大菩薩嶺から下山することにしましょう。下山ルートには有名な大菩薩峠があるんだよね〜。これから先も楽しみだ!……アレレ?
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雷岩から福ちゃん荘まで
オニギリ休憩している間にも…更に混んできた雷岩エリア
なんだか落ち着かないわ…さっさと下山しよう!
12時10分下山開始
下山を開始する前に山頂から大菩薩湖を見下ろす。
私はどの山でも下山の時に考える…
山をいくつ登っても…いつも弱気です。
眼下には人が続々登ってくる登山道がある。そこを下る。
出だしはチョット急。
下山方向からみて左手の丘の斜度が…雪が降ったらいい感じの斜度ね。
でも、パウダーだとスキー板は止まっちゃうなぁ…なんて事を思いつつ…下っている。
スキーでは物足りない斜度でも、歩くとなると…やはり急だ。
しかもザレているので、足が石車にのって転びやすい。
目の前に広がる風景に気をとられると…
ズルっ
っと、滑る滑る。
ヨチヨチ横足歩きで下りました。
私が(うっかり)選択した大菩薩嶺の唐松尾根は下りに自信がない方は登りで使ったほうがいいかも。
登りに使うと、斜度が急めでシンドいかもしれないけど、下りで転ぶよりはずっとイイ。
ザレた道が終わると、次は土の道がメイン。
ここらになると斜度も落ち着いてくる。
登りは遅いが、下りは標準スピート+αで歩けていたと思うので、次の目的地賽の河原はどこだろう?って思いながら進む。
賽の河原…賽の河原はね…私が今歩いている唐松尾根上にはない
が…この時の私はその事に…気がついてなかった…!
ぐんぐん下っていくと、途中で大人数パーティが登ってきた。
道を譲って待つが…
列が途切れない…。
道を譲る時、相手の人数を数えたりするのですが…
途中で数えられなくなったぐらいよ。
ああいう大人数パーティって…何かのツアーなのかしら?
みんな無言で、友達同士って感じじゃなかったし。
さて、その後も進めど進めど…賽の河原は現れない。
んで、やっと見えた石。
え…これがもしかして…賽の河原?
って思い地図を確認。
ガガーン!
ここ(唐松尾根)は私が今回の登山計画で考えていたコースじゃない!
私の本来の計画は雷岩〜賽の河原〜大菩薩峠〜福ちゃん荘だったのですが、雷岩から唐松尾根方向へ行ってしまったんですよ…!
下の地図を見て
本来は水色の線が今回歩こうと思っていた道ですが赤い道を通って来ちゃったんですよ。
雷岩から下山を開始した時、人が登ってくる道を「コッチだ」って思い込んで進み。
調子よく下山してたおかげで地図も確認せずに降りてきちゃった…その結果です…。
道を間違えたら…間違えた場所まで戻るのが登山の基本!
そ…それは分かっちゃいるが…
この先の道が福ちゃん荘へ続いてるコトが明確。
今くだってきた唐松尾根を登り返す。
そう思うのが、人間よね?
ってことで…そのまま進んじゃいました。
このブログで「道を間違えたら、来た道を引き返せ!」を何度も書いていましたが…実際自分がその立場になると…引き返せないものですね…。
今回は大菩薩嶺だったから、こういうミスでも何とかなりましたが…これが…北アルプスの奥深くでやっていたらと思うとゾッとします。
ううう…出発前のルート確認を「まぁ、大菩薩嶺だから」でちゃんとしなかったせいですね。
今後は出発前にルート確認は、「どんな山でもちゃんとやろう!」そう思って歩き出す。
気持ちは初心者にリセット。
ゆっくり歩くし、道も譲るわ。
時間はもうすぐ午後13時だけど、登ってくる人は多い多い。
上日川峠からなら雷岩まで1時間で登れる唐松尾根コースだもん…。
午後からでも登山だホイ!って方、多いよね!
こうしてチョットしょんぼりしながら歩くと…ああ!見えて来たよ!
福ちゃん荘!
12時48分福ちゃん荘に到着
これで登山道は終了だ!
福ちゃん荘から上日川峠、そして甲府大和駅へ
名前がカワイイ「福ちゃん荘」。
買うものはなかったので外観だけ写真に撮りました。
食べ物やお土産物など…色々あるみたいだけど…
今の御時世は用がないなら立ちいってはならぬ。
福ちゃん荘の直ぐ側にはトイレと看板があった。
その看板には大菩薩嶺の案内図イラストが。
ああ、この看板を見れば見るほど…大菩薩峠へ行きたかった…。
今から45分歩けば大菩薩峠まで行ける?行っちゃう?って悩んで見ていると
「唐松尾根と表登山道どっちから行ったらいいですか?」
って、突然聞かれたわ。
見れば歩くのがしんどそうな高齢な男性と付添っぽい壮年の男性。
私は表登山道は歩いていないからわからないです。
ただ、唐松尾根の下りは転びそうでドキドキしました。
そうとしか答えられなかった。この回答でいいかな?
表登山道方面を見ると…人がいっぱい。
帰ろう、帰ろう!
福ちゃん荘から先は遊歩道モード。
途中にあった分岐点、その看板を見れば
あら!私が数時間前に居た裂石方面へ進む道ね。
でも私は上日川峠へ進む。
だって今回は縦走登山だから。
裂石へ戻っていたら、周回登山だよね。
福ちゃん荘〜上日川峠への林道には車道が並走してた。
車道側を歩く方もチラホラ。
福ちゃん荘〜上日川峠間はゆる〜いアップダウンはあれど、歩きやすく自然を親しめる遊歩道でした。
こうして、たらたら歩いていると…見えてきた、聞こえてきた。
建物にバスに人のざわめき。
13時7分大菩薩嶺に到着
雷岩から1時間ほどで下山し無事、登山を終えました。
登りは裂石側から上ったから長く感じたけど、全体的行程を考えたら
時間も、体力的にも景観てきにもちょうどよい登山でした。
上日川峠でバスを1時間近く待った…。
1時間も待つなら……福ちゃん荘でもっとゆっくりしておけばよかった…
って、思うが、後の祭り。
帰りは上日川峠からバスに乗って甲斐大和駅まで移動。
1時間ぐらい乗ります。長いです。
甲斐大和駅にはゴミは持ち帰ろう張り紙があったよ。
んだ!ゴミは家で捨てよう。
行きに降りた「塩山駅」に比べると…こじんまりした駅ですね。
この駅から歩いて5分ほどの場所にコンビニがあったので、そこで飲み物などを買って電車を待つ。
こうして約半年ぶりのアクセス含めての完全・一人登山を終えました。
登っている時はしんどかったけど…
私の選んだコースは大菩薩嶺としては人気コースではなかったので…。
次回大菩薩嶺へ行くときは人気コースを歩いてみたいと思います。
以上で、大菩薩嶺のレポを終わります。
お付き合い頂きありがとうございました!