シーズン初のテント泊、ザックの重みにヘロヘロになりました。そのザックから開放され、針ノ木岳と蓮華岳を楽しく巡った思い出です。針ノ木テント泊レポ、今回で終わらせる為、写真がかなり多く…容量が重たい記事となりました。ご容赦くださいませ。
ブログランキングにも参加しています。左が人気ブログランキング、右がにほんブログ村です。押していただけるととても嬉しいです。
記事一覧
ー 大雪渓に高山植物!見どころ満載の針ノ木エリアでテント泊(1)
ー 大雪渓に高山植物!見どころ満載の針ノ木エリアでテント泊(2)
INDEX
ー 針ノ木岳へ向かう
ー 針ノ木岳を満喫する
ー 針ノ木小屋のテント場を楽しむ
ー 蓮華岳を登る
ー 針ノ木小屋から扇沢駅へ下山
01針ノ木岳へ向かう
針ノ木小屋で針ノ木岳、蓮華岳どちらに行こうか地図を見ながら考える。
どちらも針ノ木小屋から所領時間が1時間と同じ条件で悩む…ここまで登ってきたおかげで身体は疲れており、できれば楽な方を本日にしたいのだ。
スマホで確認した天気予報によると、明日の昼までは天気は持ちそう。なのでどっちに行ってもいいんだけども…今晩、明日の朝、一体何があるかわからない…そうしたら、明日は登れなくなることだってあるかもしれない。やはりここは針ノ木小屋と名前が密密な針ノ木岳へ向かうことにした。
針ノ木小屋を出て左手が針ノ木岳へ向かう道になります。
整備された、ゆるい上りを歩く。
ちょっと登って振り返れば、針ノ木岳が自分のテントが上から望めます。
標高は2500mを超えているのだが、日差しのおかげで暑い…。
疲労も合い重なって、ちょっとした登りがシンドイ。
登山道のすぐ脇には残雪があちらこちらに塊となってある。
ここまで登ってきた暑さが身体から引かず…どうにもこうにも暑いので
雪に触って手を冷やしては首元を触って身体を冷やす。
持っていたタオルにも雪を包み、身体を冷やしながら先を進むが…
再びガスがむくむくと現れてきてちょっと不安な気持にさせられます…。
針ノ木小屋から針ノ木岳まで60分。すぐに着くと思っていたので、雨具関連を持ってきていないのだ。
装備しているのは水と食料だけ。
ガレ場になってきても道が整備されている。
進む方角に雪渓が見えてきた。
どうしよう?
とりあえず近くまで行って渡れないようなら…あきらめようと決めて雪渓のとりつきまで行ってみることに…
近くまできたら、雪渓には足場が切られてつくってあり、ツボ足のままでも歩けそうだ。
もちろん、谷側に落ちたら…悲惨なことになるのはわかっているので、いつも以上に用心して歩き出す。
この雪渓、わずかな距離なんですが…相当ドキドキしながら渡り終えました。
そして、渡り終えた場所は岩場…。
エッチラオッチラ登る。これってテント泊装備だったら相当大変なんじゃないかしら?
周りがどんどんガスっていくので、どうにもこうにも不安だ。
看板が設置されているが、残り時間が分からない。
進む先に見えている針ノ木岳は近づきそうで近づかない…。
たいした距離でもないし、コースタイム通りに歩けているので時間もかかっていないのに、まだ〜?まだ〜?と思うのは…多分体がすごく疲れているんだろう。
あ〜しんど!を幾度か心の中でつぶやいているうちに、ようやく針ノ木岳山頂に着きました!
