そろそろ夏山シーズン→行くぞ北アルプス!→でてきたぞ岩場に鎖場!…ちょっとその前に初心に戻って岩場・鎖場の歩き方を振り返ってみることにしました。
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まずは周囲の安全確認!
岩場を目にしたら、周囲の安全確認をします。
1本の鎖に対して1人ずつ取り付くのがルール。
誰かが鎖を使っていたら登り・下り切るまで待ちましょう。譲り合い精神が大切だよね。
私は待っている間に鎖場を見て、どのルートを通ろうか?と考えたりしています。
また、混んでいて待っても待っても通過できない場合は周囲への「鎖場通ります〜!」などの声かけもします。
岩をしっかり掴む!
岩場を行くときは手で岩をしっかり掴みましょう。え?鎖じゃないの?って思われるかもしれませんが…
眼の前に鎖
目の前にしっかりホールドできる岩があったら…
岩です。
岩場は湿ってるし、鎖を掴むと手を挟んで怪我しそうだから…岩場通過時はグローブを…と私は思っていましたが、岩場ではグローブをしないほうが良いという説もあります。
その理由は
素手で岩を掴んだ方が感覚が取りやすい
グローブをつけると指先の感覚が鈍くなる
からだそうです。
う〜ん理由は納得。でも…私はつけちゃってます。
やはり手を傷つけたくないし、なにか得体のしれないものを触ってしまってパニックになるのが怖いというのもあります。
実際…緑の小毛虫たちやナメクジを触った時…びびりましたもの。
パニックになって転ばなくって良かった。
以上のことからグローブをつけるかつけないかは…正直アナタ次第って感じで捉えています。
ただ、グローブをつける場合はグリップ力が高い、ちょっと薄手のグローブにしています。
3点支持(3点確保)は分かるよね?
三点支持が岩場を登る際の基本姿勢です。
このブログでも幾度かネタにしてきました。
左手、左足、右手、右足の四肢のうち三肢は岩に対して身体を支えている状態を保ちながら
自由になる残り一肢を手がかり、足がかりになる岩の突起や割れ目に向けて動かして登っていく方法です。
今回、gif動画も作って見ました。
イマイチピンとこない?そうねえ…はしごを登る感じでいかがかしら?
特に足場は安定できる場所に置きたいですね、だって腕の力だけで自分とザックを支えられないでしょう。
足場に対してできるだけ垂直に足を置き、しっかり支えましょう。
また、この移動の時に
と、移動距離を欲張らないように。
体が不自然に伸びると、三点支持のバランスが崩れやすい。
岩場をさっさか登っても、我々一般趣味登山者には何のメリットもありません。
安全第一が一番です。
あと、前後に人が並んでいると焦るよね〜
岩場すれ違い渋滞に時折「こっちはずっと待ってんだ!」と怒っているパーティーのジジイを見かけるときがありますが
…なんでしょうねアレ。私も同じぐらい待っていますが…ずっとではない。
私は待っている時に鎖場を通過している人に対して「ゆっくりでイイですよ〜!」と言ってくれる人が好き
鎖に頼り過ぎないで!
鎖場待ちをしていると、時折めちゃくちゃ鎖に頼って腕の力で登っている人を見かけます。
とある山で見たパーティーは鎖にしっかり捕まって登れ!と鎖場を怖がる仲間を叱咤激励していましたが…
え?それダメなんじゃない?
個人的には鎖場のクサリに対しては、万が一バランスを崩してしまった時に助けてもらう存在と思い、
手を添えるようにして、基本は自分の脚で上るようにしています。
岩場は上りよりも下りが怖い
私は岩場・鎖場は下りの方が怖いです。
何が怖いって…
そんな恐怖ゾーンを見下ろしながら下るんですもの。
しかも場所によっては下ってく私を追いかけるようにコロコロと浮石が転がってくるので、それに足を取られそうで怖い。
なので、私がちょっと手こずる岩場を降りる時は
素直に腰を下ろし、足場を探す。
足を下方に伸ばして、安定した場所に着地してから降りる。
もう、そんなんでは歯が立たない岩場の場合は
これ…未経験だと、進行方向が見えなくて怖い〜!となるようですが…
この体勢のほうがしっかりと岩に張り付くことができるので、私は安心です。
また、降りる時も
歩幅は小さく
脚と足裏でしっかりと足場を確保してから降りる
ようにしています。…と言いつつ〜下りは気が緩みがちなので、岩場を降りている途中ズルッと尻もち…数々やっています。
そう、油断大敵です。
まとめ
私にとって登山人生初のビックな鎖場・岩場は赤岳から横岳の岩場だったかな?
私は楽しく通過できたけれど、一緒の友人は怖い怖いと言ってなかなか進めなかった思い出があります。
私は初めて会ったその日から鎖場・岩場が大好きになってしまいましたが、人によっては難所になるんですよね〜。
とはいえ、私もあの頃から年を取り…持久力やバランス能力も年々落ちていているのは事実…。
昔は余裕だったからと高をくくらず、バランス感覚や足腰の筋力の維持に努めたいと思います。