鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(18)双六岳巻道

鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走双六岳巻道タイトル

3泊4日の登山4日目。今日1日で三俣山荘から新穂高温泉まで下山するので、距離的には今日が一番歩く日になります。最終日になっても、私の進む先には登って下って登って…がまだまだ続くのだ。

前回の記事は…

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目次

三俣山荘から三俣峠まで

三俣山荘から三俣峠までのイラストマップ

さあ、三俣山荘から出発よ!
三俣山荘から双六小屋方面へは過去に何度か歩いているから…方向は分かっているけど、過信は大敵!
道標で進行方向を確認してから進みます。

5時29分三俣山荘から出発

三俣山荘から双六小屋へ向かって出発

とにかく広い三俣山荘のテント場なので、方向を間違えると大変!
でも、広すぎて…どこへ向かって良いのやら?と悩む初心者が多いのでは?
そんな人の為に?テント場敷地内でも岩や石にペンキマークがつけられています。

三俣山荘から双六小屋へは上りから始まる。
よく整備された上りだが…私の歩みは遅い。

今回の登山で「私は鈍足」の悟りを開いたので

とことん、亀のように歩いてやろうじゃん!

登山者のイラスト
と開き直って歩く。

まずは岩場の登り

今日の帰りは平湯温泉18時発→新宿バスタのバスを予約してあるので、そのバスに乗れば今日中に家に帰れます。
さすがに…12時間あれば下山できる自信はある。

ハイマツのトンネルを登る

だから、バテないようにユックリゆっくり登りました。
後ろからどんなに抜かれたって、もうなんとも思わない。

私は歩くの遅〜〜〜〜い!

笑顔の登山者のイラスト
開き直った中年オンナは強いのよ!

三俣山荘から20分ほど登ると、周りの風景がよ〜く見える場所に出る。

遠くに見える三俣蓮華岳

出たんだが、ガス
おやおや?これは一体どうしたことかな?
そろそろ晴れて欲しいわね。

ひたすら登り

こんなにドヨンとしていては…三俣蓮華岳へ登るのは…やめておこうかしら?

荒涼とした登りが続く1

三俣山荘から双六小屋までは三俣蓮華岳という山がある。
進む先にある分岐からチョット登っただけで着いちゃうんだけど…。
山では、そのチョットを登るのがシンドいし…登っても視界がないんじゃねぇ…。

過去に登ったしね〜

登山者のイラスト

私は
次回があるさ
過去に登ったさ
この2つをピークを避けた時の言い訳に使ってます。

荒涼とした登りが続く2

どんどん濃くなるガスに心もモヤモヤ。
そんな中でも、ガスの中に映える赤いハイマツにチョット心満たされ

ちょっとだけハイマツゾーンも歩く

ゆるやかに登り続けますと…。

ガスっている三俣蓮華岳

着いたよ!三俣峠!

6時17分三俣峠に到着

三俣峠に着いた

ガイド地図では40分で着く行程を50分もかかって歩いたわ。
ここから三俣蓮華岳経由で双六小屋or巻道経由で双六小屋への道が選択できます。

三俣峠から合流地点まで

双六岳巻道のイラストマップ

三俣峠から三俣蓮華岳までは15分で登れちゃうけど…。
まあ…晴れるコトも…ない…感じだから。
今回は巻道で行こう!

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう1

三俣峠から巻道ルートは最初ゆるやかな下り。

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう2

時にはダダっぴろい道に岩と草がもしゃもしゃしているエリアもあるので、うっかり道を踏み外すこともあるかも?
自然保護の為に設置された柵が道を正してくれ…ありがたい。

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう3

ガスはどんどん濃くなり…もう笑っちゃう感じ。
笑えるだけ、私も成長したわね…。
初めてひとり登山をした時、塔ノ岳〜鍋割山間のガスでガクブルしていた頃が懐かしいわ。

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう4

時折太陽の存在も感じる。
頑張れ!太陽!

うっすら太陽が見える

周りに立ちこめている分厚い雲たちよ…そろそろどいてくれないかな〜?

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう5

すると…おや!
雲の間から光の柱が!

厚い雲の合間から見える日差し

これは晴れるんでない?

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう6

そんな期待を持って歩くと、巻道のくせに…登り箇所がちらほらと…。

三俣峠から巻道で双六小屋へ向かう7

あ〜!も〜!と登っていたら…
ポツポツ…。
ポツポツ…と雨が降ってきた。

雨が降り出してきた

まあ、ポツポツなら…止むかな?
と、思っていたら…
ザー!
雨が降ってきてしまった。
うっそー!

昨日すれ違った兄さん!雨だよ!

