日帰り登山の割には長くなってしまった平標山レポも今回でオシマイになります。久々に登った平標山は、コンパクトながら花・稜線ともに大満喫できる美しい山でした。今度は…谷川岳からぜひとも縦走で訪れたい!
平標山の家から平元新道で下山
さあさあ!平標山の家から平元新道を通って下山することにします。
13時17分平標山の家から下山開始
平標山の家の真ん前にも上写真のような立派な道標が…。この計画を立てた時、三国峠まで下山するのもいいかな〜?とも思ったんですが…
と、諦めました。
結果的には、それで正解。
ワタシ的には疲れたけど、疲れすぎず…ああ〜今日の登山も楽しかった!と締めくくれるコトができる、楽しいだけの登山で終わることができたんですもの。
平標山の家から平元新道方面もめちゃくちゃ整備されています。
上りにも下りにも等しく、平等で、ホトケのような穏やかな歩きを提供してくれる木の階段を下っていきます。
その先には緩やか〜に下っていく土の道が現れる。
どちらも落ち着いて歩けば、問題なく通過できる登山道です。
調子よく、と・と・とーん♪と降りていけば…
このような標識もあるある。
下りにとってはあらまぁ?もう?20分。
上りにとってはああ!もうチョイ20分。
立場によって捉え方が変わる標識。
道は相変わらず歩きやすい。
標高が低くなったきたからだろう?
ちゃうちゃう!
標高が低い山でも、整備があまりされていない山だと…木や草が行く手を阻んで歩き辛いの〜!
こうして歩きやすい道になっているのは…山小屋や地元ボランティアさんのお手入れのおかげ!
ありがとう!
下山は先にいた人私が抜いたり、私が後から来た方に抜かれたりしながらどんどん下る。
こうして、あっという間に樹林帯に入った。
この下山中に漫画「今日は何の日?」のネタにさせて頂いた親子と遭遇。
お母さんもお父さんも成人した娘さんもサクサクっと歩き、ああ…
私にできない事を
平然とやってのける
そこにシビれる!
あこがれるぅ!
※ジョジョの奇妙な冒険 第1部を知らないとわからないネタです…ごめんなさい。
と、勝手にリスペクトさせてもらっていました。
過去に上りで平元新道を使った時は…樹林帯はそれほど長かった記憶ではないので…
ヨユーのよっちゃんで下れるだろう。そう思った時…
進行方向右手の熊笹が
ガサガサ!!!
と、激しく揺れた…何かが出てくるようだ…!
クマではなく………オジサンが出てきた。
多分…おトイレのためにコースアウトしていたみたい。
人間とは言え、おそらく手を洗っていないであろうオジサンに恐怖を覚えながら下る。
樹林帯の斜度がだんだんと緩やかになってきたら平元新道ももうすぐ終わり。
平元新道の入り口にはこの様な心優しい標識も。
一人なので、この看板にも「了解です」と心の中で返事をし…山道歩きは終わった。
13時57分平元新道登山口に到着
平元新道登山口入り口にあった道祖神が可愛かったので、写真に収める。
道祖神が設置されているということは、ココが道と道の堺なのね…。
今回で言えば…登山道と林道の堺…か。
さあ、後は平標山登山口まで…林道を歩くぞ!
平元新道から平標山登山口まで
上の地図を見てもらえればおわかりの通り…此処から先の林道が長いのだ!
コースタイムで55分。
長いっちゃ長いけど…。
横尾から上高地…3時間。
小池新道入り口から新穂高温泉…1時間半。
あれらの林道歩きに比べたらカワイイもんよ!
ひたすら歩く!
どんどん歩く。
林道には、同じ様に下山をしながら和気あいあいと歩く方がの間を…一人、黙々、猫まっしぐらに歩くと…。
ゲートが登場。
これで林道歩き半分地点まで来たようだ。
ところが…この林道以降で先を歩いていた方々の熊鈴の音が…激しい!
でも…クマ出没ニュースを多く聞く昨今…。
音が大きいですよ〜とも言えないし…とにかくその集団から離れるしか策はない!
ゲートを過ぎたらすぐに分岐点がある。目の前に続く林道をそのまま歩いても登山口駐車場へ戻れるけれど、私は山道を歩くコースで下山。
久々の登山、最後の最後まで山を味わいたいの。
だって……今度はいつ山を登れるかわからないもの。
この山道コースは人も少ないので、密じゃないしね。
車の音や、木の合間から見える建造物で
で心が緩むと…木の根っこに足をひっかけました。それも何度か…それでも…なんとか今回の登山は転ばずに終えることができました。
こうして戻ってきたよ!
14時39分平元新道登山口に到着
私の登山は90%が一人登山。
もうそろそろ慣れっこでしょ?って思われる方もいるかも知れませんが…
弱虫なので、下山し終わるまでは油断しない!
そう、慣れっこになっちゃダメ!いつまでも…用心しまくって登山をする人でいようと思っています。
いつまでも初々しい夫婦関係と同じよ。おそらく?
こうして平標山登山口に戻ってきた。
下山後
さあさあ!下山したぞ!ダンナよ迎えにこい!
と、平標山登山口駐車場出口でメールをしてまもなく…お迎えのダンナカー登場。
ああああ!
下山して、すぐに登山靴が脱げる!
座りなれた助手席でグデ〜と座れる!
いつもいつも公共機関登山の私には…こんな快適さ身に余る幸せ…と思っていたら…
ダンナが差し出したソレは…
あら〜気が利くじゃない!
コレを飲んだら、私帰りの運転ができなくなるわよ〜?と思ったけど…まあ、いいのよね!
下山直後のビール!最高でございました!
その後はそそくさ帰るよ。
帰りは湯沢ICから関越道経由で帰宅。
平標山から湯沢方面へ車を走らせると…進行方向左手に見えたのは15年以上前は…毎週のように通ったかぐらスキー場…。
今は全く滑りへ行かなくなったな…。
また、私が登山中のダンナの一人行動では、ここら地域でいつもお世話になっていたスキー宿のオーナーとばったり会ったので、雑談したとか。
最近の状況、そしてスキー宿のオーナーも平標山の登山道整備にボランティアとして参加しているとか。
地元の方の山の整備があってこそ、私のような観光登山者が楽しく登らせていただいているんですね…ありがとう。
とにかく、新潟のお酒とかソバとかエコバッグとか…ささやかながらも、お買い物をして帰路につきました。
今度、平標山へ遊びに行くときは谷川岳からの縦走で行きたい!
山へ行って、新たにその山を遊ぶ計画が広がるなんて…本当に登山は楽しいですね!
ちょっと最終回は書きなぐりになってしまいましたが、これにて平標山レポを終わります。
お付き合いいただきありがとうございました!!