩でかいな〜!
一歩一歩、気合い入れて脚を上げないとのぼれないじゃん!
岩の上り道を登り切ると、ハイマツと土の道…いよいよファイナルステージ。
ココを登りきれば…ココを登りきれば…ココを登りきれば…で…
7時26分双六岳へ到着。
うっヒャ〜!やっと着いたよ!
今回の登山、最後の山頂!
双六岳!
次回単独テント泊で黒部五郎岳を縦走登山(12)双六小屋・鏡平山荘」に続きます。