登山者のイラスト

ここここ…これは…レインウェア着なきゃダメな雨だ!

激しく雨が降ってきた

身体を濡らす前にレインウェアを着ないと!
よってこんな場所でレインウェアを着たよ…とほほ。

レインウェアを着込む登山者のイラスト

レインを着た後…雨足はさらにザーザーに。
着ておいて良かった!

雨の中双六小屋へ進む1

ほら!カメラのレンズにも水滴が着くから画面が歪んできたでしょう!
でも、雨にも負けず写真は撮ったよ!

巻道でも上りがある双六小屋へのルート1

そこに更に現れた登り!
過去に一度歩いているから、巻道ルートでも岩場の急な登りがあることは覚えていたけど、雨の時に登りたくなかった…。

巻道でも上りがある双六小屋へのルート2

急な登りを登りきった場所は、今までよりチョット標高が高い場所になる。
するとさ

風も出てきた!

登山者のイラスト

稜線に近い場所のせいか?
風が〜!風が強いんだよ!

風が強い巻道

うううう…楽しかった3泊4日の登山最終日なのに…いけず。
晴れで締めくくりたかった。

雨とガスの中双六小屋へ向かう1

で、でも!
最終日だから…レインや荷物が濡れたって…明日はもう着ないんだ!
濡れものを乾かすのが難しいテント泊だから…むしろ最終日で良かった!
と、レッツポジティブ思考で歩く。

雨とガスの中双六小屋へ向かう2

でも、荷物に水がついて重たくなるんだけどね。
その後も雨風に打ち付けられて歩く。

雨が痛い

前に来た時の双六岳は優しくキレイだったのに…

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今回はちょっと意地悪ね。クスン。
そういえば地図に双六岳は視界が悪い日には山頂で迷いやすいって書いてあったわ。
確かに双六岳はデデーンと広いから…この天候では迷うかも。

雨とガスの中双六小屋へ向かう3

ここらへんはハイマツしか生えてないかったので、風がある写真が撮れていない。
でも、動画を撮る余裕もなかったの。

キャー

登山者のイラスト
それでも、地道に歩けば見えてた…

7時50分分岐合流点に到着

双六小屋手前の合流地点

こうして雨風に耐えながら巻道ルートを1時間半ぐらいかけて、歩ききりました。

分岐から双六小屋のまで

双六岳合流地点から双六小屋までのイラストマップ

この合流地点で三俣蓮華岳〜双六岳ルートたちと合流し、双六小屋までミンナでまっしぐら!
なんだけど…とにかく雨風が強い!
私にしてはレンズを拭き拭きしつつ撮っていたけど、拭いた後からスグに水滴がレンズについてキリがない。

雨とガスの中双六小屋へ向かう7

そして…この合流点からしばらく写真を撮っていません。
合流点から双六小屋までは岩場もある下り道、そこに雨風でしょう?これ

気を抜いたら滑って転ぶこと間違いない!

登山者のイラスト

な道だったんですもの。
安全第一を優先したので、ご容赦ください。
このルートは過去に何度も歩いているので…当サイトにある検索で「双六小屋」と入力していただければ…

図解ひとり登山の検索窓

類似記事が沢山出てくるので…何卒これでご勘弁を…。

雨とガスの中双六小屋へ向かう8

こうして雨風にヒィヒィいいながら、ひたすら安全第一で下り続けると…。
ああ、見えてきた…。

双六小屋が見えてきた

双六小屋!
ここまでくるとチョット、ほんのチョットだけ雨風が弱まり…写真を撮る気力が戻ってきました。

双六小屋までもうチョット

三俣山荘テント場から出発して2時間半で…やっと…

8時3分双六小屋に到着

双六小屋へ到着

誰も居ない双六小屋…。
いつ着ても人で賑わっていた双六小屋…。
今日は誰も居ない。
そして、感染予防のためにむやみに小屋内にも入れない。
だから、小屋の外から双六小屋を味わった。
まるで、マッチ売りの少女のように…。

地震による通行止めの張り紙

双六小屋の壁には、一昨日あった地震の情報も貼ってありました。

休みたいけど…雨だし…休まず…そのまま行くか…。

登山者のイラスト

双六小屋といえば、お外で軽食!だが…。
軽食コーナーもやってない雰囲気…。

双六小屋のメニューを見る登山者のイラスト

なんか…寂しい…。
でも、雨だし、感染症予防だし…仕方ないね。
また来年!来るよ。

こうして、双六小屋を通過することに…。

次回「鈍足・単独・テント泊が歩く裏銀座縦走(19)」に続きます。
長かったこのレポも次回でやっと終わります。

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