大雪渓に高山植物!見どころ満載の針ノ木エリアでテント泊(3)

目次

04蓮華岳を登る

地図針ノ木小屋から蓮華岳

06時00分針ノ木小屋から出発

蓮華岳を登る

針ノ木小屋右手から始まる蓮華岳の上りは急登だ。
登り始めて、すぐに12人以上の団体さんに追いついてしまったが…快く道を譲ってくれる方々で出だしから爽やか気分。

蓮華岳の上りが急登

最初の急登を終えたら…すぐにこの風景!

最初のピークを上り終わった場所からの景色

有名な山々に囲まれていてどこを見ても楽しい。

遠くの山もよく見える

進むべき道も空に向かって歩いて行く感じで楽しい。

山々がきれいに見る

振り返れば、昨日は雲におおわれてはっきり見えなかった針ノ木岳が見える!

向かいの針ノ木岳もよく見る

右手には常に槍ヶ岳が見え、飽きることない道が進む。

進む方向も晴れ渡っている

しかも、高山植物が一番咲き誇るらしい?7月のおかげかやたらに咲いていた。

道の脇にお花畑

ただただ、素晴らしい天気が広がっている。

蓮華岳の道はわかりやすい

しっかり寝て、しかも空身だと歩みも早い、途中でテント泊の方2人が苦しそうに歩いてる…うんうん、わかるわかる…私も数時間後、同じ苦しみを味わいます。

空に向かって歩く感じ

空と山の風景にウットリ。

たまたま撮れた山のシルエットと空の写真

快調なペースで蓮華岳山頂へ着きました。

06時45分蓮華岳山頂に到着

蓮華岳山頂の社
さすが、空身!テント泊ザックの重みのない身体は軽く、60分のコースタイムを45分で歩けちゃった。

蓮華岳山頂の三角点

蓮華岳山頂には誰もいなく、贅沢にも1人で山頂を満喫できた。

蓮華岳山頂に着いた誰もいない

なんて開放感あふれる山頂でしょう。

360度で見える山

蓮華岳山頂の端っこに行けば下の町並みが望める。

蓮華岳から見える街並み

この先の尾根もまだまだ歩いていけるのに、歩いて行きたいのに、なんで天気が崩れるんだよ。

どこまでも歩いていけそうな尾根

このままもうちょっと蓮華岳に居たかったが、テント撤収、テントで下山を考えると時間の余裕はいくらあっても足りないので帰ることに。

蓮華岳から帰還する

次に登ってくる人がいる。今ならあなた達の独占山頂ですよ〜。

名残惜しい蓮華岳

帰り道もずっと楽しい、だってどこを見ても山なのだ。

本当に歩きやすい道

道のアチラコチラに高山植物が咲いている。

道のあちらこちらに咲いている花

あちらこちらに高山植物が咲き乱れていて…きっと花好きには贅沢の山なんだろう。

開放感のある山

途中ですれ違ったおじさんに「こまくさがいっぱい咲いているね〜」と言われた。
…実は私、高山植物を全く知らないのだ。
さっき見た白い花かなぁ?黄色い花かな?まぁよくわからないけど…花がいっぱい咲いていたので、そのうちのどれかだと思い

はい!いっぱい咲いていました!

笑顔のイラスト

そう答えました。
帰宅後…ちゃんと調べましたよ!
これがこまくさなんですね。

たぶんこれがコマクサ

こまくさ覚えました!

おじさん…あの時適当なこと言ってごめんなさい。


この投稿をした後に教えて頂きましたが…どうやら私…間違っていたようです…!
このお花…コマクサじゃなかったー!がーん!
ええと…イワカガミというお花らしいです…ううう(T_T)やはり花の道は難しい…
教えて下さった方々、ありがとうございます!


右のお花畑を見ながら歩く

その後も贅沢なお花畑の道は続く…

山に向かって歩くお花畑の道

なんか、私…今回の登山でちょっと高山植物を好きになってきたかもしれない…?
嫌いではないですよ!もちろん!!!ただ、今まではあまり興味がなく…ゴニョゴニョ…。

その後、すれ違った団体グループの最後尾の人とちょっと会話をする。
彼女らも天候が崩れる予報を知っていて、やはり今日で下山とのこと。
天気崩れるの怖いもんね、お互い気をつけて下山しましょうと会話しあって別れる。

大満足の蓮華岳

さぁ!あともうちょっとで針ノ木小屋に着いてしまいます。
楽しかった雲上歩きもココまでか。

だんだん雲が出てきた

最後のピークから針ノ木小屋が見下ろせます。
テント場のテントも…ほぼない…。

針ノ木小屋を見下ろす

急登だった道なの下りも急坂…転ばないよう、気をつけて下ります。

針ノ木小屋に戻ってきた

そして‥針ノ木小屋まで戻ってきました。

05針ノ木小屋から扇沢駅へ下山

地図針ノ木小屋から扇沢
テント場まで戻ってみれば、張ってあるテントは私のテントともう1張りのみになっていた。
他の方々は扇沢へ下山したのか?それともどこか別の山へ行ってしまったのだろうか?

