単独テント泊で巡る、上高地から槍ヶ岳そして双六岳へ(1/5)

タイトル槍ヶ岳そして双六岳

会社を一日休んでの初!2泊3日の単独・テント泊にチャレンジしてみることにした。会社も休むし、上高地まで行くなら…華のあるルートか山に行ってみたい。そうだ「槍ヶ岳」を間近で見てみよう。そんな安易な思いつきにより「槍ヶ岳」へ行くことにした、その思い出。

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目次

01槍ヶ岳へのルートを考える

夏、北アルプスへ行こうと思い、いつも利用している毎日アルペンのバスの空きを確認した所…上高地行きしか空きがなかった。
上高地から初心者でも行ける山を考えると…涸沢、焼岳あたり?まさか槍ヶ岳なんて…私には無理無理!経験不足かつ勉強不足な私の頭には

槍ヶ岳→難易度高い!→とても危ない!!

イラストお手上げ
の構図ががギチギチに刷り込まれていた。
けれども地図を見ていると…時間と体力があれば、比較的安全なルートで槍ヶ岳の真下まで行けるコースがあるようだ。そのコースが上高地〜横尾〜槍ヶ岳のロングコース。
その行程の半分ぐらいが上高地から横尾までの林道…昔、友人らと涸沢へ登った時、「なんて長い道のりだろう」とうんざりした思い出がある道だ。
しかも今回の登山コースの中では横尾から目指す登山は始まる…そうぞうするだけで長いルート…。

まあ、その分危険度は低いからいいとしよう…

悩んでいるイラスト
きちんと調べてみたら…上高地から槍ヶ岳まで約20キロですよ!長っ!
距離におののきながら、帰りはどの道を通ろうかと模索、今回の交通手段は夜行バスなので登山口と下山口は同じて無くてもよい、ならば

縦走コースだよね〜

正座をしてウキウキしている
槍ヶ岳から奥穂高、新穂高へ抜けて上高地に戻る選択肢は私にはないので槍ヶ岳から先は双六岳〜新穂高温泉に抜けるコースを歩くことにしました。
槍ヶ岳コースマップ
行きは毎日アルペン号で上高地バスターミナルへ向かい、帰りも毎日アルペン号で新穂高温泉から帰る。これで決定。

で、肝心の泊まる場所だけど…槍ヶ岳山荘にあるテント場は張れるテントの数が決まっていて、午前中には埋まってしまうとの噂を聞いていたので殺生ヒュッテのテント場。二日目は双六小屋のテント場にします。
エスケープルートとして、殺生ヒュッテまで行ける自信がなかったら槍沢ロッジのテント場に泊まって、上高地に帰ってくるコースにしました。
その旨と地図をダンナに託して、事前準備は完了です。

前夜の移動

毎日アルペンに乗った所、今回は廊下側の席になりました。まだ隣の席は空いていたので眠る準備をしていると…乗ってきたのはおじさん!

え?こういうバスって…極力女性を隣にしてくれるんじゃないのかしら?

イラストバスの中
とはいえ、仕方ない。廊下側身体を傾けつつ眠ることに。
さわやか信州号だと席が空いていても隣の席が異性の場合は予約できないんですが…ここはそういう気遣いはないのかしら?

万が一…何かあったら大騒ぎするわよ…

イラスト睨めつける顔
女ひとりで深夜バスに乗ったり、テント泊をするなら、自分の身は自分で守らなくっちゃね!と自意識過剰な思考のもと、相当な威嚇オーラをを発しながら態度も悪く、眠る…。
が、スグには眠れず、横目でオジサンを見ると全く微動だにしない…いや、できないのかしら?

バスが談合坂SAに到着し、トイレから戻ると、隣が女性に変わっていた。
どうやらグループ内で席を勝手に変えていたようだ…。
席についた時点で気づけよ〜と心の中で毒づきながら、席について眠る。
目が覚めると隣の席の女性が微動だにせずに座っている…私…寝相悪かった?いびきなんぞかいていたかも?
なんて思いつつも、まあお互い様の深夜バス。仕方がないよね。

起きたり寝たりを繰り返しているうちに、バスの電気がついて運転手さんから「まもなく上高地バスターミナルに到着します」とのお知らせ。
ああ、いよいよ、上高地に到着か―!

02上高地から横尾まで


現地に着くと、各社バスの停留時間が決まっているためか?追い立てられるようにバスから出される私と荷物。
慌ただしいな〜と思いながら周りをみれば…ああ、上高地だ!
上高地バスターミナル
何年か前、私を登山へ連れて行っての頃に来た、上高地。
当時のメンバーや出来事を思い出して…少し懐かしくもある。
でも、もたもたしている時間はない。朝ご飯を食べつつ、スマホで最新の天気予報のチェック。
本日コレで最後の水洗トイレへ行き、トイレのすぐ近くにある相談所に登山届けも提出した。
上高地バスターミナルには無料の湧き水コーナーがあるのでハイドレーションにタップリ入れていく。
上高地バスターミナルの湧き水
準備万端!さて行こう!

5時42分上高地バスターミナルから登山開始

さあ、始まりました。憧れの槍ヶ岳登山!その出だしは…ひたすら平らな道を横尾まで…約10キロ近く歩くことから始まります。
上高地バスターミナルから河童橋までの林道
なんとな〜く覚えていた木々に囲まれた林道を歩き出します。
上高地バスターミナルから、河童橋まではすぐなので気分も晴れやか!
上高地の河童橋
ここはThe・観光地という雰囲気です。
梓川もとてもキレイ、しかし川にうっとりしている余裕もなく、歩く。時間が稼げる道はトットコ歩く。
梓川の流れ

6時27分明神館に到着(出発から45分経過)

建物が見えてきました。長い長い林道歩きの一個目のポイントの明神館です。
明神館に到着
ここから穂高?あたりの山がヒョッコリ見える。
穂高の山々
で、ココの山はなんて山なんでしょうか???
最初のうちは上高地の空気、雰囲気、左隣に見える山々にうっとりしながら歩けているのだが…
林道を歩く
スグに飽きた…。
いや、一時間ぐらいならのんびりと行くんだけど…この先を考えると気が急くの。
ゆっくりと林道を満喫することなくセカセカ進むとテント場が見えてきて…
徳沢園のキャンプ場

7時8分徳沢園に到着(出発から1時間26分経過)

徳沢園
雰囲気が良く、おしゃれな建物の徳沢園に到着しました。
まだまだ歩くんだよな〜と思いながら、印象的な茶色の徳沢園をチラリと見て先に進みます。
林道を歩く2
さっさか歩くから写真もブレブレ…。
林道を歩く3
涸沢からの帰りが足がだるくてだるくて、この林道がほんと辛かったんだよな〜…とネガティブなことばかり思い出して歩きます。

7時58分横尾に到着(出発から2時間15分経過)

やっと!やっと着いたよ横尾!
記憶に残っている大きな橋も健在!

横尾に到着橋の前
これでやっと林道歩きから開放されるんだー!とホッとする。
結構飛ばして歩いてきたので、脚がちょっと疲れている…。
けれども登山はここから始まるのよね!
横尾山荘
昔泊まった、横尾山荘も当時と比べて綺麗になったな〜。
ここで槍ヶ岳方面と涸沢方面、蝶ヶ岳方面に分岐します。

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