針ノ木小屋から1時間。コースタイムピッタリです。
02針ノ木岳を満喫する
針ノ木岳山頂からはこの先につづくスバリ岳やその先に続いていく稜線や
扇沢からトロリーバスを使って行った先にある黒部ダムが眼下に見れる。
ただ残念なことに…到着時は雲に追われてモヤモヤした中での山頂満喫となった。
ああ、この雲どっか行ってくんないかな〜?って思うのだが、雲はドンドン濃くなる…。
テント場に帰ってもやることもないので、こちらで思う存分ぼ〜〜っとしていたかったのだが、天候が崩れるのが怖かったので早々に針ノ木岳を後にすることにした。
先ほど渡った、雪渓の場所まで戻ってきたら針ノ木小屋の方々が足場を作っている現場に遭遇した。
あぁ…こういう手間をかけてくれているから、私でも歩けたんだと感謝。
帰り道も振り返って針ノ木岳を何度も見ますが…雲が取れませんね…。
また、幾度も残雪を触りながら帰ってきた。
なかなか身体内の熱が冷めないのです。
03針ノ木小屋のテント場を楽しむ
針ノ木小屋まで戻ってくれば、本日の行動予定は終了なのでビール発泡酒500mlを購入。650円!缶ビールも350mlで650円だったのですが…私は質より量な人なので…。
ビールを飲み始めた頃は青空だったのに、飲み終わった頃にすごいガス!
そしてすぐ晴れる。
本当に山の天気はコロコロ変わるもんだと感心しながら小屋の前にあるベンチで空を見続ける…が
えっと、今朝は朝にコンビニで売ってた3つ1組のサンドイッチとオニギリ1個、行動中にオニギリ1個とグミ。それだけ。
ええ!それだけなんですよ!お腹もすきますよね!
でもね…それだけなのに全く痩せない自分の身体に時折り殺意を覚えます…。
テント場に戻り、食材を出して調理することに…
山に来ると疲れているせいか酸っぱいものが食べたくなありませんか?
晩ごはんは私の最近のお気に入りのカルディの酸辣湯スープ。これ、かな〜り酸っぱいですよ!それにお餅そして肉を突っ込む…いつも、そんな簡素なご飯です。
だから私の山レポには食べ物ネタが少ないんですよ…フフ。
ご飯が終わったら針ノ木小屋で水を購入。1L200円です。
また、テント場のトイレは山小屋とテント場の中間にありました。
ポットン式だが、キレイに管理されているので長居をしても抵抗はない。
混みますよと言われていた、テント場だが未だテントは6張りのみ…時間はもう18時過ぎのなんですが…この後来るのだろうか?
まぁいいや…と思いながら、19時には眠りにつく。
…11時ぐらいに一度目が覚める、がすぐにまた寝る。
ゴー
ビュウビュウ
ビュー
夜中2時ごろ風の音で目が覚めた。
さして強くもない風なのだが、ひとりテント泊が久々なのでほんのちょっぴり不安になる。
と、再び眠りにつけた。
燕岳での初めてのテント泊の頃に比べたら、随分ふてぶてしくなったもんですよね…。
3時半に再び目が覚めたが、周りのテントから人が動いている気配がないので再び眠る…。
4時過ぎになってサスガに眠れなくなったので起きることに。
だって既に9時間以上寝ているんだもの。
コーヒーを飲み、朝食を作り始めると周りがすっかり明るくなっている。
昨日は見れなかった槍ヶ岳が見える。
ほんと、今日の午後からお天気が崩れるなんて思えないほどの綺麗な雲!
今テント場で朝ごはんを食べながら槍ヶ岳を見る。
朝ごはんも昨晩と代わり映えのしない…中華麺と餅と肉…。いいの、帰ったら美味しいものをガッツリ食べるんだから!
食べ終わる頃にはテントから出てきた人が次々と撤収を始めている…私はこのままテントを張ったまま蓮華岳へ向かうことにした。
蓮華岳から帰ってきた頃にはテントにびっしりついた結露も乾いているだろう。
あ、そうそう…テント場のテントの数ですが…昨夜寝る前に確認したが数よりも…さっさと旅だった人もいて、減っていました。
30張り…っていったいなんだったんだろう?