涸沢ヒュッテの朝を楽しむ
ほぼ、眠れないまま…朝ごはんの時間がやってきた。
食堂に向かう廊下にも毛布一枚にくるまった人がアッチコッチに…。
さて、2007年版の朝ごはんはコチラ!
そして…朝のトイレ渋滞も半端なかった!
モルゲンロートを見たかった友人ですが、トイレが我慢できず…私にカメラを託し
お願い!いい写真を撮っておいて!
カメラを託された。
で…私…考え込む。
目の前にあるのは、昨日からある涸沢カールだ。
ほら〜…登山に興味がなかったからモルゲンロートとか知らないし…。
しかも…せっかくの紅葉時期の三連休に来たのに…この年、全然紅葉ないじゃん!
いい写真って言われても何を撮ればいいのやら…と途方に暮れ…近くいたカメラと三脚を持つオジサマに
と、聞く始末。
眼の前に広がるコレだよコレ〜!
オジサマが指を指したのは、なんとな〜く色づいてきた涸沢カール。
ということで、これらの写真を頑張って撮ったけど…友人は満足してくれたかしら?
こうやって、11年前を思い出しながら書いていると…こんなに登山に興味がなかったのに…今となっては1人でいそいそ登山へ行くようになっている自分に良い意味で笑っちゃう。
今、登山にハマっている自分がけっこう好きだしね。
しかし…テント!
テントの数も半端ないですね〜!
この時は紅葉はないが…10月の3連休の涸沢カール。
今混まなくて、いつ混むの?
の時期ですものね!
でも、昨今の山ブームや山ガールブームが来たのはこれから数年後…。
きっとその頃の涸沢テントは更に…凄いことになっていたのでしょうね…。
想像するだけで…恐ろしい。
北穂高岳を目指す
さて、朝日が昇りきったので北穂高岳を目指しました。
ええと…登ったことは覚えているのですが…ルートなどについては全く覚えていません!
ホント、我ながら覚えておけよ〜!思うんですが…
2時間ほどかけて山頂についたのに…勿体無い…。
登っている途中で見下ろした涸沢ヒュッテのテント場。
これだけで何張りあるのかしら?
こんなハシゴも上ったようなんですが…記憶にない。
全体的にゴツゴツした道でしたが…登るのに困難を感じた場所は、穂高地域としては…さほどなかったはずです。
だって、この時バリバリの初心者の私が上ったんですから。
そして…たどり着いた北穂高岳山頂!
この時は天気にも恵まれ…
奥穂高方面も
槍ヶ岳方面もバッチリ!
けどね…この時の私は…槍ヶ岳を知らない。
今だったら、大キレットや遠くに見える槍ヶ岳を見て興奮するのがアタリマエ!になっていますが、この時の私はなーんにも思ってなかったと思う。
だから、だからね…ここに来ればみんな絶対感動する!っていう説はないと思っています。
当時の無感動心と、現在の感動心。両方を経験している私は、そう思うんだ。
北穂高岳山頂で一番覚えているコトは北穂高小屋の立地を見て半端ねぇ場所に建てられているな…とこの北穂高小屋の名物は豚の生姜焼きってコト。
こうして、北穂高岳山頂を満喫し、その日は横尾まで下山して、横尾山荘泊。
ここも友人が予約しておいてくれたおかげで快適な個室!
横尾山荘での2007年版の晩ごはんはコチラ!
そして2007年版の朝ごはんはコチラ!
いやあ…食事は全部写真を撮る!ポリシーの仲間がいてくれたおかげで、今回の記事は食事写真もつけられました。
こうして、2007年の写真を見つけて当時の登山を思い出していると…今より11才若かったくせに
1日目は上高地〜涸沢ヒュッテで1泊
2日涸沢ヒュッテ〜北穂高岳〜横尾山荘で1泊
3日横尾山荘〜上高地で下山
という、超リッチコースだったんですね〜!
この時一緒に登ったメンバーとは今や音信不通となりましたが…今の私の登山の土台として今も記憶の中にチョコチョコ現れてくれます。
チョット苦手だった涸沢…でも2018年10月の閑散期に行ってみたら…ほどほどの登山量で素晴らしい場所へたどり着け、紅葉が終わって小屋締め間近の涸沢カールは静かな空間ですっかり気に入りました!
以上で2007年の涸沢ヒュッテでの思い出は終わります。
山レポというよりは完全に思い出でしたね。
お付き合いくださりありがとうございました!