03扇平から山頂と水のタルまで
扇平を過ぎると再び上りが始まります。
見ての通り、道に石や岩が混ざるように…。
ココらへんに来ると周囲は再び単独さんばかりに…。
国師ヶ原、月見岩、扇平と休憩ポイントがあったけれど、単独さんはあまり取らずに突き進む人が多いのかしら?
私もふくめて(^_^;)
まだ、今シーズンの登山に慣れていないので岩の上を歩く時にバランスを崩しがち。
また、大きい岩を乗り越える時は脚を大きく動かすので太ももに疲労物質が溜まります!
次に現れたのは「髭剃岩」
この間を歩くわけではなく、
と見る岩。
だいぶ大きめの岩が出てくるようになり、道もハシゴを設置して登山道をフォローしてくれるように…。
そしてとうとう出てきたよ!最初の鎖場「カミナリ岩」
ココらへんまで来ると、岩場&鎖場渋滞が発生し始めました。
今シーズン「初」の本格的岩場にちょっとドキドキ。
前の人と十分に距離を空けて進みます。
問題なくカミナリ岩を越えて、雨乞岩を通過し、「胎内岩」の前まできました。
せっかくの単独だし、3回目の乾徳山なんだから、こういう岩の前で岩についてもっとユックリ見て、写真を取ればいいのに…
胎内岩の前で休憩している20名以上の団体さんの何見てんのよ!オーラに負けました…。
帰宅後調べてみると、この胎内岩の中へ入って見ることもできたんですって…。
入れっこないと思ってスルーしたのが…くやしい〜!
そのまま進むと、ちょっと脚をエイッ!と持ち上げないと駄目な感じの岩場も出始めて…
ほんと、こんな時足の短い自分が恨めしいわ!
で、岩々祭りを越えた先には…ごく普通の上り道が再び現れる。
岩でテンションが上がっていたところに、平凡な登山道って…
う〜ん…なんて言うんだろう…あ!連続ドラマの中だるみと一緒の感覚〜?
とは言いつつ、延々と登ってきたのでチョットは休憩したくなるのがホントのところ。
周りを見ればバーナーを出して、しっかりランチタイムの方もちらほら…。
と思いながら歩いていると、何やらザワザワした空気がしてきた。
そう!最後にて最大の岩場&鎖場の凰岩!の登場だ!
バーン!とそびえ立つその姿と、ズラ〜と並ぶ、凰岩を上るための待ちの登山者の列にちょっと弱気になる…そんな時に目に入るのが…そう
迂回路…う〜ん迂回路は…ちょっと悔しい。
ちなみに、並びつつ心を迷わせいると…迂回路経由で山頂から戻って来た男の子が
うわ〜!僕たちが登った10分ほど前よりメッチャ並んでる!
ですって!
この岩場、見た目は難しそうですが…初心者の私も登れた岩場。
なのに、ちょっとドキドキしちゃうの…
素直に岩場におののいているだけ。
え?昨年大キレットやジャンダルムも通ったでしょ?
って、思われるかもしれませんが…
この岩場渋滞に並んでいる途中で、ふと足元を見れば「凰岩」の看板が…
あ〜初めて知りました。
てか何で足元?もっと見える場所に設置してくれてもいいのに〜。
並んでいる間に考えていたことは…
さて、凰岩をどう登ろうか?
私は考えすぎると悩みが渦巻くタイプ…あまり考えずに行った方がうまくいくケースが多いのですが…。
待ちながら登っていく人の上り方を見ているウチにああでもない、こーでもないと悩むわ〜。
で、いよいよ来た自分の番!
えっとよくわからない内に上りきった。
まあね…まあ、いつもそう。
登っている途中からも写真を撮りたかったけど、順番待ちの人たちの視線が気になり…そそくさと上りきってしまった。
で、乗り切った先が…乾徳山山頂!
2010年、2011年と登り…それから7年ぶりぐらいに訪れた乾徳山山頂は
何も変わってない…それって自然界ではスゴイことですよね!
乾徳山は山頂は広い山頂ではないし、場所も土ではなく岩の上を転ばないように気を張って歩くので山頂とはいえど気が抜けない。
でも、見晴らしは最高!
周りの山々が世〜〜〜〜く見える!
山頂の看板の端っこにいるキツネちゃんがカワイイ。
多分あそこに見える山が金峰山だよね?
…
………
…………
と、いつまでも余韻に浸りたいところですが、岩だらけで狭い乾徳山山頂。いつまでも居るわけにはいかない。
お昼を食べるにはちょっと落ち着かないので、場所をちょっと移動してから食べよう。
とりあえず水のタルへ移動することに…
山頂から水のタルへの道のりも岩場とそれに伴う段差で移動が大変…。
前を歩いているカップルの後ろをあんまり考えずに歩いていたら…
自分たちは水のタルじゃなくってソコの岩場なんで
と言われる始末…。
ダメですね…前の人につられて歩くの…(^_^;)
こうして三度目の乾徳山も良い条件下で山頂へたどり着くコトができました。
だが、だが…乾徳山…。
私にとってのトラブルは下山時に発生しました。
まあ、トラブルは下山時に多いって言うしね〜。
その続きは…次回「単独登山者多し?乾徳山をグルっと周回(3/3)道満尾根を経由して下山」へ続きます。