今回の山レポは過去に「車」で何度か訪れた尾瀬。車でしか行ったコトがなかったので尾瀬に行くなら車って思い込んでいましたが…電車とバスででも行けちゃうんですね!
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尾瀬へ行こう
2023年7月に私は例の感染症にかかった。症状としては…
3日ほど高熱が出て、喉がものすごく痛かった
が…薬を飲んで安静にしているウチに治った。
咳はほぼ出ず、後遺症もないようだが、約1週間家からほぼ出ず、その後約2週間運動をしなかった私はどれだけ体力が落ちたのだろうか?と不安になる。
しかし…季節は気がつけば夏!北アルプスをはじめ、高山登山の時期到来。
だが感染症による体力の低下が気になって…いきなり高山でテント泊というのもなぁ…と思っていたとき、ふと
尾瀬
が、頭にひらめいた。
尾瀬は私が初めてテント泊した場所。
元からもってない自信を更に失った私は、今こそ初心に戻り尾瀬から2023年のテント泊をリスタートさせよう!
でも、どうやって尾瀬に行く?
私の感染症はやっぱりダンナにもうつり、3週間経っても体調がダルいダンナに車の運転はとてもさせられない。
なので公共機関で尾瀬に行くにはどうしたものか?と調べていたら…あった。あったよ!
東武鉄道を走るリバティ会津101号と会津高原尾瀬口駅から出ているバスに乗れば公共機関で尾瀬へ行けるの!
ちなみに、今回はテント場の予約が必要ない見晴キャンプ場へ泊まる(尾瀬沼ヒュッテのテント場は要予約)のと、尾瀬エリアの有名な山である至仏山か燧ヶ岳どちらへ登ろうか考えた結果、今回は燧ヶ岳を登りたいと判断したことも東武鉄道を選択した理由の一つです。
今回の登山行程は以下の通り。
沼山峠→尾瀬沼沿いに歩いて沼尻峠→見晴キャンプ場でテント泊
見晴キャンプ場→見晴新道→燧ヶ岳→長英新道→沼山峠
の周回登山になります。
こうして2023年の単独テント泊登山は尾瀬から始めることにしました。
まずは朝6時すぎに浅草へ移動。
乗車する電車は東武鉄道のリバティ会津101号
前夜にネットでリバティ会津101号の座席を予約。
下の写真にはリバティ乗車分として購入額2030円とありますが、コレに普通乗車賃が2500円ほどプラスされますので、浅草から会津高原尾瀬口まで4700円程かかりました。
この電車に乗れば浅草から会津高原尾瀬口まで3時間乗換なしで行けちゃうので、自分の席に着席後は下車駅の会津高原尾瀬口までぐっすり眠りましょう!
って、思うんだけど…なんだかワクワクして眠れない!
普段見かけない電車やその駅にワクワク。
リバティから見える風景がどんどん変化していくのにもワクワク。
乗車時間3時間なんてあっという間!
定刻の9時23分に会津高原尾瀬口駅に到着しました。
次は駅から9時40分出発の尾瀬沼山峠行きバスに乗り換えよ!
電車からホームへ降り、バス乗り場まで5分もかからずバス停に到着。
他の登山者たちの流れに乗っていけば、迷うことなくバス停に着いちゃう。
バスに乗って一息ついていたら、近くに座っていた人が
「往復券だとチョット安いみたいよ」
って、会話していたのを盗み聞き!
早速私も2つ上の写真に写っている「憩の家」へ行って往復券を買っちゃったー!
さて…また…長い長いバスの旅が始まる…。
会津高原尾瀬口から登山口のある沼山峠までの乗車時間は
2時間
尾瀬…遠いなぁ。
2時間だったら一眠りできる!と思うんだけど…やっぱり眠れないのよね〜。
登山前で脳が興奮しているせいかしら?
こうして…家から6時間ほどかけて、やっと!
沼山峠に到着しました。
時間は11時40分ぐらいだったかな。
バスを降りたらトイレ、パッキングし直し、登山靴に履き替える、日焼け止めを塗る、などなどしていたら…
時間は12時になっていて…同じバスで来た登山者たちは既に出発し居なくなっていた。
まあ、今日の行動予定は3時間。
急ぐ旅でもあるまいし〜ゆっくりいこう…で、看板を見てみたら注意事項が書いてある。
尾瀬は右側通行。
道端に落ちている枝を拾わない、杖にしない。
そっかーうん!尾瀬国立公園からのお願いは守るよ!
沼沢峠から大江湿原まで
それでは登山開始。
時間は12時3分。
今日歩くコースは木道中心のほぼ平坦な道…のハズ!
3時間後の午後15時には本日の幕営地の見晴キャンプ場に着いているハズ!
って、歩きだろうとした時に…目に入った会津バスからのお知らせ。
沼山峠からの最終バスは17:00。
コレを逃したら…どうなるの?
明日はこの時間までに必ずココに戻ってくるよ!
では、気を取り直して登山開始。
久々のテント泊、感染症、約2週間のトレーニング休止…ああ、とってもドキドキ。
1時間ほど歩いてダメだったら戻ろう!
心にもエスケープルートを用意して歩き出す。
まずは緩やかな上りの木道から始まる。
整備されていて、歩きやすい。
木道を見ると
尾瀬だね〜
って言いたくなるけど…。
延々と木道が続いていく登山道は結構ある。
この風景ならそれほど尾瀬ではない。
歩き始めて20分ほど、圧倒的に下山の人が多く…上りの人なんて私だけよ。
そりゃそうだ。
だって、バスで来た中の最後の一人で出発したんだもの。
次のバスが沼山峠に到着するまで時差は1時間。
あと1時間ほどは登り勢の肩身は狭い。
こうして木道をてくてく上り、途中にある沼山峠を越えた時点から木道は下りへ。
早く尾瀬の湿地帯が見たいな〜と思いながら歩く。
が、ザックが重たい。
でも、始めて尾瀬へテント泊へ来た時はもっともっと大きくて重たいザックで来たんだよな〜
と過去を振り返りながらすすんでいくと、あ!ゲートだ。
このゲートを通過した場所…そこには
眼の前にどどーんと広がる湿原!
これぞ尾瀬だよ!尾瀬!
尾瀬に来たのは今回で6回目…?だったかな〜?
一時期は傲慢に
尾瀬って…まあ湿原ダヨネ
もう見慣れたわ
って失言していますが……目の前に広がるこの風景を見ると一気にテンションが上りますわ。
では!見晴キャンプ場へ向かって歩いて行こう!
歩く道はほぼ木道・ほぼ平坦
楽ちん楽ちん…楽…だったかな〜?
次回「電車で尾瀬テント泊で燧ヶ岳(2)」に続きます。