針ノ木小屋のテント場

テントを撤収してパッキングする。
すべての道具を詰め込んだテントは…重たい。
昨日より絶対重いんじゃない? ソレって疲れのせい?それとも私の汗が染みこんでいるせい?

パッキング終了

ゴミ・忘れ物や落とし物などしていないのかを再度チェックして…

テントを回収した後

針ノ木小屋に別れをつげた。

08時31分下山開始

針ノ木小屋から別れをつげる

針ノ木峠から見下ろす下りは、登りの時に苦しめられたつづら折りの急登…。
滑らないよう、石を落とさないよう気をつけて下り始める。

登ってきたつづら折りを下る

針ノ木大雪渓まで降りてきた。
アイゼンを装着して雪渓を降りるが…普段とは違う足使いなので、明日以降絶対に筋肉痛がひどくなるのが予想される。

針ノ木大雪渓を下る

昨日より圧倒的に登りの人が多い、針ノ木大雪渓を降りきりました…。
怪我なくトラブルなく、初めての大雪渓を登り・降りができてよかったです。

針ノ木大雪渓を無事下りきった

その後も快調に下り続けて大沢小屋。
熊発見情報は未だ貼ってある。

大沢小屋まで戻ってきた

その後も、ひたすら下るが、疲れと重みと…それ以上の暑さにへたる…。
もう、早く扇沢駅に着きたい…!

沢まで降ってきたら相当疲れている

針ノ木遊歩道の入り口まで来れば少し心が落ち着ついた…この先も長いけどね。

針ノ木遊歩道まで戻ってきた

山が見える、開けた沢を歩く度に山を振り返ったが、その都度どんどん山に雲がかかっていくようだ。

山頂はけっこう雲が出てきている

11時08分針ノ木登山口到着

登山道入り口まで帰ってきた
疲労と重たさで疲れた足をノソノソと引きずりながらようやく登山口まで戻ってきました。

帰りバスは14時58分に「信濃大町」から出発する高速バス。
その時間まで、まだ3時間もあるので、バスに乗って途中駅にある「大町温泉郷」にあるお風呂に入ってから新宿に帰ることに。
扇沢駅でバスのチケットを購入する時に、お風呂の割引券がカウンターに置いてあるので受付の方にお願いして1枚頂きました。

薬師の湯の割引券

大町温泉郷にある「薬師の湯」は大型温泉施設なので、信濃大町を15時近く出発するバスの時間までお風呂に入ったり、ボーッとしたりして時間つぶせます。

薬師の湯に入る

飲食もできるし、休憩場所も広いのでとてもくつろげます。
ただ…コチラの休憩場で大宴会をしているおじさんおばさん登山グループがいた…。すごいウルサイ…ああゆうのってどうなんでしょうね?

普段から利用している人にとってはいい迷惑だよな…せめて個室を取ればいいのに

座って怒っているイラスト

お風呂を終えて、再びバスに乗り15分ほどで信濃大町へ到着。
15時に出発した新宿駅行き高速バスは渋滞に巻き込まれることもなく、中央道を進む。
今日は土曜日だし、何のトラブルもなくすんなりバスは進み、新宿に帰れると思ったら…事故があり、1時間半以上の遅れで帰ることになった。

針ノ木岳は100名山には入っていないし、蓮華岳は300名山。
なので富士山や槍ヶ岳、燕岳のように誰かに話しても「あーあそこね!」と言ってもらえることは少ないかもしれないが、大雪渓に高山植物と見どころがギュッとまとめられたとても良い山だと思う。
高山植物に興味がない私でもあの花の多さはとても楽しかった。
また、公共機関を利用する私のような登山者にとってトイレ水場がある上に、バスも多数出ている扇沢駅と言う立地はとてもありがたいです。

ただ、大雪渓歩きは雪が豊富な時でないと歩きづらい上に落石や落とし穴が起こりやすいらしく危険だし、高山植物も咲いている時期を見計らっていかないと…見れないよね?そこのトコ狙って行きましょう。
また、私は平日の金曜日に行ったのですが、休日のテント場は混むそうです。

以上で2017年シーズン初のテント泊の思い出「針ノ木岳・蓮華岳」のレポはオシマイです。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。


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